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| 日銀は敵か味方か? 円の価値が静かに削られていく時代の資産防衛 |
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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
今日は少し刺激的なテーマを扱います。
「私たちは日銀に騙されている...」
こう聞くと、
かなり極端な話に
聞こえるかもしれません。
もちろん、
日銀の方々が国民を
騙そうとしているという
単純な話ではありません。
ただし、
私たち個人投資家が
日銀や政府の金融政策や
財政政策の本質を理解しないまま、
「円預金を持っていれば安全」
「物価高はいずれ落ち着く」
「日本経済が回復すれば生活も良くなる」
と考えていると、
気づかないうちに
自分の財産の購買力を
削られていく可能性があります。
あなたの資産は大丈夫でしょうか?
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株高なのに生活が苦しい理由は 円の価値低下にある.... |
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25日の東京株式市場で
日経平均株価は続伸し、
史上初めて6万5000円の大台を突破。
不動産価格も上昇を続け、
都心マンション価格も
過去最高水準にあります。
企業収益も堅調で、
ニュースだけを見れば、
「日本経済は回復している」
と感じる人もいるでしょう。
しかし、多くの人の
生活実感は異なります。
スーパーに行けば食品が高いし、
コンビニの商品も外食も
明らかに値段が上がっています。
旅行に行こうとしても、
ホテル代も航空券も
以前より明らかに高く、
子育て世帯であれば、
生活費の上昇をより強く
肌で感じていることでしょう。
株価や不動産価格は
年々上がっているのに、
生活が豊かになっている感覚は乏しい...
つまり、
ここで重要なのは、
ズバリこういう視点なのです!
株価が上がる。
不動産価格が上がる。
金ゴールドが上がる。
外貨建て資産が上がる。
これらは一見すると、
リスク資産そのものが
強くなっているように見えます。
しかし、
別の角度から見れば、
円という通貨の購買力が
以前と比べて下がっているから、
円建てで見た価格が上がっている...
そう考えた方が正しいです。
私たちが普段「お金」と
呼んでいるものの本質は、
紙幣や預金残高ではありません。
本質は《購買力》です。
いくら銀行口座に
100万円が残っていても、
その100万円で買える
モノやサービスが減っていけば、
それは実質的に
資産が減っているのと同じです。
ここを理解しないと、
これからの資産防衛は
かなり難しくなります。
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では、なぜ昨今
円の価値は下がりやすいのか。
その背景には、
日本政府の巨額債務と
日銀の金融政策があります。
日本政府は
1100兆円を超える規模の
巨大な債務を抱えています。
国がすぐに破綻する
という話ではありませんが、
これだけ大きな債務を
抱えている国にとって、
金利上昇は極めて大きな問題です。
なぜなら、
金利が上がれば、
政府が支払う国債の
利払い費が増えるからです。
2026年度予算では、
国債費は31兆円規模、
うち利払費等は
約13兆円規模とされています。
しかも財務省が公表した
基本シナリオにおける利払費等は
30年度に24.3兆円、
35年度に35.9兆円まで増加。
さらに
ストレステストとして
金利が1%上振れした場合、
30年度には28.8兆円、
35年度は45.2兆円と
26年度の約3.5倍にまで
膨れ上がる試算結果に...汗
つまり、
金利上昇の影響は、
すでに財政が厳しい日本政府にとって
とんでもない破壊力を持っているのです!
日本は長年、
低金利によって
巨大な政府債務を維持してきました。
金利が低ければ、
国債残高が大きくても、
毎年の利払いをある程度
抑えることができます。
しかし、金利が
本格的に上がればどうなるか。
・政府の利払い費が増える
・住宅ローン金利が上がる
・企業の借入コストが上がる
・財政余力が小さくなる
最終的には増税や
社会保険料の引き上げという形で、
国民負担に跳ね返ってくる可能性があります。
つまり、
日本は本音では金利を
大きく上げにくい国なのです。
もちろん、
物価が上がれば日銀は
利上げを検討せざるを得ません。
しかし、
利上げをすればするほど、
政府財政、住宅ローン、企業収益、
国債市場に負荷がかかります。
この矛盾の中で生じるのが、
次のようなジレンマです。
「物価を抑えるためには
金利を上げたいけど、
金利を上げすぎると
財政や金融市場が耐えられない...」
日銀は相当難しい
舵取りを迫られているのです。
で、そのような環境下で
最も起きやすいのが、
「名目上は破綻しないが、
通貨価値がじわじわ下がる」
という展開です。
つまり、政府債務を
正面から減らすのではなく、
インフレによって実質的に軽くしていく。
これは専門的には
「金融抑圧」と呼びます。
簡単に言えば、
金利を物価上昇率より低く抑え、
預金者や円保有者の
購買力を少しずつ削りながら、
債務者側の負担を軽くしていく仕組みです。
この場合、
損をしやすいのは、
円預金を多く持っている人です。
逆に相対的に守られやすいのは、
インフレに強い資産、
外貨建て資産、海外資産、
金ゴールドのような
実物資産を持っている人です。
あなたが持っている資産は
どちらが多いでしょうか?
