GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.493
高額紙幣が紙屑に!? グレートリセット発動間近か!?
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


日本では2024年度上期を目処に
新しい紙幣が約20年ぶりに
発行されることはご存知かと思います。
新紙幣発行の目的としては、
《法定通貨として信頼性》を保つために、


偽造されにくい紙幣や
硬貨にすることとされていますが、


キャッシュレス化がどんどんと
進む中でのこの大幅な変更に対して、
多くの人が懐疑的な思いを抱いていることでしょう。
一部では、このタイミングで
タンス預金の一斉炙り出しを狙うだとか、


あるいは
預金封鎖まではいかないとしても、


今の1万円を
新5,000円に交換するといった


強制的な《財産課税》
行われる可能性なども噂されています。


その新札切り替えのタイミングまで
あと1年半程度しかない中で、
未だに追加の発表もありません。


設備投資が必要な企業としては
具体的な情報を今か今かと
待っていることでしょうけど、


不思議なほどに
何も動きがないようです。


でも、これはある意味
当然なのかもしれません。


もし仮に!


今回の新札発行の目的が
強制的に国民の財産を奪う
《預金封鎖》《資産課税》だとしたら・・・?
事前に伝えてしまったら
国民に何らかの対策を取られるでしょうから


事前に伝えるはずがありません。


ま、ひどい話ですけど、ねw


いずれにしても
今後一体どんな展開が
待ち受けているのか、


日本国民誰もが気になるところですが、
万が一そのような状態になったとして


少しでも今の資産を守る方法を
今のうちから講じておくことが
どれほど大切なことか


リテラシーの高いあなたなら
もうわかっていますよね・・・?


将来を心配するなら
行動あるのみです^^
ある国の高額紙幣が紙屑に!?
これも「預金封鎖」の一種か?
さて、いきなりですが、
ちょっとしたリテラシークイズです^^


《法定通貨としての信頼性》と言えば、


ある先進国における《紙幣》
今月末をもって法定通貨として使えなくなる!?


そんなニュースがあったのですが
あなたはご存知でしたでしょうか?
法定通貨として使えなくなる・・・


そうなれば、その紙幣は


「紙屑同然」


になってしまうということですから
とんでもない事態だと容易に想像ができます。


さて、
そんなことになっているのが
実は英国 (イギリス) なのです!
こちらの記事のタイトルを
Google翻訳にて和訳すると


「イングランド銀行は英国人に対し
 紙の20ポンド紙幣と50ポンド紙幣の
 有効期限が切れるまで1か月もないと警告している」



と記載されています。
ちなみに、
基本的なところを補足しておくと


英国の公式通貨の単位は『ポンド (£) 』
国際通貨コードは『GBP』です。


また、補助通貨は『ペンス (p) 』
1ポンドは100ペンスに換算されます。


現在英国の紙幣は4種類あって、
小さいものから順に5ポンド札、
10ポンド札、20ポンド札、50ポンド札とあります。


その中でも高額紙幣である
20ポンド紙幣と50ポンド紙幣が、


2022年9月30日以降に
法定通貨としてのステータスが
失われると記事では伝えています。


「えー、それじゃ財布は大量の
 小額紙幣だらけになっちゃうじゃん・・・」



「あ!! もしかしてこれも
 ”グレートリセット” の一つ!?」

疑い深い私は
そんな思いが色々とよぎったのですが、


よくよく調べてみると、
単なる杞憂だったようです ^^;


実は英イングランド銀行は、
一昨年と昨年に偽造が
より難しくて汚れや湿気に強く、


目の不自由なユーザー向けの
機能を備えた新しいポリマー製の
20ポンドと50ポンドの紙幣を発行していました。
よって今回廃止されるのは、
あくまでも”紙版”
20ポンドと50ポンドであり、


かつ10月以降も
イングランド銀行であれば
交換してくれるようです。(ホッ・・・・)


もしあなたの手元に
”紙版”の20ポンドと50ポンドがあれば、


今月中にどこかの両替所にて
早めに両替しておくことをお勧めします!
40年ぶりの物価高に困窮する英国経済
トラス新首相は打破できるのか?
英国と言えば、
今週ジョンソン前首相の
後任を選ぶ党首選の結果、


リズ・トラス外相が
新党首に選出されましたね!


英国では、
故サッチャー氏、メイ氏に続く
同国史上3人目の女性首相の誕生です。
ちなみにこのトラス氏は、
政治姿勢や服装などが
サッチャー氏に似ていることから、


メデイアは『鉄の女2.0』
と呼ぶようになっているそうですねw


果たして彼女の手腕はいかほどのものか、
世界中が注目していることでしょう。


故サッチャー氏は、
内政面では国有企業の民営化など
供給サイドの大改革を断行し、


長年続いてきた
インフレの退治に成功しました。


現在の英国も
エネルギー価格高騰のあおりを受けて
国内の物価が約40年ぶりに高騰しています。


8月17日に発表された
英国の消費者物価指数 (CPI) は、
事前予想の前年比+9.8%に対して
結果は+10.1%と言う驚異的な水準に。


欧州が+8.9%、
米国が+8.5%ですので、
英国のインフレが先進国の中で
かなり高いのがお分かりいただけると思います。
英イングランド銀行は、
インフレは10月頃に20%程度で
ピークをつけると予想していましたが、


