vol.18【『有事』で下がる!?ゴールド価格を動かす影】

みなさんこんにちは

海外投資のGIA長谷川です^ ^

 

 

前回は

・『有事の金』の変遷

・ゴールドに『期待されている役割』

・買い増し『大型プレーヤーの存在』

について書きました。

 

【ゴールド増し増し続く、巨大勢力の買い】

 

 

ゴールドが何故買われているのか?

見えてきたところで、

 

 

今回は、

「誰が買っているの?」を掘り下げて、

大切なことを書いていきます(*´꒳`*)

 

投資は

「期待」「リスク」

二つの側面を考えるもので、

 

 

「誰が?」を掘り下げると、

「通説を盲目してはいけないかも」

というのが見えてきます(*´꒳`*)

  

 

中央銀行がゴールドを売り抜く時

 

 

中央銀行による買い増しは、

2010年を境に増えることになりました。

 

 

と、言いながら実は

買った中央銀行もありますが、

逆に「売った中央銀行」

もあります(*´꒳`*)

 

 

2017年から2019年1月にかけて、

2桁トン以上の動きのあった、

 

 

『売った中央銀行』

ピックアップしてみましょう。

 

 

<売った中央銀行>

トルコ  :149.88トン

ベネズエラ:26.24トン

 

トルコは

消費旺盛な内需にも支えられて、

決して悪い状態ではありませんでしたが

 

 

元々あった地政学的リスクに加えて、

国の成長過程では避けて通れない、

 

 

経常赤字財政赤字

双子の赤字苦しみ

二桁を超えるインフレが同時並行する中、

 

 

皆様の記憶にも新しいと思います

2018年アメリカとの政治・外交問題が勃発

「トルコショック」が起きました。

 

 

昨年弊社では

これをチャンスに、代表の両角による

【トルコ不動産・魅力発掘セミナー】

を開催。

 

 

トルコショックの際には

自国通貨リラが暴落

投資家としては良い物件を安く買える

かなり旨味のある状態になりました(*´꒳`*)

 

 

しかし国として大痛手(汗

 

 

おそらく

リラの買い支え

大型プロジェクト開発費

国債償還の原資として

ゴールドが使われたものと思われます。

 

 

ベネズエラは、

2017年、2018年一貫して

経済状態としては

踏ん張り所の年を過ごしました。

 

 

長いハイパーインフレが続き

遂に2018年8月デノミを決行。 

 

 

1000万円の貯金が、

100円に変えられてしまうような

5桁も削られる形となりました。

 

 

財政は逼迫し、この原資として

ゴールドが売却されたものと思われます。

 

ゴールドは

国のピンチを救済する備蓄であり、

 

 

極端な売りの背景には、

財政難通貨不安が映し出されます。

 

 

圧倒的No.1!この国とその歴史

 

 

本題です。

2017年から2019年1月にかけて、

景気良く2桁トン以上の動きのあった、

 

 

『買った中央銀行』

ピックアップします。

 

 

<買った中央銀行>

ロシア   :474.11トン

中国    :  21.77トン

インド   :  49.21トン

カザフスタン:    93.4トン

 

買いは

圧倒的にロシアですね。

 

 

こちらは2000年からこれまでの

ロシアの金準備高(トン)です。

ずっと右肩上がりです。

 

 

ロシアについては

本ブログで詳しく取り上げてきたので、

ルーブルの動きについて

確認していただきたいですが、

 

 

ロシアでは過去

1993年-1999年

2008年-2009年

2014年-2015年と、

 

 

国がひっくり返るくらいの

急激なルーブル安

見舞われてきました。

 

 

その度に

外貨準備高を限界まで削り

政策金利をがっと上げ

通貨政策をやめたりと、

 

 

ルーブルの安定のために

手を尽くしてきましたが、

 

 

ロシアではなぜか

金準備高の取り崩し

起きていません。。

 

 

冒頭で取り上げた

トルコ、ベネズエラでは

国の財政の資金繰り局面では

ゴールドが使われてきているのに、です。

 

 

▼2008-2009

 

 

▼2014-2015

 

一つにはロシアが

ゴールドの産出国であり

埋蔵量も期待されている国である、

からだとは思います。

 

 

<2017年産出量世界第3位>

1 中国     :約440トン

2 オーストラリア:約300トン

3 ロシア    :約255トン

 

 

<埋蔵量想定世界第3位>

1 オーストラリア:約9,800トン

2 南アフリカ  :約6,000トン

3 ロシア    :約5,500トン

 

 

それにしても

あれだけの歴史の中で、

金準備高に手をつけず、

さらに積み増しを行なっているのは

やはり意図の隠れている部分に見えますね。

 

 

ロシアは2000年代、

外貨準備高の割合

米ドルを減らしユーロを増やしたり、

 

 

初のロシア原油の

ルーブル建先物取引を開始するなど、

 

 

米ドル偏重からの脱却路線

とってきていますから、

 

 

一つには

備蓄の割合を

米ドルよりゴールドを増やし

 

 

米ドル依存体質を

変えていきたい考えは隠れていると思います。

 

 

また政府自体も

過去の通貨安を背景に

現金資産の不安は抱えているので、

 

 

現物資産を増やすことで

資産のバランスを取りたい考えは

やはりあると思われます。

 

 

通説?歴史?盲信せず判断

 

 

政府の思惑や今後の動きを

正しく予測することは困難ですが、

 

 

ロシアが

積極的に買い増しをしても、

通貨危機に使われてこなかったことから、

 

 

投資家として

心づもりが必要な事

見えてくるものがあります。

 

 

前回の記事で

【有事の金】という話をし、

 

 

各国中央銀行が

今後の不測のリスクに備えるために

ゴールドの備蓄を行なっている、

と書きましたが、

 

 

『だから個人投資家も

ゴールドの備蓄を行なった方が良い』

素直には考えないでください(*´꒳`*)

 

 

ロシアが大きく確保していることは

ロシアが売る時に

かなりの売り圧が生まれ、

 

 

「ゴールド価格が下がる」

局面が想定されます。

 

 

ただ、ロシアが

過去の通貨危機でも

ゴールドを売却しなかった

この動きを考えると、

 

 

ゴールドを売却するとき

かつて以上の経済不安や、

 

 

ロシアは

軍事国家でもありますから

そういった『有事』も想定されるので、

 

 

ロシアが売却する時には

『有事』が想定を超え

周りの投資家が買いに入り、

 

 

やっぱり

『有事』=『ゴールド価格上昇』

になるかもしれません。

 

 

大型の買いプレーヤーがいることは

その資産に投資をする場合には

価格上昇が起き易くありがたいですが、

 

 

大型プレーヤーは

目的を持って買っているわけで

将来的には売られるので、

 

 

投資家として必要なことは、

 

 

『有事の金』と言うから

「2019年は不安だから

ゴールドを買い増ししよう」

 

 

歴史を盲信するのではなく

 

 

下落するケースや状況

売られても上昇するかも、

 

 

様々な可能性を考え

資産割合を検討する

という事です(*´꒳`*)

 

 

色々な国を知り、

色々な投資を知り、

 

 

ご自身の判断で

自分の投資を作り上げてくださいね!

 

 

次回は、

ゴールドの実需

なぜゴールドを資産に組み込むのか

取り上げていきます(*´꒳`*)

 

 

どうぞお楽しみに!

 

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