GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.541
Web3.0時代の急拡大で高まるステーブルコインの重要性
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


今週円相場が再び
1ドル=151円台まで下落しました・・・涙
ビジネスパートナーとの会食のために
久しぶりに銀座の街へ出ましたが、


そこで目にしたのは・・・
海外からの観光客とみられる外国人が
銀座の夜の街を席巻していました・・・・汗


冗談ではなく、
歩いている人の3割くらいは
海外の人ではないかと思うほどで、


何だかとても
複雑な思いが込み上げてきました。。


1ドル150円を超える
33年ぶりの『ドル高円安』の環境下で


彼らにとっては
《日本=最高の買い物天国》
になっていることは間違いありません。


日本はこのままでは
本当に外資に食い尽くされてしまう・・・


そんな危機感を感じた夜でした。。
目次
Web3.0時代の急拡大で高まるステーブルコインの重要性
BTCはボラティリティが高すぎて送金目的だけでは怖すぎて使えん!
2024年はまさに・・・《国産ステーブルコイン元年》だ!
フィアット通貨の信認性低下でステーブルコインの運命はいかに?
Web3.0時代の急拡大で
高まるステーブルコインの重要性
今月6日、
三菱UFJ信託銀行とProgmat、Gincoは、


日本法に準拠した
ステーブルコイン(SC)の発行・管理基盤
「ProgmatCoin(プログマコイン)」を活用し、


暗号資産交換業者間の
資金決済効率向上を目的とした
「暗号資産業界横断ステーブルコイン」


発行に向けた共同検討を
開始したというニュースがありました。
この報道だけではなく
最近国内外でステーブルコインの話題が相次いでおり、


リテラシー高く情報を
様々なリソースから入手されている
GIA通信の読者様も気になっているところかと。


先日も我々が
長年応援してきている
2つの暗号資産プロジェクトの
代表の方とお話する機会がありましたが


それぞれ別の場にありながら
おのおのが口を揃えて


これからのWeb 3.0世界における
《ステーブルコインの重要性》について
熱く語っていたのが印象的でした。


ということもあって、
今回はステーブルコインについての
最近の動向について書いてみます。
このGIA通信の読者様は
ご自身の資産ポートフォリオの一部に


ビットコインなり
イーサリアムに代表されるような


メジャーな通貨(トークン・コイン)を
組み入れている方も多いかと思います。


一応みなさんが
ある程度暗号資産についての
知識と情報を備えているという
前提でお話を進めていきますね^^
BTCはボラティリティが高すぎて
送金目的だけでは怖すぎて使えん!
早速ですが、
ステーブルコインというものが
どのような性質を持つものなのか、


しっかりと理解されていますでしょうか?


改めて簡単に説明しておくと、
ステーブルコインとは、
USDT、USDC、JPYCなどのように、


日本円や米ドルなどの
「法定通貨=フィアット」の価値に
裏付けされた暗号資産のことを指します。
一旦時計の針を
10年ほど前に戻します。


私たちの近くで
情報を入手されていた多くの方が、


その頃初めて
「仮想通貨」「ビットコイン」
という言葉と存在を聞いたと思います。


「ビットコインで海外送金を行うことで、
 送金手数料と時間が大幅に節約できる」



ということが言われていたこと、
覚えていますでしょうか?


私が初めてビットコインに触れた
2014年は送金手数料も1回あたり5円程度で、


これまでの海外送金にかかる
コストに対して圧倒的に安かったですし、


利用者自体も少なかったため、
ネットワークが遅延することもなく、
送金処理スピードも驚くほど速かったです。


しかし、
暗号資産バブルの過熱もあって、
利用者が右肩上がりに増えてきたことから、


価格がどんどんと高騰し、
それにつれて送金手数料も上がり、
ネットワークは度々遅延・・・。


いつ急落・急騰するかわからない
という高いボラティリティのリスクも相まって、


当初言われていた
「送金手数料が安くて速い」
というメリットはだんだんと薄れていきました。


単純にお金を右から左に
「送金」することだけ考えたら、


ビットコインなどの暗号資産は
あまりにもボラティリティが高すぎて、


高額であればあるほど
安心して使えないという問題がありました。
2024年はまさに・・・
《国産ステーブルコイン元年》だ!
そんな中誕生したのが、
米ドルと(ほぼ)等価の価値を持つ
『USDT(テザー)』に代表される


《ステーブルコイン》でした。
GIA通信の読者様の中でも、
暗号資産で送金・決済をする際には、
USDTを使っている方も多いかと思います。


世界の基軸通貨でもある
米ドルにペッグされているということで、


リスクの高い暗号資産の中でも
《安全資産》という位置付けで、
リスク回避の役割を持つためとても便利ですよね!


