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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.339
米・英・日でこれだけ違う家計資産の推移
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


今年のテニス界で
最後の4大大会でもある
『全米オープンテニス』が開幕しました!


ビッグ3と呼ばれる
おじさんプレイヤー(失礼っ!)が
未だに健在ですが、


そろそろ
新しいニューヒーローが
待ち望まれるところです。
(錦織くんも大坂さんも頑張れ!)



それはそうと、
先日こんな記事を目にしました。


「世界で最も稼ぐテニス選手、
 フェデラーの年収が98億円超に」




テニスって、
そんなに稼げるスポーツなの!?
と、思った人も多いと思います。


少し内容を噛み砕いてみると、
違った景色が見えてきます。


続きは【編集後記】にて
投資や資産運用なんて必要ない・・・
そもそも「興味もないっす!」の事実
いきなりですが、
皆さんは、資産運用に興味がありますか?


え、なければ、
このメルマガを購読してない・・?


そうでしたね、はい。。。
(いつもありがとうございます!)


では、実際に、
国内でも海外でも良いので、
投資のご経験はありますでしょうか?



先日金融庁が発表した説明資料に、
面白いアンケート結果が載っていました。


投資未経験者(n=5593)のうち、
約8割以上もの人が


「有価証券への投資は資産形成のために必要ない」
と回答。
そして、その理由としては、
「そもそも投資に興味がない」
等と回答した人が約6割もいた、
とのことでした。
今のこのご時世に、
資産形成の必要性を感じてないばかりか、
そもそも興味がないって、一体・・・


この結果は正直信じがたく、
驚きを隠せませんでした。


でも、
もしかすると、
これが現実であり、


日本が抱えている
問題なのかもしれません。



そのレポートを読み進めていくと、
また別の切り口での質問がありました。


金融や投資に関する教育を
受けた機会の有無を聞いた質問に対して、
(n=10,000)


投資教育を受けた【経験あり】<29%>
一方で、受けた【経験なし】<71%>
なっていました。


やっぱり、
日本ではまだまだ
投資教育の機会が少ないんだなー
と思いつつ、


投資教育を受けた経験が
ない人たち(n=7,102)を対象に、


「今後金融や投資に対する
 知識を身に付けたいか?」



という質問に対しては、
知識を身に付けたいと
思わない人が67%もいました。



ぐぐぅ。。。。


3人に2人は、
そもそも知識を身に付けたいとは
思ってもないのね、、、、涙



おい、両角よ。


めげている場合じゃないぞ!
だからこそ、今のこの仕事に対して、
大きなやりがいと使命感があるのではないかっ!


なかなか心が折れそうになりますが、
自分自身でそう言い聞かせ、
このメルマガを書いています。。
20年前と比べて633兆円も増えた日本
実は運用上手だったりして!?
今回このような調査レポートを見て、
やはり改めて今の日本人は、
金融・投資教育の機会、
場の提供が少なすぎると思うし、


提供する内容自体も、
正直あまり良いものとは思えません。


そもそも資産運用は、
誰かに説得されて行動を起こす
類のものではないですし、


自らが将来に危機感を頂き、
自らの、家族の安心のために、
今すぐにでもアクションを
起こしていかないといけません。


詳しい理由については、
ここでは省きますが、


このメルマガ購読者であり、
リテラシーの高い皆さんであれば、
ご理解頂いているはずです。


上記のアンケートの結果、
やはり諸外国と比べても、
上手に資産運用ができてないばかりか、


結局、
変な儲け話に乗せられて、
詐欺にあったり、


知識や情報がないばかりに、
うっかり資産を溶かしてしまうことに
繋がってしまうのではないか。。


我々はそう、真剣に危惧しています。
こちらも金融庁が発表した報告書から
一部抜粋させてもらっています。



下記のグラフは、
日本の家計金融資産の推移を表したものです。


2016年度末時点で、
家計金融資産合計は約1,815兆円、
20年前の1995年時と比較して、
約633兆円も増えたことになります。
20年間で633兆円増加ということは、
1年間で31.6兆円も増えている計算に!?