今回の結果を受けて
ピークが後ずれになり、


インフレの水準としても
12%〜14%程度まで
上昇するのではないかといった
見方がかなり増えてきているようです。


首相へ着任早々、
トラス氏にとっても
インフレ対策に相当
頭を悩まされることでしょう。
また、ロシアによる
ウクライナ侵攻の影響などで
原油や天然ガスの価格が高騰する中で
光熱費も急激に上昇。


調査会社コーンウォール・インサイトは、
一般家庭の光熱費が来年1月に平均で
年4266ポンド(約70万円)に上昇する
可能性があるとの予測を発表。


今年1月の平均額は
年1277ポンド (約21万円) だったので、
1年で3倍以上になる計算だそうです。
光熱費は
嗜好品などと違って
必ずかかってくるものですから


節約すると言っても
どこかに限界があります。


今冬の懐は
かなり寒くなりそうです・・・涙
かつての植民地に経済規模で
逆転された英国の苦悩・・・
そんな英国ですが、
一方でちょっと残念な
ニュースが2つ連続で入ってきました。


一つは
女王エリザベス2世の死去です。


第二次世界大戦を勝利に導き、
冷戦期を支え、そして脱冷戦の
グローバル経済の進展の中で、


スコットランドの離脱の
国民投票を勝ち抜き、
ブレグジットを見届けました。


国民から絶大な支持と
尊敬を集めていただけに
英国に大きな暗い影を落とすことでしょう。


ご冥福をお祈りします。
残念な2つ目のニュースは、
経済規模でインドに抜かれたことです。


国際通貨基金(IMF)のGDP数値と
半期別の為替レートなどをもとに
Bloombergが独自集計した結果、


今年第1四半期のインドの
名目GDPは8547億ドルで、


英国の8160億ドルを超えて、
経済規模で世界5位に浮上したと報じました。


年間GDPはもちろん、
半期別GDPでインドが
英国を抜いたのは史上初めてのこと。
ご存知の人も多いかと思いますが、
インドはかつて大英帝国の植民地でした。
1947年に
インド・パキスタン分離独立が
成立してから75年が経過しました。


かつての植民地に
経済規模で追い抜かれる日が来るとは、


ほとんどの英国人は
想像もしてなかったことでしょう。


英国人は
プライドが高いと有名ですが、


もしかすると
このニュースは
そんな英国人にとって
屈辱的なことなのかもしれません。


今度英国に住む友人に
聞いてみたいと思います。
ついにパイプラインが閉鎖に!
欧州各国は厳しい冬を越せるのか?
英国だけではなく、
欧州各国は冬のエネルギー需要増加を控え、


構造的にインフレが
鈍化しにくい状況にあることから、


高インフレと景気後退が同時に起きる
《スタグフレーション懸念》
日に日に強まってきています。


これはあくまでも個人的な考えですが、
今年の冬には欧州で大規模な
エネルギー危機が勃発。


生活に困窮する国民が
政府に対して大きな不満をもち、


いくつかの国では
大きな暴動がおきるのではないか。


そう危惧しています。
(当然ユーロは大きく売られるでしょう)
このGIA通信でも
以前から何回か取り上げていますが、


ロシアは西側諸国からの
経済制裁に対抗するために、


原油や天然ガスの輸出量を
制限してきていましたが、


ついに天然ガスのパイプライン
『ノルドストリーム1』
完全に閉鎖した模様です。
これに対してEU諸国は、
ロシア産天然ガスの輸入に対して
上限価格を設置すると動いていますが、


そんなことは絶対無理だと
わかっていて言ってるのでしょうか?


それこそ一方的な
「契約違反」になるのは確実です。
(西側はロシアが先に違反したと主張しそうですが)


早速ロシア・プーチン大統領は
東方経済フォーラムの演説で
欧米諸国の「制裁フィーバー」を非難。


「西側諸国がロシアの輸出品に
 上限価格を設定すれば
 供給契約を破棄する」



そう述べて
西側諸国の対応を牽制しています。
結局、西側諸国のロシアへの対抗策は
回り回って国民生活に大打撃を
与えることになる訳ですから


一体何のための制裁かと
EU諸国に住む国民もさすがに
政府に対して不満を持つことでしょう。


あるいは、
あえてこのような策を講じることで


国をある方向へ
導こうとしている???


そんな疑念も湧いてくるのは
私だけではないと思います。(ざわざわ・・・)
いずれにしても
同じ島国でエネルギーの大半を
輸入に頼っている日本では
全く同じことが言えるのですから、


もはや他人事ではありません。


とてもとても、、、心配です。


あ、そうそう。


不安を掻き立てる
こんなこともありますしね。


英国の新首相も
我が日本の岸田首相も、
ある団体のメンバーなのです。


ま、たまたま偶然なんでしょうけど・・・汗
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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