画像がうまく表示されない方は、
こちらのWEBページをご覧ください。
GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.340
揺れ動く香港、中国が動けない本当の理由
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの中村です。


先日、夜20:00頃、
実家近くを車で走っていたら
「助けてくれ〜!!」と、


70歳くらいの男性が、
車の前に仁王立ちをしてきました。
「夜だしなんだか怖いな〜・・・」
と思いながら外へ出ると、


「あっちでお婆さんが動けなくなってるんだよ
 ついてきておくれ!」



といって向かった先には、
90歳くらいに見える、
お婆さんが疲れた顔をして、
アスファルトに座り込んでいました(汗)
「お婆ちゃん、どうしたんですか?」
と私が聞いたところ、、、


続きは【編集後記】にて
今話題の香港デモ問題
何が原因で争っているの?
毎日のようにニュースに出ている、
香港のデモ問題
『デモをして何と戦っているか?』


説明すると長くなるので、
ザックリとお伝えすると、


香港に対しての、中国の介入を、
阻止するための運動です。


このデモの内容に関しては、
スタッフの香港マスター女子長谷川が、
社内ブログでかなり深く執筆しているので、
そちらをしっかりチェックしておいて下さい。
^^
今後の香港の未来は、
中国との関わり方で大きく変わってきます。


今回のデモに関しても、
中国側で武力行使による鎮圧も視野に、
国境ギリギリのところで、軍隊が待機しています。


香港デモの参加者が、
「デモ」ではなく「テロ」とまで、
世論が言い出した空気感は、


中国が動く絶好のタイミングでしたが、
それでも中国は静観で終わっています。


なぜ、中国が動かなかったか?
いや、動けなかったのか?


これには大きな理由があるのです。
その理由について触れていきます。
中国にとって香港は大切な国?
今の香港とのバランスを崩せない理由とは
中国が厳格な資本規制を実施し、
金融市場や銀行システムに、
介入するのに対して、


香港は開放的な市場で、株式と債券の、
資金調達の場として有名な国です。
そして、世界水準の金融システムと、
法体系があり、経済規模以上の評価を、
世界中からされています。


そのような中、一国二制度の下で、
香港には中国本土にない、表現の自由や、
独立的な司法などの自由が保障されて、


中国政府とは別個に、貿易や投資に関する、
協議ができる国際的な地位を手にしています。


例えば、
米国が中国製品に課している関税は、
香港には適用されません。


また外国投資家は、
共産党支配を支える中国本土の法体系よりも、
香港の法体系に信頼を置いているのが実状です。


そこに便乗して、中国は香港の、
通貨、株式、債券市場を利用して、
外国資金を呼び込んでいます。


外国企業は香港を、中国本土に進出する、
足掛かりにしているところがほとんどですし、


外国から中国への直接投資の大半も、
香港経由となっているのが事実です。


具体的な数字でお伝えすると、2018年の
中国企業による新規株式公開(IPO)で
得た資金調達額は642億ドル
(約6兆8,000億円)です。
これは、世界全体のIPO総額の、
ほぼ3分の1に相当します。
(すごい額ですよね。。)


上海ないし深センの上場での
調達額は197億ドルほどですが、


なんと香港での上場は、
350億ドルと半分以上の額になっているのです。


中国の新規株の資金調達に、
約4兆円が、香港経由で中国企業へ、、、
中国にとって、香港がどれだけ大切かがわかると思います。


また、香港と上海・深センでは、
株式相互接続制度というものがあり、


外国人が中国本土の株式に、
投資する主な手段となっています。


さらに、中国企業が昨年、海外市場で行った
ドル建て起債1,659億ドルのうち、
33%を香港の債券市場が占めている状況です。


さらにさらに!ナティクシスが集計した、
香港金融管理局のデータによると、


中国の銀行が香港で保有する資産は、
昨年段階で1兆1,000億ドルと、
他のどの地域の銀行よりも多く、
中国のGDPのおよそ9%に相当します。


こうした巨大な金融チャネルを失えば、
減速している中国経済は一層不安定化し、
信頼が揺らぐ恐れが出てしまいます。


また、香港の港が依然として、
中国の輸出入の大部分を取り扱っていることや、


香港が中国にとって、
国・地域別で最大のサービス貿易相手
だったことなどからも、結びつきの強さがわかります。
人民元を国際的に利用される通貨として、
ドルに対抗する存在にしようという、
中国の長年の野望を実現する上でも、
香港は極めて重要な存在になっているのです。