一つの家計に置き換えた場合、
あるいは実感覚として、
到底考えにくいでけどね、、、汗


一方の現預金の推移を見ると、
(色が濃い棒グラフの部分)
こちらも右肩上がりに増え、


同年度末には約938兆円、
全体に対して半分以上の
約52%を占めています。


昔から、
日本人は資産運用下手とか、
貯蓄(貯金)大好きとか言われていますが、


果たしてこの数字は、
諸外国と比べてどうなのか?


そしてそれが、
どのような結果に結びついているのか、
別なデータからも探ってみましょう。
日本人は資産運用は本当に下手なのか?
米・英・日の資産構成比から検証する
下の棒グラフは、
米国・英国・日本のそれぞれについて、
家計金融資産の構成比をみたものです。
各国における資産額の違いはさておき、
ここからわかるポイントは下記の通り。
・日本は米国・英国と比べ、
 株式・投信等の割合が低く、
 預貯金の割合が高い

・米国は英国・日本と比べ、
 株式・投信等の割合が高く、
 預貯金の割合が低い

・英国は米国と比べ、
 株式・投信等の割合が低いものの、
 日本と比べて圧倒的に高い

上記は、
乱暴な言い方をすれば、
「単なる国民性の違いだ!」
との一蹴されるかもしれませんが、


諸外国(特に米英)と日本の差について、
明らかに言われているのは、


「幼少時から金融教育を受けているかどうか?」


という、金融リテラシーの差、
だとも言われていますし、
上述したアンケートの結果からも、
それは明らかだと思います。


そしてそのリテラシーの差が、
こんな形で如実に表れているのです。



下記のグラフは
米国・英国・日本の3カ国における
家計金融資産の推移を示したものです。
これによると、
過去20年間に日本(青の折れ線)も
<1.54倍>資産を増やせたものの、


米国(黄緑の折れ線)は、
同期間に日本の倍以上の
<3.32倍>も増やしたことがわかります。


これだけ聞くと、
日本は同期間で長いデフレを経験し、
アメリカは好景気だったから仕方ないじゃん?


と反論されそうですが、
上のグラフの面グラフに注目してください。


面グラフは、
運用リターンによる資産の推移、


つまり
「おカネに働いてもらったリターン」
を示したものであり、
景気による給与の増減は加味していません。


これにおいても、
米国が<2.45倍>増やしたのに対して、
日本は<1.20倍>しか増やせていません。
(英国も<1.77倍>増加)


この差は何なのか?


ここから読み取れることは、
上であげたポイントにあるように、
・日本は米国・英国と比べ、
 株式・投信等の割合が低く、
 預貯金の割合が高い

・米国は英国・日本と比べ、
 株式・投信等の割合が高く、
 預貯金の割合が低い

が、大きいと言えるでしょう。


やはり、
ある程度のリターンを得るには、
それなりにリスクも取らざるを得ませんし、


特に異次元金融緩和政策を
継続している我が国日本において、
現預金として資産を持っているだけでは、
いつまでたってもお金は増えません。



このことから、
日本(あるいは日本人)が、
資産運用の分野においては、
米英から劣っていると認めざるを得ません。


日本と米国の対比表はこちらです。
この結果を見て、
皆さんは何を思いますか?


もちろん上記の差は、
単にリテラシーの問題だけだと
言い切るつもりもありませんし、


様々な要因が
複雑に絡み合ってのこと
であることも理解しています。


もしこれを見て、
何か思うところがあれば、
ぜひ忌憚ないご意見をお聞かせください。
本当の勝ち組は労働所得ではなく、
所有財産からの不労所得が多い
あ、あともう一つ。


