GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.397
オクトーバーサプライズは起こるか!?
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


現在来週末に開催される《ゴールドサミット2020》の資料を作成中ですが、いや〜、ほんと投資詐欺って年々ますます巧妙になっている気がします。


「これなら騙されても仕方ないな・・・」なんて思ったりもします(仕方ないで諦めつかないですが。。。涙)


特に厄介なのが私も何回も引っかかっている、あれです、あれ。


続きは【編集後記】にて
体育の日が○○○○の日に変更
さらに10月と言えば今はこれ!
早いもので、2020年もあと2ヶ月ちょっと・・・。コロナに日本中、いや、世界中が振り回され、いつも以上に時間が過ぎるのを早く感じています。


10月と言えば、もともと10月10日が《体育の日》として祝日に制定されていたように、子供の頃から運動会のイメージが強いですが、最近では気候が良い5-6月に運動会を行う学校が増えてきたようですね。


2000年に導入された『ハッピーマンデー制度』のおかげで、体育の日が10月10日ではなくなって毎年10月の第2月曜日に移動となり、そして今年からその体育の日も『スポーツの日』という名前に変更になったとか。恥ずかしながら最近まで知りませんでした・・・汗


ぐずぐずした天気が続いていますが、スポーツの秋・食欲の秋・読書の秋として、四季を感じながら満喫しましょう!
それはそうと、そんな体育の日(スポーツの日)に変わって、10月の恒例行事になりつつあるのが《ハロウィン》ですよね! 今年はこのコロナ禍で、ハロインパーティーも密を避けるために世界各地で自粛するところが多いようですが、あのハロウィン当日の盛り上がり方は、まるで日本ではないくらい凄いものがあります。


街にはコスチュームに着替えた人集りができて大騒ぎで、DJポリスも一苦労・・・汗 もはやクリスマスやバレンタインデーを越して、日本で一番盛り上がる年間行事・イベントと言っても過言ではないでしょう。


そんなハロウィンがある10月ですが、投資の世界では恐ろしいことが起こる月として有名であること、知っていましたか?
市場も恐れる《魔の10月》
過去の大恐慌もこの月から始まった・・・
10月というのはこれまでの歴史の中で、株式市場が荒れる(大きく下落する)月だと考えられています。実際に過去を振り返ってみると、下のいずれの年において株式市場の暴落(=恐慌レベル)が発生しました。
●1907年10月 金融恐慌@米国
●1929年10月 世界恐慌(暗黒の木曜日)
●1987年10月 ブラックマンデー(暗黒の月曜日)

(フリー百科事典『ウィキペディア』より引用)
また最近では、2018年10月にリーマンショック以来10年ぶりに暴落したことはまだ覚えている方もいることでしょう。
(日本経済新聞より引用)


こうした株式市場の大暴落がどうして10月によく起きるのか・・・?


現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、理論的な根拠がない中であくまでも経験的に観測できるマーケットの規則性のことを専門用語で『アノマリー(Anomaly)』と言うようです。


Anomalyは一般的に「変異性」と訳されることが多いのですが、文字通り、説明しきれない「変な」「異質な」事象のことをさします。
アノマリー通りの動きをするならば
10月のリスク資産は買い?売り?
そのアノマリーに関して興味深いデータをご紹介します。


まずは下の棒グラフをご覧ください。こちらはある”商品”の月別の上昇確率と騰落率をそれぞれ示したものです。これをみると1年間のうち、1月が最も価格上昇する確率が高く、逆に10月が最も価格上昇する可能性が低く、月間の平均騰落率もどの月よりも悪いことがわかります。


さて、これは一体何の商品のことだかわかりますか?
(第一商品「月別の上昇確率と平均騰落率」から引用)


実はこちら、日本・東京市場の金(ゴールド)の過去データ(1982年3月〜2020年2月)をもとにした価格推移を示したものでした。本当に10月だけガクッとパフォーマンスが落ちているのは、統計学に関心がある私にとってとても興味深い現象です。


「たまたまでしょ?」って思う方もいるかもしれませんが、データは38年間分とそれなりの長い期間のものを拾っているので、それなりの誤差やフレは消されているはずです。


実際に「これが原因だ!」というものは定められていないようですが、実に不思議な動き方をしますし、だからこそ、アノマリーと呼んでいるんでしょうね。


ただ、もしこのアノマリーの法則が今年も当てはまるとすれば、今月中に金を購入しておいて、これから11月12月、そして1月と価格が上昇して行く可能性がかなり高いと思われるので、買いには絶好のタイミングかもしれません。


実際に今月に入ってから金価格は下落しています。金価格の動きに相関性が高い米国の金利水準などはそれほど大きく変化していません。また、需給バランスもそれほど大きく変化してないので、足元の価格の下げはあくまでもここまでの価格上昇のスピードが急すぎたための調整であるという見方が強く、押し目買いのチャンスであるとも言われています。


