GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.544
連日最高値更新のGOLDの気になる今後の見通し
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


久しぶりのGIA通信の配信なので
もうこのメルマガの存在を
忘れてしまった人もいるかも・・・汗


毎週日曜の配信を
楽しみにお待ちいただいた方にとっては
配信できなかったこと、申し訳なく感じています。。


昨年6月からスタートした
ある別事業の立ち上げに
私自身がかかりっきりになっていて


この無料メルマガの執筆まで
手が回っていませんでした。
(有料メルマガは毎週欠かさず配信中)


もしかすると
どこかのタイミングで
この無料版GIA通信は停止してしまうかも・・・


なんて弱気なことは言わずに
まずは出来る範囲で頑張っていきますので
引き続きよろしくお願いします m(_ _)m
目次
投資の世界でタラレバはNGだけど見込み通りの展開になった金価格動向
過去54年間で年8%の高い伸び! 値上がりも期待できる安全資産【金】 それに比べて通貨の価値は・・・涙
ゲームチェンジ?歴史は繰り返す? 金価格と物価、金利との興味深い関係
テクニカル分析上、大相場が来る!? そして2030年の価格見通しは・・・
投資の世界でタラレバはNGだけど
見込み通りの展開になった金価格動向
誰がここまでの短期間に
今の価格水準まで急騰すると
思ったことでしょうか・・・
弊社の会員制投資コミュニティ
GIA Gold Members(通称GGM)の
メンバーの方々には


2022年以降
国が酸っぱくなるほど
耳がタコになるほど・・・


「これからはゴールドの時代やー!」


と言い続けてきました。


また、2023年1月に開催した
【投資戦略セミナー】においても


弊社が提唱した
【シン・資産三分法】


実物資産を増やす重要性と
金(gold)が主役になると伝えましたから、


このGIA通信の読者様であれば
よく覚えている方も多いことでしょう^^
その時にきちんと投資環境を分析し、
コツコツと、そしてタイムリーに
金を買い増ししてきた方は、


自身の資産ポートフォリオで
リスク耐性の強い安全資産である
=金で徹底的に『守り』を固めつつ、


ここ1-2年で
大きな含み益まで
手にしている状況にあります。


投資の世界では


「あの時、買っておけばよかった」
「余剰の投資資金があったらなー」



などの「たられば」は禁句ですが、


様々な要因と背景から
投資環境を分析していれば


今のように金価格が
上昇していく可能性が
かなり高いことは明らかでしたし、


だからこそ、
我々は常に投資や資産運用について


「学び」「実践」
繰り返していくことが大事なのです。


もしかして
このGIA通信の読者様の中に


税制上の優遇に釣られて
何の理解や根拠もなく
NISAやiDeCoなどに資金を
ぶっ込んでいないでしょうね!w
過去54年間で年8%の高い伸び!
値上がりも期待できる安全資産【金】
それに比べて通貨の価値は・・・涙
リヒテンシュタインを
ベースとして活動している
アセットマネジメント会社
「Incrementum」が出した


金市場に関する最新レポート
「In Gold We Trust Report 2024」から
興味深いデータをいくつかご紹介します。


昨今金価格が
上昇している理由については、


ここで詳細に触れなくてもしっかりと
理解しているはずなので割愛しますが、


最も大きな《ゲーム・チェンジ》は、


各国中央銀行が積極的に
金を購入していることが挙げられます。
さらに、2022年に勃発した
ロシア・ウクライナ戦争を起点として
地政学的リスクがより一層高まったことや、


西側諸国がロシアに対して
国外にある米ドル資産を強制凍結、
没収するなどの経済制裁を加えたことから、


世界中で米ドルへの極端な
依存を避けるために『脱ドル化』


=非国籍通貨の【金買い】が発生。
(戦争前より平均購入量は約2.5倍に増加)
下図は1970年以降の
金価格の長期推移です。


以前の《投資戦略セミナー》でも
取り上げたと思いますが、


1970年以降の金価格は平均+9.9%、
年換算で+7.9%の上昇を記録しています。


価値の毀損がしにくい
安全資産としての【金(ゴールド)】
立ち位置で捉えている方がほとんどですが、


実は過去54年間において
これだけの好成績を出していることを
理解している人は少ないでしょう。
上記の逆の説明にもなりますが、
この期間に金価格が上昇したということは、


その分だけお金(Money)の価値が
毀損してしまったとも言い換えられる訳です。


下の図は金価格とFIAT
(不換通貨=紙幣)価格の
関係を示したものですが、


1971年時点の価格が
それぞれ100だとした場合に、


全てのFIAT価格が金に対して
大幅に下落しているのがわかります。


米ドルは当初100だったのが1.62、
ユーロは1.82、英ポンドは0.84と
通貨の価値がボロボロの状態です。。


この中ではスイスフランが
7.34と健闘していますが、
それでも10分の1以下です。


日本円は3.70となっていますが、
1980年代〜1990年代後半にかけての円高が
プラスに働いたとみることができます。
ただ、上の図を見て
何か違和感を感じた方はいますか?