このデータから読み取れることで、
実はこのことが今回一番伝えたかった
メッセージでもありましたー


上の対比表の
一番下にある項目にご注目ください。


全体の家計所得のうち
勤労所得と財産所得の割合を示しています。


勤労所得とは、
就労して(単に働いて)稼いだお金。


一方財産所得とは、
財産の所有もしくは利用によって
発生する所得で、地代・利子・配当など。


皆さんも、
どちらかは必ずあるでしょうし、
ほとんどの方は、額の大小はあるにせよ、
両方の所得がある方が一般的ははず。


その割合が
日本と米国ではまた大きく異なり、


日本では、
勤労所得:財産所得が
8:1なのに対して、


米国では、
3:1となっていて、
所得の約25%程度が、
運用からくるリターンとなっているのです。


と言うことは、
毎月50万の所得があれば12.5万円、


毎月100万の所得があれば、
25万円が不労所得として
入ってくるイメージですね。
(細かい税金などは考慮せず)
誰もが魅力的に見える
この財産所得ですが、


当然ながら、
一夜にして作ることは出来ません。


そうでなくとも、
日々生活しているだけで発生する
支出をカバーするだけでも必死で、
そんな資産なんて作れないよー
と言う人も多いでしょう。


ただ、それでも、
資産形成を行なっていく上で、
欠かさないお金の作り方の方程式、


つまり、


「収入」ー「支出」=「貯蓄」


ではなく、


「収入」ー「貯蓄」=「支出」


を心掛けるだけでも違いますし、
少額でも、コツコツ時間をかけて、
投資を継続していくことで、
効果は必ず出てきます。



人間の一生涯は有限です。


特に時間は誰もが平等であり、
その時間の使い方によっても、
人生の幸福度が変わってくるはず。


すぐにお金が貯まらなくとも、
知識という【無形固定資産】は、
誰にでも増やすことが出来ますし、


その資産は、
一生涯の友として、
あなたの人生を支えてくれることでしょう。
P.S.

6月末に開催しました
『南コーカサス2カ国・魅力発掘セミナー』


こちら3時間セミナーの様子を
4分半にギュギュッとまとめた
ダイジェスト動画が出来上がりました。


すでにセミナーをご覧頂いた方も、
うっかり見逃してしまっていた方も、


是非自分の視野を広げるために、
まだ日本人のほとんどが知らない
南コーカサス2カ国の魅力を感じてみて下さい^^
編集後記
これはテニスに
限った話ではないですが、
プロスポーツ選手の収入は、
単に試合で勝利した時の賞金だけではなく、


ウェアやシューズ、あるいは
ラケットなどのスポーツ用品企業などからの
スポンサーシップ契約による収入が大きいです。


先に挙げたフェデラーの年収98億円も、
賞金だけでは約8億円しかないのに対して、
(しかない、とは言い切れない金額・・・驚)


スポンサーシップ契約は、
その11倍以上の約90億円にのぼります!


今年38歳を迎えた
世界のアスリートの中でも
超スーパースターであるフェデラー。


果たして
彼の生涯収入は一体
どれくらいになるものか・・・
(生涯No.1はマイケルジョーダンの約2085億円!!!)



あ、ちなみに、
日本のエースである錦織くんも、
年収約40億円に達し、世界第3位に躍進!
(賞金約5億円、スポンサー約35億円)


そして、
その上の第2位には、
グランドスラムの直近の5大会のうち、
4つで優勝した世界No.1のジョコビッチがいて、
年収約54億円(賞金22億円、スポンサー32億円)。


なんと驚くことに!!


錦織くんの方が、
現在世界No1のジョコビッチより、
多くのスポンサーシップ収入を得ています!
すごいですね〜〜〜〜〜
(ジャパンマネーのお陰!?苦笑)



ただ、、、、
実は、これこそがまさに、


「ヤツ(錦織)だけには
 ゼッティーーー負けねぇーーー
 ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

と、ジョコビッチが、
錦織くんとの試合では、
鬼の形相で迫りまくり、


特に最近では全くの隙も見せず、
対戦成績を【16勝2敗】と、
圧倒的な成績を収めている理由でもあるようです。
(by ジョコと親しい日本人テニス関係者の談)



納得です。。。。
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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