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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.358
たかが予測、されど予測の2020年世界経済
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


一昨日、
タイのバンコクから戻り、


昨日は、
有料投資コミュニティの
会員様限定の定期セミナーを開催しました!
ただ、
外はあいにくの冷たい雨と、
お昼頃までは雪も軽く舞っていて、
東京都心の正午の気温は1.9度と、
この冬最も低い気温だったようですね。。


バンコクと30度近い気温差に、
さすがに身体が震え上がってしまいました・・・


続きは【編集後記】にて
米中貿易通商交渉に大きな進展!
過去最高値を記録した株式市場
毎年のことですが、
年末からこの時期にかけては、
様々なメディアで今年一年を占う、
予測・展望の記事が多く目につきますね。


世界経済や金融に関心の高い皆さんも、
書店やネットなどで一度は目にしたことでしょう。


私自身も、本日開催される
「2020投資戦略セミナー」
の資料作成のために、


・2019年の振り返り
・2020年の展望・予測



などに関して、
シンクタンクが出したレポートや、
著名経済アナリストたちが分析した記事、


さらには、
『週刊○○○モンド』や、
『○洋経済』『エコノ○○○』などの情報誌は、


年末年始のまとまった時間を使って、
いつも以上に読み倒してみましたw。
今年の世界経済を占うに当たって、
やはり最も大きな影響を与えるのが、


1)『米国大統領選挙』
2)『米中貿易摩擦』



この2点のイベントでしょう。


というか、
はっきり言えば・・・・


トランプさん、次第ww


一応これまでの
多くの業界筋の意見をまとめると、


1)『米国大統領選挙』
→ 現職トランプ氏の再選


2)『米中貿易摩擦』
→ 若干の改善若しくは膠着状態



が、コンセンサス
(=共通認識)のようです。


実際に今週、
世界中がその行方を見守っていた
米中の貿易交渉関して、


「第1段階の合意」で、
両国が正式に文書に署名しました。


両国が貿易拡大や市場開放などで、
合意文書にとりまとめるのは、
18年7月に関税合戦が勃発して以降、
初めてのことで、


これを機に、
両国間の摩擦も、
徐々に解消に向かうとして、
米国株式市場も好感。


ダウ平均株価は、
初めて2万9000ドル台に乗せて終了。


S&P500も、
終値ベースで最高値を更新したようです。


トランプ氏が大統領就任以来、
約3年の月日が経とうとしていますが、


就任当時のダウ平均株価が
約2万ドルだったことを考えると、
この期間に株価を約1.5倍も
上昇させていることに!!


個人的には、
勝つためには手段を選ばない、
彼の人間性は好きではないのですが、


もしかして、もしかすると・・・


米国の長い歴史に名を刻む、
凄腕大統領になるかもしれませんねw
年始恒例の「○○○○10大予想」
今年の予想は・・・・これだ!
今週は全体的に、
2020年世界経済の見通しについて、
少し明るい兆しが見えた感じですが、