しかし、USDTに代表されるように、
ステーブルコインはこれまでの歴史の中で、


「何をもってその価値を担保するのか」


つまり、


コインの価値を
担保するだけの米ドル資産を
発行元が本当に保有しているのかどうか、


という部分で度々議論や
規制の対象となってきました。


実際に昨年、
無担保型のステーブルコイン
「テラUSD(UST)」


一気に99%もの大暴落したことを
覚えている方も多いことでしょう。
また一方で、
当初は暗号資産に否定的だった
各国の中央銀行や金融機関が、


徐々に暗号資産の可能性を
認めざるを得なくなり方針を転換、


中央銀行デジタル通貨
=CBDCなどに関する
研究や議論を進めてきた結果、


いよいよ世界的に
法整備が整ってきた、
というのが現状かと思います。


先月には、
私たちも馴染みが深い
オンライン決済サービスの巨人「PayPal」から、
ペイパルUSD(PYUSD)が発表されました。
また、日本国内においては、
2023年6月1日に施行された改正資金決済法によって、


法定通貨を裏付けとする
ステーブルコインの発行がついに可能となりました。


もともとプリペイド型で発行してきた
『JPYC』がこれを機にステーブルコインとなったり、


冒頭ご紹介した
「Progmat」のように
各社の動きが活発になっており、


2024年はまさに
《国産ステーブルコイン元年》
になるとも言われています。
フィアット通貨の信認性低下で
ステーブルコインの運命はいかに?
改正資金決済法では、
ステーブルコインを発行できるのは


金融機関や資金移動業者に加えて
信託会社などに限定されているため、


担保に裏付けされ
法的に認められた
ステーブルコインが登場することで、


暗号資産と法定通貨が
スムーズにやりとりできるようになり、


海外送金や
決済の利便性向上だけに限らず、
企業間貿易決済や地域デジタル通貨などでの活用、


さらにはCBDCへの展開も含め、
さまざまな可能性が期待されている。


・・・というのが
これまでメディアで
報じられている主要な論調です^^


利便性が向上するのは
もちろんいいこととして、


私たち投資家としては、
ここをさらに深堀りして


「これらの情報の行間から何を読み取り、
どう行動していけば資産を増やせるか?」



ここが最も重要ですよね!
これはあくまでも
私の個人的な想像と仮定の話ですが、


米ドルや日本円の
フィアット通貨の価値が揺らいでいる今、


それら通貨に紐づく
ステーブルコインが登場し、
利用がどんどんと拡大したときに


日本円や他の通貨の価値はどう変化するのか?
為替市場や各国の金融政策への影響はどの程度か?


もっといえば、
BRICSの共通決済システム「R5」のように
世界的に脱ドル化の動きが進んでいる中で、


もし直接二国間で
自国通貨による貿易決済が広がっていけば、


ますます基軸通貨としての
米ドルの存在意義が薄れていくのでは・・・??


そんなことを想像すると、
米ドルを世界の基軸通貨としていた
これまでの通貨間でのパワーバランスに
大きな変化が生じることになるのは確実です。


特に日本においては
2024年7月に予定されている
《新紙幣発行》との関連も
気になるところですし、ね。。汗


現在の通貨に対する信認性も
徐々に欠如していく可能性が高い中、


そのような通貨に紐づけられた
ステーブルコインたちが
一気にその覇権を奪うことが出来るのか?


現時点では正直
「?」となっている人も多いかと。


革新的な技術進歩に基づく
新しいコイン(通貨)の登場には
誰よりも大きな期待を持ちつつも、


ゲーム・チェンジが起きた今、
信用出来る通貨として、


やはりどの時代でも
普遍的な価値を持ち
時間の経過に伴って価値が上昇する


先週のGIA通信でも取り上げた
《本物の資産》


今のうちに出来る限り多く
持てるように動かれるのが
お勧めのような気がします!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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