みなさんこんにちは
海外投資のGIA長谷川です^ ^
前回は
2014年に勃発した
クリミア危機をご紹介しました。
vol.6【突如走った激震!日本と全然違う国ロシア】
https://academy-global-investment.com/staffblog/vol6/
今回は
その後から2019年の現在までを
ぐいっと取り上げていきます。
2014年7月
欧米による経済制裁と
原油価格の下落が重なり、
ルーブルの価格が急落しました。
2014年7月
最高値1ドル=35.9ルーブルから
2014年12月には
最安値1ドル=50.4ルーブルです。
前々回で取り上げた
2008年8月からの5ヶ月間の
急落幅をガツっと超えるものでした(汗
外貨準備の取り崩しも
2014年の1年間で
120000ミリオンドル。
前回2008年の頃と
同じ勢いでの買い支えです。
▼外貨準備高:ミリオンUSD
ロシアは2005年から
通貨バスケット制を導入し、
利上げや
外貨準備による買い支えなどで
ルーブルの安定を図ってきましたが、
この2014年の場合は、
欧米による経済制裁や
原油価格の下落など、
ロシアではコントロールできない
深刻な下落要因が重なり、
中央銀行は
2014年11月10日
9年間続いた通貨バスケット制を
遂に廃止することを発表しました。
この発表から一時
3%の上昇など見せる場面もありましたが、
その後も下落は止まらず、
中央銀行は12月、
政策金利を+7.5%の、
17%に一気に引き上げます。
アメリカでは
ほんの0.数%上げるだけで、
「FRB議長を首だw」なんて
言われてしまうのにですよ(汗
アメリカとロシアは違いますから
真面目に比べているわけではないのですが、
何を申し上げたかったというと、
それだけ緊迫した状態だったということです。
ルーブルの急落に伴い
輸入品の価格は上昇し、
インフレ率がぐいぐい上がることになりました。
2013年前年比+6.8%
2014年12月+11.4%です。
▼インフレ率
2015年に入ると
原油価格が一時回復したことで、
ルーブル安も一旦落ち着きを見せ、
政策金利も
ピークの17%から
11%に利下げされました。
これで一安心。
と思いきや(汗
2015年6月から
原油価格がまたもや下落に転じ、
ルーブルの下落も再開。
両下落が落ち着くのは
2016年に入ってのことでした。
2014年から2年間にも及ぶ
ルーブル安や
急速な利上げによって
続くインフレ・・
原油価格下落のあおりを受けて
実質賃金の低下、
個人消費の落ち込み等・・
ロシアのGDP成長率は
2015年~2016年第3Qまで
マイナス成長になりました。
政策金利も
少しずつ利下げに舵を取り始め
2018年7月には7.25%。
2019年2月8日
最新の金利では
7.75%となっています。
ロシアが生まれた
1991年12月25日から数えると、
明日の
2019年2月25日で
27年と2ヶ月。
記事をご覧いただいている
投資家の皆さんの多くが
ロシアより先輩なのではないかと思います。
ロシアの歴史は
まだまだ短いように感じますが、
これまで5回に渡って書いたように、
本当に波乱の歴史ですね。
今回の記事で、
ロシアの全体的な流れが
見えてきたのではないかと思います。
次回からは
ロシアに投資をする上での
問題点と魅力など取り上げていきます。
やっと実践編的な回に
入れそうですね(*´꒳`*)
ということで
次回もどうぞお楽しみに!
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