当然ながら、
良いこともあれば、
悪いこともありますし、


事前に分かっていることもあれば、
予期しない事態が突然起こることもあります。


今時点で考えられるリスクとしては、
前述した2点の逆側に振れた場合に加えて、


世界的な金融緩和による、
巨額の債務問題や中央銀行の限界、


足元での成長減速が続き、
香港と台湾で揺れている
一国二制度問題を抱える中国、


さらには、
米国とイランとの間で
軍事攻撃が繰り広げられる
地政学的リスク、などが挙げられます。


そんな中で、
米投資会社ブラックストーン・グループが、


年始恒例となった
『びっくり10大予想』の、
2020年版を公表しました。


知らない方もいると思うので、
簡単に補足しておきますと、


このグループの副会長で、
ウォール街の"ご意見番"として知られる
バイロン・ウィーン氏は、


元モルガン・スタンレーのストラテジストで、
ウォール街で最も広く
フォローされている人物の一人。


この公表は今年で35回目となり、
毎年市場関係者が注目している、
いわば、恒例行事となっていますw


同氏の2019年の10大予想の中で、


「FRBは年内は利上げを実施しない」

「米国株はS&P500種株価指数が
 年間で15%程度上昇する可能性がある」


「中国・上海株が25%上昇する」


などの予想がほぼ的中しました。
さすがです^^


ちなみに、
ここでの「びっくり」の定義ですが、


平均的な投資家は1/3程度の
確率でしか起こらないと考えていますが、
ウィーン氏は1/2超の確率で起こると
信じている事象としているようです。


では、気になる2020年の予想はこちら!
1. S&P500指数は年内に3500超に上昇するが、たびたび5%を超える調整局面も

2. 米景気は市場予想より弱いが後退せず。FRBは1%まで利下げ

3. 需給の緩みから米長期金利は2.5%近辺まで上昇

4. 米中交渉で中国の知的財産権侵害を抑制する第2段階の包括的な合意はなし

5. 米議会選挙で民主党が上院の議席の過半数に

6. 原油価格が1バレル70ドルを超える水準に上昇

7. 英国が有利なブレグジットに成功し、英株高とポンド高に

8. ハイテク大手に対する政治的、社会的な風当たりが強まりアップルなどのFAANG銘柄が相場全体に劣後

9. 小型機「737MAX」の出荷が再開され、ボーイング株が相場のけん引役に

10. 主要企業が開発を取りやめ、自動運転の実現が先送りに

(「Quick Money World」より引用)
いかがでしょうか?


中には、
誰もが思ってないことも
含まれているかもしれませんが、


1. 2. 4. 6.あたりは、
意外と起こりそうな確率が
高いように思うのは私だけでしょうか?
順調そうに見えて意外な落とし穴!?
危険な兆候も見え隠れ・・・
上記の投資会社のように、
市場予測をする際には、
何かしらのしっかりとした
根拠やデータが必要となってきます。


それらを踏まえて、
バイロン・ウィーン氏は、
2020年は比較的安泰である、
との見方を強くしているようですが、


実は景気後退への気になる兆候は、
すでに至る所に見え隠れしています。


例えば、
昨年夏頃に市場を賑わせた
『逆イールド現象』


簡単に言えば、
米国国債の10年ものと
2年ものの国債の利回りが
逆転してしまう現象で、


今後景気が悪くなることを
示唆するものです。


ただ、あの時、
利回りが逆転したのはほんの短い時間で、


現在では、
イールド・カーブがスティープ化し、
正常の右肩上がりに戻っています。


その結果、
市場から安心感も出ていますが、
気をつけなくてはいけないのは、


逆イールド現象が起きた場合、
実際の景気後退入りするまで、
過去の経験から平均して
約2年2ヶ月かかっていること。


しかもそれまでは、
米国株は堅調に上昇すること。


そんなデータもあるのですが、
まさにそれって、今起きていることでは??
他にも、
危険な兆候を示す例として、


『バフェット指数』
高止まりしてたり、


『経済政策不確実性指数』
過去最高値を記録するなど、


何か良いことと、
悪いことが同時並行して
進んでいるようで一体どうなることやら・・・汗


とにかく!


本日この後(13時半開始)に
予定している


<2020投資戦略セミナー>


この辺についても、
しっかりとお話しさせていただきます!


会場に来られる方。


「早速GIA通信を読んだよー」って、
手を振ってくださいね^^


オンラインでのご視聴される方。


チャット機能を使って、
熱い応援メッセージをくださいねw


講師がやる気になればなるほど、
皆さんへ伝える内容も熱を帯びますので!


それでは、
張り切って登壇してきます!!
編集後記
ただ、
それでも聞くところによれば、
今年は記録的な暖冬なようで、


スキー場などでは雪がなく、
3割ほどが営業ができなくて、
悲鳴が上がっているだとか。


雪景色も日本の冬らしく、
とても綺麗で良いのですが、
雪を期待している人にとっては、
この気候も恨めしいかもしれませんね。


今日は一転して、
気持ちの良い天気に恵まれて、
元気よく品川の会場に迎えそうです^^


では、また!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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