画像がうまく表示されない方は、
こちらのWEBページをご覧ください。
GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.338
カエル跳びで一気に逆転?後発新興国の強み
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


本編にて
カエルを例えにして、
後発新興国で起きている、
ある現象を表現していますが、


ふと、今の日本の状況も、
別のカエルの例えに
当てはまりそうな気もしてきました。


続きは【編集後記】にて
中国資本を上手に活用し、
急激な成長を遂げているカンボジア
先週、仕事の関係で、
カンボジア・プノンペンに
3日間ほど滞在していました。
▲プノンペン中心地にあるナガホテル内の様子



カンボジアは、
一人当たりの名目GDPが
約1,500米ドルを
やっと超えるくらいで、


ASEAN諸国の中でも、
下から数えて2番目の貧しい国。
ただ近年では、
中国やタイの人件費上昇
などによる市場の変化など背景に、


日系企業を含め、
多くの外国企業が
生産拠点として人件費の安い
カンボジアへ進出する事例も増加。


その結果、
経済成長率も、
2017年には7.0%(実績)、
2018年には7.25%(見込み)、


そして2019年には6.83%(予測)
と、高い成長が期待されています。


そして、
そのカンボジアの
高い成長を支えているのが、中国です。
カンボジアは、
ASEAN諸国の中でも
最も『親中国』として有名で、
中国の資本を上手に活用し、
近年急速に成長を遂げてきました。


私自身も、
カンボジアへ
最初に足を踏み入れた
2015年からその経緯を見ていて、
確実に街が変わってきたことを
この目と肌で強烈に感じています。


もちろん、
カンボジア自体の人口は、
たったの約1600万人ですし、


首都のプノンペン都にも、
約213万人しか住んでいませんので、


中国の上海や深センのような、
爆発的に街が成長しているかといえば、
そこまでのスピード感はありませんが、


街の至る所で、
大きな開発プロジェクトが、
何個も同時並行していますし、


この国で暮らす人々の生活レベルが、
明らかに変わってきたのがわかります。


しかも、
その変化の仕方が、
段階を飛び越えて劇的に変わるのだから、
驚きを隠せませんし、大変興味深いのです。
カエル跳びで技術革新が進む
フィンテック先進国・カンボジア
ここで一つ質問ですが、
皆さんは、


「リープフロッグ型発展」


って聞いたことがありますか?


リープフロッグとは、
文字通りLeap(跳ぶ)Frog(カエル)のこと。


アフリカや東南アジアなど、
いわゆる新興国の経済発展を象徴する言葉として、
最近よく耳にすることも多いかと思います。
フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると
こう示されています。
リープフロッグ型発展とは、
既存の社会インフラが
整備されていない新興国において、
新しいサービス等が先進国が歩んできた
技術進展を飛び越えて一気に広まること。
リープフロッグ現象ともいう。


一例として、
多くの新興国において、
固定電話の普及を待たずに
携帯電話およびスマートフォンが
急速に普及したことが挙げられる。

(以下省略)

なんとなく、
イメージ出来ましたか?


新興国の経済発展は、
米国や日本などの先進国が
歩んできた技術革新の歴史や過程を
そのまま後を辿るのではなく、


新しい技術が取り入れられる際に、
途中の段階はすっとばして、
一気に最先端の技術に到達しちゃうのです。


その現象が、
カエルが飛び跳ねる様子に似ていることから、
こういう名前がつけられたようです。


カンボジア内のインフラで
欠かすことのできないトゥクトゥクも、
本来はバイクと荷台を繋いで、
運ぶタイプがほとんどでしたが、
今では、
インド製の三輪自動車のタイプに
どんどん入れ替わっていますし、


ほとんどのトゥクトゥクが
携帯の配車アプリと連動して、
ワンタッチで呼ぶことも可能になったおかげで、


英語が通じなくて、
行き先を指定するのが難しかったり、
変な価格交渉がなくなったり、
大幅な改善が図られています。
また、リープフロッグ現象が
明確に現れているのが、
金融とITを組み合わせた
フィンテック(FinTech)の分野です。


カンボジア電気通信省の発表によると、
2018年末時点での携帯電話契約数は、
人口比120%超の1916万枚。


また、アジア財団による調査では、
携帯電話の保有率は96%
(都市部97%、地方部95%)
となっており、


一人が複数の携帯電話を利用したり、
企業や団体の専用電話も、
固定電話ではなくなってきています。


また、
街の中のホテルはもちろんのこと、
カフェや小売店などでは、
当たり前に無料Wifiが整備され、


『Pi Pay(パイペイ)』
という電子決済アプリも
様々な小売店で導入され、


2019年末には、
アクティブユーザーが約25万人、
取引件数は年間で750万件、
取引総額は1億7000万ドルに
及ぶとまで言われています。



人口の7割が30代以下といわれ、
生まれたときから
デジタル機器になじんでいる
「デジタルネーティブ」
がほとんどのカンボジア。


キャッシュレス社会は、
間違いなく日本より
数段進んでいるのでは?
という状況を私自身何度も体験しています。
話題の大型コンドプロジェクトも
次々に完成を迎える
さて、
そんなリープフロッグ現象が
進んでいるカンボジアですが、


