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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
いきなりですが、
私、約4ヶ月ぶりに
タイ・バンコクに来ています^^
実は先週末から
弊社の会員制投資コミュニティの
メンバーさんたちをお連れし、
『タイ現地視察&勉強会』を開催。
バンコクとパタヤにおいて
複数の不動産視察を行いました。
▲ここはワイキキかっ!ってツッコミ入れたくなるパタヤビーチ
とても学びが多かった勉強会でしたので
このGIA通信を購読いただいている皆様にも
改めてその様子については
ご報告させていただければと思います!
ただ、一言だけ
ここでお伝えさせていただければ・・・
やっぱりタイという国は
日本人にとって色々な意味で
サイコーな国であることは間違いありません!
是非とも近いうちに
このバンコクで皆様と一緒に
アレもコレも楽しみたいと思っていますw
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世界中が注目する最強通貨 スイスフランをお勧めします! |
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話はいきなり変わります ^^;
「これからお勧めの通貨はありますか?」
「スイスフランが良いと思います」
今年年初に開催した
『2022投資戦略セミナー』
参加者様からの質問に対して、
そう答えた記憶があります。
これはその時の思いつきではなく、
今後ここ数十年間で経験していない
大きな規模での《ゲームチェンジ》が
起きる世界経済の展開を考えた場合、
安全資産と言われる
スイスフランの割合を増やしていこう!
自分自身でもそう真剣に
考えていた時期でもあったからでした。
そんな折、先月中旬くらいから
安全資産という側面だけではなく、
スイスフランを再評価する出来事がありました。
6月16日、スイス中銀(以下SNB)は
50bpの大幅利上げを発表し、
政策金利を▲0.25%に引き上げました。
最近色々な国で利上げに関する
ニュースが飛び交っているので、
「ふーん、スイスもね」
程度にしか思っていない人も
多くいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、
SNBによる利上げは
実に15年ぶり!
市場に対して
大きなサプライズとなり、
フラン相場は対ユーロと対ドルで急騰。
特に対ユーロでは
一時1ユーロ=1フランの
「等価(パリティ)」を達成。
現在足元では
1ユーロ=0.98フラン台で推移しており、
スイスフランの強さが目立っています。
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世界各国でインフレ抑制のため 「逆・通貨戦争」が勃発! |
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金利引き上げの引き金になったのは、
その前の週に欧州中央銀行(以下ECB)が
異例となる利上げの事前通告を行い、
ついで英国の
イングランド銀行(以下、BOE)も
0.25%ポイントの追加利上げを行うなど、
ヨーロッパの主要中銀が
相次いで利上げを行う流れに
SNBも追随する形になりました。
実はスイスでも
物価高騰の波が月を
追うごとに厳しくなってきており、
最新6月の消費者物価は
前年比+3.4%上昇と
6ヶ月連続で伸びが加速。
SNBのインフレ目標(2%)も
5ヶ月連続で上回りました。
ただ、スイスの消費者物価は
伸びが加速しているとはいえ、
水準自体はユーロ圏
(6月が前年比+ 8.6%)と比べて全然低いです。
これはスイスがもともと
低インフレ国であることに加えて、
電源構成に占める化石燃料の割合が
低いこと(主な電源は水力と原子力)が、
理由であると考えられます。
しかしながら、
今回の政策変更 (= 通貨利上げ) は
SNBが通貨高との戦いから退き、
インフレとの戦いに本格的に
身を投じることを意味するものとして
世界から注目されています。
世界各国・地域は10年余りにわたって、
自国企業の輸出競争力の強化と
経済成長促進を狙い、
自国通貨の下落を望んできましたが、
現状はその逆になっています。
外国為替市場ではこうした現象を
「リバース(逆の)通貨戦争」
と呼ぶようになりました。
今の状態が長期間継続するなら、
主要通貨の大幅な為替相場変動を引き起こし、
輸出に依存する
製造業の競争力が低下するほか、
多国籍企業の収益に打撃となって
インフレの重荷を世界中で
押し付け合う事態になりかません。
そして、通貨戦争は勝者がいれば
敗者もいる悪名高きゼロサムゲームであり、
どの国も同じものを得ようとするものの、
「通貨の世界ではそれは不可能だ」
とBloombergは警鐘を鳴らしています。
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周辺諸国経済が弱すぎて 常に通貨高に苦しめられている |