皆さんは今後の展開、どう考えていますか?
ちなみに、このアノマリーの株式相場においても良く起きています。代表的な格言をいくつか挙げておきますね。
●1月「1月効果」
”ご祝儀相場”とも呼ばれる1月のマーケットは、上昇傾向にあるといわれている


●5月「セルインメイ」
「Sell in May」つまり「5月に売って相場から離れなさい」という、昔から米国で伝わる相場の格言


●7、8月「夏枯れ相場」
海外では夏休みを取り避暑地で過ごす慣習があることや、日本ではお盆があるため、市場参加者が少なくなり、1年のなかで一番取引量が少なくなる


●10月「ハロウィン効果」
10月は株価が下がりやすいといわれており、過去にも暴落した年が多い


●12月「クリスマスラリー」
クリスマスシーズンは株価が上がりやすく、米国では年末5営業日から新年の第2営業日までは株価が上昇しやすいといわれている
オクトーバーサプライズもあり得る!?
混乱間違いなしの《米国大統領選挙》
アノマリーには具体的な根拠がないと上述しましたが、10月が他の月と比べて大きく価格が下がる理由を探した時に気になる点としては、11月に《米国大統領選挙》が控えていることにより、投資家は様々なリスクを回避するために一旦ポジションを整理するのではないか、ということです。


気になる選挙戦は、現時点で民主党代表のバイデン候補が一歩も二歩もリードしているとの報道が多いですが、果たしてその下馬評通りの開票結果となるか? そしてもし再選果たせなかった時、トランプ大統領は素直に敗北を認めるのか?


選挙まであと2週間と少しですが、以前として先行き混沌としており、市場関係者のみならず、世界中の視線が米国に集まっています。


その大統領選挙は毎年開催される訳ではなく、4年に一回です。これがどこまでアノマリーの動きに関係しているのかは正直わかりません。ただ、世間一般的に「オクトーバーサプライズ」なんていう言葉も広く浸透していることから、やはり10月には何かが起こる可能性がありそうです(ざわざわ)。


もし投資家がリスクの高まりを感じて「リスクオフ」の環境になるのであれば、株価は下がる一方で安全資産の代表格である金の価格は上昇しても良いはずですが、先のグラフで見たように下落する傾向に。。。 はて??


何れにしても、そんなモヤモヤした気持ちをスッキリさせることが出来そうな機会を今回ご提供します。先週のGIA通信でもお伝えしましたこちらのセミナーがそうです。
この『ゴールドサミット2020』では、日本国内の金に関する第一人者の先生方を招き、一般的かつ最新の金投資にまつわる知識と情報を手に入れることができます。また、この摩訶不思議な動き「アノマリー」についても専門家としての意見が聞けますので必見です!


皆さんが投資活動を続けていく中では100%と言ってよいほど鉱山の詐欺案件が出てきます。ですので、私自身が被害にあった以下の内容を体験談としてお話しさせていただく予定です。


◆そりゃ騙されちゃうよ・・・涙、100人以上が仕掛け人のタイ鉱山詐欺案件!?
◆信用度高い香港の投資会社で金投資の詐欺被害!?

私がこの10年間の海外投資経験を通して味わった恥ずかしくて情けない話を、今後皆さんの中から一人の詐欺被害を出さないためにも惜しみなくお出しします。


これを聞くだけで詐欺師とはもうオサラバ!? 真剣に海外投資で資産形成したいと考えている人には非常に良い機会となる自信がありますのでお見逃しなく!


なお、今回もZoomを使ったウェビナーですので、日本にいらっしゃらない方でもストレスなく参加可能です。ニュージーランドにいるNさん、タイにいるNさん、アメリカにいるOさんなど、海外組の参加もお待ちしていますよーw


それでは25日、日曜13時にお会いしましょう!
編集後記
世の中、詐欺の話が一向になくなりません。先日もジャパンライフ元会長の再逮捕のお話やコロナ禍対策として行った各種給付金も、新しい詐欺の対象になっているなどの話がメディアを賑わせていましたよね。


そんな中で、やはり詐欺の多くに使われるスキームは「ポ○ジスキーム」


ほんとこれって見破るの難しい・・・。数々の修羅場を乗り越えてきた私でも思いますし、投資経験が浅い人はコロッとやられちゃうだろうな。。


「やられたら、やり返す!1000倍返しだぁぁぁぁぁ!!」といきたいところですが、詐欺にあったらやり返すのはほぼ難しいことは、自らが経験済み。


世の中か詐欺の被害がなくなってほしいと切に願う一方で、やはり知識武装・情報武装をして己のリテラシーを高め、詐欺に合わないようにするしかないと思うのも事実。


一緒に勉強していきましょう。


良い日曜を!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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