上記のように、中国にとって、
非常に貴重な香港ですが、


中国政府は、香港の騒乱が、
中国の安全保障や主権を脅かすならば、
放っておくわけにはいかないといっています。


ですが、主要国の政治指導者は、
中国側に自制を求めている状況です。


米上院議員は、1992年に成立させた
米国・香港政策法を修正し、


香港を中国本土と別の関税エリアとする扱いを、
変更する意向を示唆しています。


こうした扱いをしてきたのは、
香港が中国政府から十分に、
独立的と判断してきたためで、


もし中国が何らかの形で武力を行使すれば、
米国が同法を修正する決定的な、
要因になってしまうことが予想されます。


このような理由で、香港に対して、
中国は非常にデリケートに接しているのです。
今後の香港・中国の関係
どうなっていくの??
前章までで分かる通り、
中国にとって、香港は必要不可欠な国です。


なので、今後も程よい距離感を保ち、
香港の経済発展のフォローをして行くでしょう。


香港の国民からすると、
その距離感の中で、政治的介入を感じる度に
デモを開催し続けることが予想されます。


そして、
香港の国民が許容するギリギリのラインを、
譲歩しながら2047年を迎えそうな気がします。


2047年には、
香港は中国に吸収される条項があります。
ですが、これに関しても、
あるタイミングで期限の延期なども、
あるのではないか?と私は考えています。
(あくまでも私の個人的な予想です)


何故なら、金融自由度を評価されて、
沢山のマネーが入っている香港が、


「中国の完全管理下になります」
となった時点で、誰もお金を預けなくなるでしょう。


そして、
その懸念は2047年ギリギリではなく、
その数年前からリスク回避として、


外資の金融企業などが、
撤退準備を進めるのは間違いありません。
結果それは中国にとってもマイナスになるので、
そのような動きが生まれ出す前に、


「一国二制度をもう30年延期」


というような方針が、
発表されるのではないかと考えています。


「それなら香港はずっと安心そうですね^^」


と思われる方もいるかもしれませんが、
そうともいえないリスクを伝えておきます。


上記のようなシナリオは、
あくまでも『中国経済が成り立っている』
というのが大前提での話になります。


もし、中国が何かしらの金融危機があった場合、
真っ先に搾取しようとする先は、
香港の可能性が高いです。


そう言った点でも、
香港は中国リスクを孕んでいるので、
香港に資産集中!というのはやめて、
国による資産分散も徹底しておきましょう!
p(^_^)q


香港以外でのホットな分散先になりそうな、
海外銀行口座情報がありましたら、


当メルマガでもご案内予定ですので、
しっかり情報をウォッチしておきましょう♪
編集後記
地べたに座り込んでいたお婆ちゃん、
動けなくなった理由を聞いたところ、


買い物した荷物を持って帰っている途中で、
荷物が重たすぎて動けなくなったとのこと。。


なのでお婆ちゃんの代わりに、
その荷物を持ってあげたら、
確かにかなり重い荷物。。。


一番近くのスーパーでも、
1キロ以上あるので、確かに重労働。。


お婆ちゃんとしては、行くのも大変なので、
大量に買い物をしていたのでしょう。


そして、お婆ちゃんの自宅までは
階段も多く、荷台も使えない感じでした。(涙)


お婆ちゃんは歩くだけでも疲れている感じで
ヒューヒューと喘息気味の声を出しながら、
家の前まで着きました。


「いやぁ、どうもありがとうございました」


と言われた先は、
5階建ての市営住宅の目の前。
もしかして、、、と思って、
住んでいる回数を聞いたら、
エレベーターなしの最上階でした。


さすがに放っておけないので、
荷物を5階まで運びましたが、
男性の私でもヘトヘトになる労力。


これを90歳の女性となると、
外出が完全に億劫になることでしょう(涙)


お婆ちゃんに
「5階は大変でしょう!1階に引っ越せないんですか?」
と聞いたのですが、他に空きもないので、
止むを得ず住んでるとの事。


お婆ちゃんを送った後、
ヒューヒュー苦しそうに息をしながら、
階段を登るお婆ちゃんが思い浮かび、
モヤモヤとした胸の痛みが消えませんでした。。


老後の生活を快適にするための選択肢に、
お金がどれだけ重要かを目の当たりにしました。


みなさんにも、
何かしら感じていただけると幸いです。
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
※本メールの内容は事前の書面による許可なく複製、複写、転載、転送する事を禁じます。
※本メールは、投資にご興味を持って頂いた方に特別にお送りしているメルマガで、投資学習用に作成されています。
 記載されている内容は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。
※ご紹介している事例や数値、市場動向の見通しなどは、この文章を書いた時点での数値を元にした参考例であり、
 将来の利回りや運用成果、市場環境の変動等を保証するものではありません
バックナンバーはこちら
メールアドレスの変更配信解除利用規約個人情報保護の方針お問い合わせ

※メールマガジン配信設定後に退会された場合、退会当日、または翌日にメールが届く場合があります。
何卒ご了承ください。

Global Investment Academy
Rm.804, Boss Commercial Centre, 28 Ferry Street, Jordan, Kowloon, Hong Kong
info@academy-global-investment.com

Copyright(C) GLOBAL INVESTMENT ACADEMY All Rights Reserved.

このメールはGIA通信に登録された方にお送りしております。