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そもそもスイスは、
永世中立国という立場から、
地政学的リスクが高まった時には
資金の逃避先として選ばれる
ケースが多いことで有名です。
例えば、2001年に
米国で起きた9・11テロや
2003年のイラク戦争、
さらには
2010年から2011年にかけて
中東やアラブ諸国の民主化運動が
激化した際にはスイスフランが買われました。
また最近では、
こうした戦争・紛争などの有事だけでなく、
欧州債務危機の深刻化に伴い
避難通貨として大きく上昇するなど、
経済上の有事においても
買われやすい通貨となっています。
その結果、スイスフランは
逃避先資産としてのフラン高に苦しめられており、
SNBはこれまで長期にわたり
超低金利でこれに対抗してきた背景があります。
スイスは人口が少なく内需が小さいことから、
古くから海外に活路を求めてきました。
経済に占める輸出の割合が大きく、
GDPの66%を輸出で占めるなど
《輸出主導型経済》ですので、
自国通貨が高くなればなるほど、
輸出企業を中心に苦しい立場に追い込まれます。
またスイスフラン高を背景に、
近隣諸国と比べて物価が高止まりし、
近年旅行収支は赤字に転落していました。
スイス周辺の
ユーロ加盟国経済が芳しくないため、
《ユーロ安スイスフラン高》が
恒常的に続いてしまう問題が根底にあるので、
なかなかスイス単独での金融政策だけで
どうこうなるような話でもないから大変です・・汗
確かにスイスは世界の中でも
物価が高い国ということで
私も渡航先としては敬遠していましたが、
実はこうした周辺諸国との
兼ね合いによる通貨高の影響を
モロに受けた結果だったのですね!
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日本ではあまり理解されていない スイスフラン強さの理由とは? |
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ただ、私がスイスフランに対して
前向きな考えを持っている理由は、
やはりスイスが色々な面で
他の国々と比較して優位にある点が多いからです。
ご存知の点も多いかと思いますが、
そのいくつかを紹介しておきますので、
是非とも今後の投資判断の参考にされてください。
1)高い国民1人あたりGDP
2)高い国際競争力
3)安定した財政基盤
4)最高峰の教育制度と人材
※継続教育:何らかの教育課程を修了した者が、その後、継続して教育を受けること
5)高いウェルスマネジメント部門の評価
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日本だけが世界の流れに逆らう!? もはやこの国には頼れない・・・ |
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上記で見てきたように
スイスは世界的な【逆・通貨戦争】の流れに乗り
今後も段階的な利上げを
継続していくと思われます。
現在短期政策金利を
マイナスに設定している中央銀行は、
実は世界に数えるほどしかなく、
SNBと日本以外では、
ユーロ圏の金融政策を司る
欧州中央銀行 (ECB)と
デンマーク国立銀行 (DNB) の4行のみ。
しかしながらECBは、
今月21日に当初計画の2倍に当たる
0.5%の幅で11年ぶりの利上げを実行。
DNBは基本
ECBの政策に追随するので
同じく利上げしていくでしょうから
これで世界でも数少ない
「マイナス金利組」の仲間が
消えたことになります。
「えっ、そうすると・・・・?」
はい、我々日本のみが
世界で《唯一のマイナス金利国》なのです。
同時期に開催された日銀会合でも
黒田総裁は金融緩和の現状維持=継続を決定。
一時1ドル=139円台と
約24年ぶりの水準まで進んだ円安は、
足元は景気後退懸念からのリスクオフで
一旦円高方向へ調整されているものの、
対米金利差が拡大する局面では
再度円安方向へ動く可能性が大ですから
まだまだ油断はできません。
利上げは
国内の景気を冷やすだけではなく
企業や国民の体力を奪うことになるので
そう簡単に出来ないことは理解できます。
しかしながら
日本だけが世界の動きに逆らい
しかも真逆に動き続けることで
その歪みからくる悪影響は
間違いなく我々の生活を
脅かすことになるでしょう。
毎回同じような
結論になってしまいますが、
こうした環境下において
自らの資産が毀損しないために
我々は今何をすべきで、
どう守っていくのか。
残された時間は
思ったより短いかもしれません。
もう国には頼れません。
頼れるのは己の知識と頭、
そして勇気ある行動力です。
一緒に《ゲームチェンジ》の
世界を勝ち抜きましょう!
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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