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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの中村です。
先日、夜20:00頃、
実家近くを車で走っていたら
「助けてくれ〜!!」と、
70歳くらいの男性が、
車の前に仁王立ちをしてきました。
「夜だしなんだか怖いな〜・・・」
と思いながら外へ出ると、
「あっちでお婆さんが動けなくなってるんだよ
ついてきておくれ!」
といって向かった先には、
90歳くらいに見える、
お婆さんが疲れた顔をして、
アスファルトに座り込んでいました(汗)
「お婆ちゃん、どうしたんですか?」
と私が聞いたところ、、、
続きは【編集後記】にて
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毎日のようにニュースに出ている、
香港のデモ問題
『デモをして何と戦っているか?』
説明すると長くなるので、
ザックリとお伝えすると、
香港に対しての、中国の介入を、
阻止するための運動です。
このデモの内容に関しては、
スタッフの香港マスター女子長谷川が、
社内ブログでかなり深く執筆しているので、
そちらをしっかりチェックしておいて下さい。
^^
今後の香港の未来は、
中国との関わり方で大きく変わってきます。
今回のデモに関しても、
中国側で武力行使による鎮圧も視野に、
国境ギリギリのところで、軍隊が待機しています。
香港デモの参加者が、
「デモ」ではなく「テロ」とまで、
世論が言い出した空気感は、
中国が動く絶好のタイミングでしたが、
それでも中国は静観で終わっています。
なぜ、中国が動かなかったか?
いや、動けなかったのか?
これには大きな理由があるのです。
その理由について触れていきます。
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中国にとって香港は大切な国? 今の香港とのバランスを崩せない理由とは |
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中国が厳格な資本規制を実施し、
金融市場や銀行システムに、
介入するのに対して、
香港は開放的な市場で、株式と債券の、
資金調達の場として有名な国です。
そして、世界水準の金融システムと、
法体系があり、経済規模以上の評価を、
世界中からされています。
そのような中、一国二制度の下で、
香港には中国本土にない、表現の自由や、
独立的な司法などの自由が保障されて、
中国政府とは別個に、貿易や投資に関する、
協議ができる国際的な地位を手にしています。
例えば、
米国が中国製品に課している関税は、
香港には適用されません。
また外国投資家は、
共産党支配を支える中国本土の法体系よりも、
香港の法体系に信頼を置いているのが実状です。
そこに便乗して、中国は香港の、
通貨、株式、債券市場を利用して、
外国資金を呼び込んでいます。
外国企業は香港を、中国本土に進出する、
足掛かりにしているところがほとんどですし、
外国から中国への直接投資の大半も、
香港経由となっているのが事実です。
具体的な数字でお伝えすると、2018年の
中国企業による新規株式公開(IPO)で
得た資金調達額は642億ドル
(約6兆8,000億円)です。
これは、世界全体のIPO総額の、
ほぼ3分の1に相当します。
(すごい額ですよね。。)
上海ないし深センの上場での
調達額は197億ドルほどですが、
なんと香港での上場は、
350億ドルと半分以上の額になっているのです。
中国の新規株の資金調達に、
約4兆円が、香港経由で中国企業へ、、、
中国にとって、香港がどれだけ大切かがわかると思います。
また、香港と上海・深センでは、
株式相互接続制度というものがあり、
外国人が中国本土の株式に、
投資する主な手段となっています。
さらに、中国企業が昨年、海外市場で行った
ドル建て起債1,659億ドルのうち、
33%を香港の債券市場が占めている状況です。
さらにさらに!ナティクシスが集計した、
香港金融管理局のデータによると、
中国の銀行が香港で保有する資産は、
昨年段階で1兆1,000億ドルと、
他のどの地域の銀行よりも多く、
中国のGDPのおよそ9%に相当します。
こうした巨大な金融チャネルを失えば、
減速している中国経済は一層不安定化し、
信頼が揺らぐ恐れが出てしまいます。
また、香港の港が依然として、
中国の輸出入の大部分を取り扱っていることや、
香港が中国にとって、
国・地域別で最大のサービス貿易相手
だったことなどからも、結びつきの強さがわかります。
人民元を国際的に利用される通貨として、
ドルに対抗する存在にしようという、
中国の長年の野望を実現する上でも、