街の成長を生かした
不動産投資という観点でも、
世界中から注目を浴びています。



首都・プノンペンでの
開発プロジェクトで典型的なものが、
市街の東側に位置する
『ダイヤモンドアイランド』


ここのほとんどのプロジェクトが、
中国資本ではありつつも、
大型のコンドミニアムが
バンバン建っていますし、


インターナショナルスクールや、
複合商業施設なども次々に、
建築が進められています。


確かに、以前は、
ガラーンとしていた埋立地に、
こうも短期間に街が出来上がってくると、


「おお〜っ!!」


となるにはなるのですが、
なんと言いますか、、、


「ここは中国かっ!」
といった感じで、
かなり中国色が強い街の作り。


多分あと数年も経てば、
大量の中国人が移り住んでくるでしょう。


カンボジアの、
どこかほのぼのとした、
雰囲気が好きな私としては、
少し複雑な気持ちになりました。
また、この開発エリアには、
シンガポールの某ホテルと、
瓜二つなプロジェクトとして
注目を浴びていた『リビエラ』があります。


当初の完成予定は2017年。
▲モデルルームでの完成模型図



そして、2019年8月時点での様子がこちら。
うーん、、、


まだ完成してないばかりか、
話題のお船も当然ありませんし、、
そもそも奥は3棟ではなく2棟に減らした??


この写真上の左の棟は、
すでに引き渡しも完了し、
生活をスタートしている
住民の姿も見受けられましたが、


外観から見る限り、
入居しているのは1割も満たない感じ?


果てしてどうなることか・・




そしてもうひとつ。


オリンピックスタジアム横に
建設中であったこちらも大型プロジェクト。
『オリンピアシティ』


完成予定図はこんな感じ。
2015年に初めて見たときは、
「ゼッテー無理だよなぁー!」
とみんなで言っていた覚えがありますw


こちらは2019年8月時点で、
上の写真の手前C1〜C4はすでに完成。



現在東側に位置するC5とC7の建設が
進められているところでしたが、
中央の高層タワーが立つかは微妙、、、
(完成予定は2020年)
ただ、併設している
ショッピングモールも、
すでにソフトオープンしていて、


多くの中国人や地元の住民で、
賑わいを見せていました。
街の成長が不動産投資の成功と
一致しているとは限らない・・・
カンボジア・プノンペンにおいて、
こうした街開発が進行していたことは、
それこそ2015年の時に把握しており、


不動産投資のチャンスだ!
という期待も自然と高まりましたが、


その当時はあまりにも、
「需要が供給に追いつかない!」
ということで、
ご紹介を見送った経緯があります。


確かに、
街開発は確実に進んでいるし、
生活の利便性は向上しています。


ただ、
不動産投資という点では、
特にインカムゲインについて、
安定して収益が上がるまでには
相当な時間がかかるでしょうし、


一方で、購入した金額の
2倍、3倍の値段で売れる、
キャピタルゲインが取れるかは、


こうして次々と、
新しいプロジェクトが
出てきている中では、
正直厳しいと言わざるを得ません。


特にこのカンボジアは、
中国の息がかかっている国なので、
現在中国経済の停滞・後退が
懸念されている中では、


その動き次第で、
この国の経済や街開発も、
影響が出てくるでしょう。


本当にこういう後発新興国では、
10年、20年単位で見ていかないと、
かなり辛いと思いますね、、、


逆に、
10年、20年のスパンで見れれば、
負ける可能性はほとんどないのでは?
とも思いますけど。



何れにしても、
日本から比較的近いASEAN諸国で、
街が大きく成長している中で、


それをいかに投資に・ビジネスに、
活かしていくことができるのか・・・?


引き続き、
学びと実践を繰り返しながら、
答え合わせをしていくしかないようです。


その他の写真も少し・・・
あ、ちなみに。


2017年の2月に
不動産視察に訪れた際に
弊社スタッフの長谷川が作成した
視察レポートは秀逸ですので、
こちらも合わせてご覧ください^^
編集後記
『茹でガエル理論』とか
『茹でガエル現象』とか言ったりします。


皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います。



居心地の良い、
ぬるま湯のような状態に慣れきってしまうと、
変化に気づけずに致命傷を負ってしまう、
というビジネス上の教訓とされていますよね。


なぜ日本が茹でガエル??
と思われるかもしれませんが、


本編でも触れてますが、
カンボジアなどの国は、
技術革新が数段飛びで進化し、
ある部分では日本より進んでたりもします。


また英語力にしても、
日本よりもすでに上位にいることを、
いつかのGIA通信でもお伝えしました。


今すぐ日本がこれらの新興国に
その地位を脅かされるとは思いませんが、
いつまでも下のように見ていると、
近い将来必ずしっぺ返しがくるはず・・・


過去の10年分の差は、
今ではたった数年間程度に
縮まっている、それが現実です。


後ろから、
ヒタヒタと足音が聞こえてきませんか?
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
※本メールの内容は事前の書面による許可なく複製、複写、転載、転送する事を禁じます。
※本メールは、投資にご興味を持って頂いた方に特別にお送りしているメルマガで、投資学習用に作成されています。
 記載されている内容は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。
※ご紹介している事例や数値、市場動向の見通しなどは、この文章を書いた時点での数値を元にした参考例であり、
 将来の利回りや運用成果、市場環境の変動等を保証するものではありません
バックナンバーはこちら
メールアドレスの変更配信解除利用規約個人情報保護の方針お問い合わせ

※メールマガジン配信設定後に退会された場合、退会当日、または翌日にメールが届く場合があります。
何卒ご了承ください。

Global Investment Academy
Rm.804, Boss Commercial Centre, 28 Ferry Street, Jordan, Kowloon, Hong Kong
info@academy-global-investment.com

Copyright(C) GLOBAL INVESTMENT ACADEMY All Rights Reserved.

このメールはGIA通信に登録された方にお送りしております。