そうです。
実は『対数グラフ』になっています。
もし仮に普通のメモリの図を使ったら
これらFIAT通貨の価値減少が激しく、


ほとんどの通貨が
図の底(Bottom)で推移して
見る影がなくなってしまうからなのでしょう。


・・・と考えると?


我々が普段から手にしている通貨、
お金の価値って一体・・・汗
ゲームチェンジ?歴史は繰り返す?
金価格と物価、金利との興味深い関係
2024年に入ってから
一時の世界同時多発的なインフレは
急激に収まりつつありますが、


景気後退に伴って利下げ
=金融緩和に転じれば、


下図の米国CPI=消費者物価指数の
1970年〜1980年代に見られたように、
インフレの第2、第3の波が襲ってくることでしょう。
また興味深いことに、
現在の物価の推移は
見事なまでに過去に経験した
歴史を繰り返そうとしているのです!


だからこそ常日頃から
「歴史から学びましょう!」
言っていることの1つの事例なのですね^^
また、金価格は金利と密接な
《相関性》があることは有名なお話です。


金自体は金利をうまない商品ですので、
世界的に金利が上昇する局面では
相対的に魅力が薄れ(=価格が下がりやすい)


逆に金利が下降局面では
魅力が増してくる(価格が上がりやすい)ものです。


ただ、実は2022年以降、
そのような相関関係が崩れつつあること、
ご存知でしたでしょうか?


下のグラフは、
2006年以降の金価格と
米国10年ものの物価連動国債
(TIPS:Treasury Inflation-Protected Securities)
の推移を示したもので、


2022年までは
上記2つの指数は連動し、
ある一定のレンジ内で推移していたものの、


2022年以降は
国債の金利が上がったにも関わらず、
金価格は下がらずにむしろ上昇している
という逆転現象が起きているのです。


これこそ、まさに
《ゲーム・チェンジ》を表した一例ですね!
テクニカル分析上、大相場が来る!?
そして2030年の価格見通しは・・・
この原稿を書いている
2024年4月13日時点の金価格は
1オンスあたり2,350ドル近辺で推移しています。


ここ最近の
あまりにも急ピッチな上げに
高値づかみをしたくないとの思惑から
買いを控えている方も多いことでしょう。


しかしながら、
以下の長期チャートが示している通り、


テクニカル的には
今後一層の値上がりが期待できる
「カップウィズハンドル」
見事に形成されていることにも注目です。


この形状をどう捉えるかは
あなたご自身の判断に委ねますが、
このようなテクニカル分析から考えても、


現時点での金購入は決して遅くなく、
むしろこれからかなりの確率で


「大相場がくる可能性が高い」
と個人的には感じています!
※あくまでも長期的な視点で、です^^
金価格が今後さらに
上昇していくという根拠の1つとして
こちらのチャートをご紹介します。


下図は
2000年以降の金価格と
米国政策金利(FFR)の推移で、


これまでに利上げ→利下げに
転換したのが3回あるのですが、


実は政策金利の利上げサイクルを
停止した時点から24ヶ月
(下図で緑色で囲われた期間)において、


金価格はそれぞれ+8%, +55%, +49%と
良いパフォーマンスを示しています。


そして今回のサイクルでは
すでに金価格は+11%程度上昇しているものの、
(あくまでも2000ドルを突破した時点)
政策金利はまだ横ばいで高止まりをしており、


今後夏以降、利下げに転じても
すぐには金融政策の変更=
利下げ→利上げへの反転はしないでしょうから、


金価格のボーナス期間は
まだまだ続くだろうと考えても
良いことがこの実績から見えてきます。
最後にもう一つ。


Incrementum社は
今後金価格は2030年までに
大幅に値上がりすることを示唆しています。


価格帯ごとの実現可能性を
示したのが下のグラフになりますが、


加重平均した適切な価格は
4,821.80ドルと見込んでいるようです。


この価格レベルは
現在の倍以上となる訳ですから、


「これはさすがに高すぎるだろうー」


と思われる方も多いかもしれませんが、


今回のレポートで見てきた
様々な要因や関係性などを考慮して、


プロの投資家集団は
このような予測を立てていることも
知っておいて損はないかと思います。


個人的には
このレベルは決して高すぎず、
むしろもっと早いレベルで
到達する可能性は十分あると考えています。
ちなみに、米投資銀行大手のJPモルガンは
13日に公表した2024年の経済見通しの中で、
2024年10-12月期の金価格は平均2175ドルになると予想。


投資銀行のゴールドマンサックスも
同じく2,175ドルまで上昇すると予想していますが、


いずれの予測価格は
現時点ではすでに大きく上回っていますね・・・汗


バンク・オブ・アメリカに至っては
平均2500ドルまで上昇すると見込んでいるようですが、
果たしてこれらの予想はどこまで精度が高いのか?


あなたのご意見・ご感想も聞かせてくださいね^^
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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