香港は極めて重要な存在になっているのです。
上記のように、中国にとって、
非常に貴重な香港ですが、
中国政府は、香港の騒乱が、
中国の安全保障や主権を脅かすならば、
放っておくわけにはいかないといっています。
ですが、主要国の政治指導者は、
中国側に自制を求めている状況です。
米上院議員は、1992年に成立させた
米国・香港政策法を修正し、
香港を中国本土と別の関税エリアとする扱いを、
変更する意向を示唆しています。
こうした扱いをしてきたのは、
香港が中国政府から十分に、
独立的と判断してきたためで、
もし中国が何らかの形で武力を行使すれば、
米国が同法を修正する決定的な、
要因になってしまうことが予想されます。
このような理由で、香港に対して、
中国は非常にデリケートに接しているのです。
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前章までで分かる通り、
中国にとって、香港は必要不可欠な国です。
なので、今後も程よい距離感を保ち、
香港の経済発展のフォローをして行くでしょう。
香港の国民からすると、
その距離感の中で、政治的介入を感じる度に
デモを開催し続けることが予想されます。
そして、
香港の国民が許容するギリギリのラインを、
譲歩しながら2047年を迎えそうな気がします。
2047年には、
香港は中国に吸収される条項があります。
ですが、これに関しても、
あるタイミングで期限の延期なども、
あるのではないか?と私は考えています。
(あくまでも私の個人的な予想です)
何故なら、金融自由度を評価されて、
沢山のマネーが入っている香港が、
「中国の完全管理下になります」
となった時点で、誰もお金を預けなくなるでしょう。
そして、
その懸念は2047年ギリギリではなく、
その数年前からリスク回避として、
外資の金融企業などが、
撤退準備を進めるのは間違いありません。
結果それは中国にとってもマイナスになるので、
そのような動きが生まれ出す前に、
「一国二制度をもう30年延期」
というような方針が、
発表されるのではないかと考えています。
「それなら香港はずっと安心そうですね^^」
と思われる方もいるかもしれませんが、
そうともいえないリスクを伝えておきます。
上記のようなシナリオは、
あくまでも『中国経済が成り立っている』
というのが大前提での話になります。
もし、中国が何かしらの金融危機があった場合、
真っ先に搾取しようとする先は、
香港の可能性が高いです。
そう言った点でも、
香港は中国リスクを孕んでいるので、
香港に資産集中!というのはやめて、
国による資産分散も徹底しておきましょう!
p(^_^)q
香港以外でのホットな分散先になりそうな、
海外銀行口座情報がありましたら、
当メルマガでもご案内予定ですので、
しっかり情報をウォッチしておきましょう♪
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地べたに座り込んでいたお婆ちゃん、
動けなくなった理由を聞いたところ、
買い物した荷物を持って帰っている途中で、
荷物が重たすぎて動けなくなったとのこと。。
なのでお婆ちゃんの代わりに、
その荷物を持ってあげたら、
確かにかなり重い荷物。。。
一番近くのスーパーでも、
1キロ以上あるので、確かに重労働。。
お婆ちゃんとしては、行くのも大変なので、
大量に買い物をしていたのでしょう。
そして、お婆ちゃんの自宅までは
階段も多く、荷台も使えない感じでした。(涙)
お婆ちゃんは歩くだけでも疲れている感じで
ヒューヒューと喘息気味の声を出しながら、
家の前まで着きました。
「いやぁ、どうもありがとうございました」
と言われた先は、
5階建ての市営住宅の目の前。
もしかして、、、と思って、
住んでいる回数を聞いたら、
エレベーターなしの最上階でした。
さすがに放っておけないので、
荷物を5階まで運びましたが、
男性の私でもヘトヘトになる労力。
これを90歳の女性となると、
外出が完全に億劫になることでしょう(涙)
お婆ちゃんに
「5階は大変でしょう!1階に引っ越せないんですか?」
と聞いたのですが、他に空きもないので、
止むを得ず住んでるとの事。
お婆ちゃんを送った後、
ヒューヒュー苦しそうに息をしながら、
階段を登るお婆ちゃんが思い浮かび、
モヤモヤとした胸の痛みが消えませんでした。。
老後の生活を快適にするための選択肢に、
お金がどれだけ重要かを目の当たりにしました。
みなさんにも、
何かしら感じていただけると幸いです。
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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