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ここで怖いのは、
インフレによる購買力の低下は、
非常に見えにくいということです。
増税であれば、
多くの人が気づきます。
所得税が上がった。
消費税が上がった。
社会保険料が上がった。
これは分かりやすい負担です。
しかし、
インフレによる負担は違います。
銀行口座の残高は減っていない。
給料も名目上は少し上がっているかもしれない。
ところが
同じお金で買えるものが減っている...
これは非常に
見えにくい形の資産移転です。
政府にとって、
インフレには都合の良い面があります。
名目GDPが増えれば
税収は増えやすい。
過去に発行した借金の
実質価値は目減りする。
経済規模が名目上膨らめば、
債務残高対GDP比も見かけ上は改善しやすい。
一方で、国民の側はどうか。
預金の実質価値は減る。
年金生活者の購買力は落ちる。
賃金が物価に追いつかなければ
生活は苦しくなる。
国内円建て資産だけに偏っている人ほど、
円の購買力低下の影響をまともに受けます。
ここで誤解してはいけないのは、
日銀が悪者だと言いたいわけではないということです。
むしろ日銀も非常に
難しい立場に置かれています。
物価を抑えたい。
円安も抑えたい。
金融正常化も進めたい。
しかし、
金利を上げすぎれば
国債市場が不安定になる。
政府の利払い負担も増える。
住宅ローンや企業金融にも影響が出る。
つまり、
日銀は万能ではありません。
そして日銀が
万能ではない以上、
私たちは
「自分の資産は自分で守る」
という発想を持つ必要があります。
円預金は、
生活資金として必要です。
事業をしている方であれば、
運転資金としても重要です。
急な出費に備える流動性を
確保しておかないといけません。
しかし、円預金を
「長期の資産保全手段」
として過信するのは危険です。
なぜなら、
円預金は額面が
守られているように見えて、
購買力が守られている
とは限らないからです。
多くの人は投資における
「元本割れ」を怖がります。
もちろん、
元本割れは怖いです。
価格変動も怖いです。
ただ、本当に怖いのは、
元本が減っていないのに、
実質的な価値が
減っていることに
気づかないことです。
1000万円の預金が
10年後も1000万円
残っていたとしても、
その間に物価が
30%上がっていれば、
その1000万円の
実質的な購買力は
大きく落ちています。
この状態を本当に
「安全」と呼べるのか。
ここをあなたには
真剣に考えてほしいのです。
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では、そんな環境下で
私たちは何をすべきでしょうか?
あるいは、
何をしてはいけないでしょうか?
答えはシンプルです。
《円だけに依存しないこと》です。
日本だけに依存しないことです。
金融システムの内側にある
資産だけに依存しないことです。
具体的には、
外貨建て資産、海外資産、
グローバル株式、実物資産、
金ゴールド、不動産、事業収益など、
複数の軸で資産を
分散させておくことが重要です。
特に金ゴールドは、
この文脈では非常に
重要な役割を持ちます。
金ゴールドは、
円でもドルでも
ユーロでもありませんし、
誰かの負債でもありません。
中央銀行が自由に
発行できるものでもありませんし、
政府が増刷できるものでもありません。
もちろん、
金ゴールドにも
価格変動はあります。
短期的には下がることもあります。
米金利が上がれば売られる局面もあります。
ドル高になれば
調整することもあります。
しかし、
長期的に見れば、
通貨価値の希薄化に対する
保険としての役割は極めて大きいはず。
これは
「金ゴールドを買えば絶対に儲かる」
という話ではありません。
そうではなく、
通貨システムそのものに対する保険として、
一定割合を持っておく意味がある、という話です。
これからの時代、
資産防衛で大事なのは、
単に利回りを追うことではありません。
以下の視点が不可欠になります。
✅どの通貨で持つのか
✅どの国に置くのか
✅誰の債務として持つのか
✅金融システムの内側に置くのか、外側に置くのか
✅インフレに対して強いのか、弱いのか
「日銀は敵なのか?味方なのか?」
私は、こう考えています。
日銀の仕組みを知らなければ、
日銀は結果的に敵のように見えるかもしれません。
なぜなら、
低金利とインフレの組み合わせによって、
円保有者の購買力が削られていくからです。
しかし、
日銀の置かれた立場を理解し、
その政策が自分の資産にどう
影響するのかを読めるようになれば、
日銀はむしろ重要な
シグナルを与えてくれる存在になります。
現在の状況を整理すれば、
✅日銀が金利を上げにくい
✅政府債務が大きい
✅国債費が増えている
✅物価は以前より下がりにくくなっている
✅円の購買力は長期的に低下している
そして、
この現実を見れば、
私たちが取るべき行動は
かなり明確になってきます。
✅円だけで資産を持たない
✅預金だけで安心しない
✅日本国内だけに資産を閉じ込めない
✅名目の金額ではなく、実質的な購買力で資産を見る
✅金ゴールドを含む実物資産、外貨建て資産、
海外資産を組み合わせながら、自分と家族の資産を守る
本当のリスクは、
資産価格の値動きではなく、
通貨価値の目減りに気づかないことです。
そして、
本当の資産防衛とは、
単にお金を増やすことではなく、
将来にわたって購買力を守ることです。
この視点を持っているかどうかで、
これから10年、20年後の資産格差は
大きく変わってくるでしょう。
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感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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