Vol.491　メタバースの未来は暗い？がっかりザッカーバーグからみる今後の展開

メタバースの未来は暗い？がっかりザッカーバーグからみる今後の展開

みなさま、こんにちは！
Global Investment Academyの中村です。

GAFAの一つであるFacebook社が今はメタ社に社名を変えて、社運をかけている事業がメタバースです。

そんなメタ社の代表であるマークザッカーバーグ氏が今週、大批判を受けました。

それが下記投稿です。

メタバース空間で自身のキャラを用いて、エッフェル塔とサグラダファミリアを背景に撮った写真なのですが、、、確かにこの画像をみると「？」と思っちゃいますよね。。

・明らかに低レベルで表情のないアバター
・グラフィックレベルの低さ

これをみて、おおお！とメタバース市場に期待をしてください、という方が無理があります（汗）

既に１兆円以上投資をしていて、世界が期待しているメタバース市場で、このような画像を代表自らが投稿したことに、Twitter上では下記のような辛辣なコメントが続々とでました。。

「あまりに低品質すぎてメタバースのネガティブキャンペーンになっている」

「ザッカーバーグCEOのVR自撮りは目を見張るほど醜いもので、Metaのメタバース戦略が死につつあります」

「2002年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売されたゲームみたいです」

「ザッカーバーグCEOはメタバースに100億ドル(約1兆4000億円)を費やし、結果としてばかげた自撮りを得たのみです」

この批判の嵐のあと、慌ててザッカーバーグ氏は慌てて別バージョンのものを投稿しました。

確かにこちらの方が綺麗ですが、市場のネガティブなイメージは払拭されていないようです。

迷走している感があるメタのメタバース戦略ですが、今後メタバース市場が盛り上がるのか？

合わせて、暗号資産市場に影響を与えるのか？という点について考察をしていきたいと思います。


			メタバース市場での大きな課題 VRヘッドセットはどう進化するか？

私自身、Oculus（今はメタ）の一番高性能モデルVRを持っており、ゲームやGoogleアースを使ったときは

「・・・なんだこれ？完全にドラえもんの世界だ」と感動したのを覚えています。

ですが、悲しいかな、今は部屋の隅っこで埃をかぶっています。。

VRを購入された方ならわかると思いますが、PCを立ち上げ、アプリを起動し、ヘッドセットをかぶるという行程の手間や、長時間すると酔ってしまうという問題で、私と同じようにVR離れしてしまっている人がほとんどではないかと思います。。

わかりやすく例えるなら、自分がやりたいRPGゲームがあるときに、TVにゲームをつないで起動するまでに10分位かかるイメージです。

そんなにかからないでしょ？と思われるかもしれませんが、リモコンの電池切れ、VRを使用する空間の再設定、立ち上げた時のアプリのアップデートなど、結構準備に時間がかかります。。

ですので、このあたりの煩雑さをいかにクリアにできるかがポイントになってきます。

そのような中、一番コストをかけて開発を続けているメタ社はどのような開発を進めているか？

次世代VRヘッドセットについての特集があったのでまとめてみます。

2022年6月時点にザッカーバーグ氏自ら語った内容です。

開発によると、下記の通りディスプレイの鮮明さが大幅に上がることを目指しているようです。

次世代モデルを装着している写真がこちら

中村が感じるメタ社のVR開発に関しては
「そこじゃないんだよな～」感を持ってしまいます。

「よりクリアに見えるようにする」ではなく、

「より誰もがVRを使いやすくする」の方に開発軸を持った方がメタバース市場が盛り上がるのでは？と考えております。

メタバースやVRが盛り上がって欲しいのが本音ですが、メタ社がメタバース市場を牽引するか？という点に関してはかなり疑問を持っています。

私の目線とは違うかもしれませんが、イーサリアム創設者のヴィタリック氏もこのようなコメントをツイートしています。

「"メタバース”の定義がまだわかっていない。人々が実際に何を望んでいるかを知るには、まだ時期尚早だ。だから、Facebookが今作るものは誤爆するだろう」

Facebookもオワコン化しつつあり、インスタもTikTokに寄せ過ぎ批判、留めにVRに関して超優秀なヴィタリック氏から誤爆予告・・・メタ社の未来が心配ですね。。


			メタバースへのゲームチェンジャーは現れる？ Appleはどう出てくる？？？

メタ社の開発に期待が持てないなら、他大手が開発を進めてくれることを願うしかない！

そのような中、Apple社の興味深い情報が入っています。

AppleのAR/MRヘッドセットです。

リンゴのマークが付くだけでお洒落に見えちゃうのは私だけでしょうか？
（完全にApple信者w）

「VRじゃなくてAR?MR？」と思う方も多いと思いますので、違いを説明します。

VRは完全な仮想現実で、別の世界をディスプレイに映します。

ARは拡張現実で、現実の世界に追加で仮想世界を映します。

MRは複合現実で、ARに少し近いですが、さらに仮想世界を盛り込んだものになります。

ARの代表格がポケモンGoで、MRの代表格がマイクロソフトのホロ・レンズです。

ポケモンGo

ホロ・レンズ

メタバース空間からは少し脱線してしまう市場ですが、私自身、ARやMR市場の方が発展する未来に期待をしています。

最近クラウドファンディングで完売された新しいARグラス情報がこちらです。

INMO Air >

サングラスのサイズなので当然装着の煩雑さはなく、下記のように目の前でスマホのアプリのチェックや、ナビを表示することが可能となります。

・・・とんでもない時代が来ていますね。。

この利便性の先にVRが実装される、という流れがもっとも自然だと思います。

そう言った点でもVRを絡めたメタバース市場の盛り上がりは先かな？
というのが私の考察です。

とはいえ、この辺りの技術はとんでもないスピードで進んでいるので私の期待を裏切るポジティブなニュースが出てくるのはとってもウェルカムです。

GIA通信読者のみなさんはメタバースやVRをどのように予想されていますか？
^^

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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう！

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