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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
「オレ、本気でTOEFLやりたい。
だから、塾に通わせてくれ!」
日本で生活している
高校3年で受験を控えた息子から、
1枚の入塾案内の紙と一緒に、
LINEでメッセージが飛んできた。
どれどれ・・・・
えっ、3ヶ月で40万円!
親として、
子供の成長には力を添えたいですが、
なかなか現実は厳しいものです、、、涙
続きは【編集後記】にて
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年間で一人当たり13億円増加!? 25万6千人いる彼らは一体何者・・・? |
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いきなりですが、質問です。
『UHNWI』
って、何のことだかわかりますか?
多分金融リテラシーが比較的高い、
GIA通信の読者さんたちでも、
一発回答できる人は、
あまり多くはないでしょう^^;
この、UHNWIは、
『Ultra-High-Net-Worth Individual』
の頭文字を取ったもので、
純資産3000万ドル(約32億円相当)
以上所有する者と定義されており、
『”超”富裕層』とも言われています。
(以下、UHNWIを超富裕層と書く)
あ、ちなみに、
我々がよく口にする
『富裕層』の定義ですが、
一般的には、
100万ドル以上の投資可能な、
資産を保有する人々のことを指し、
こちらも、
「High-Net-Worth Individual」
通称、HNWIと呼ばれています。
米調査会社ウェルス-X(Wealth-X)が、
昨年9月に公表した年次報告書
【2017年度版】によると、
この超富裕層は、
世界中に約25万6千人いて、
その数は2016年より約12.9%増加。
並行して、
彼らの資産合計金額も、
前年から約16.3%増の、
約31億ドル(約3350兆円)にまで増加・・・
ん?
おいおい、
桁、間違ってないよね・・・汗
え、たった1年間に、
約3350兆円の資産が増えたって!?
対象の超富裕層の数は、
全部で25万6千人ってことだから、
単純計算すると、、、、
あくまでも平均ですが、
一人当たり、約13億円も、
たった1年で増やしたってこと。
「!@#$%^&*?¥ 」
一体何をどうやったら、
1年でこんなに財を増やせるのか。。
もはや、
天文学的な数字すぎて、
あまりピンときませんけどね、、、汗
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やっぱり米国が圧倒的なNo.1! でも、、、日本人も大健闘してるよ |
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さて、
この年次報告書をよく見てみると、
超富裕層人口の伸びは、
人口の伸びが大きく、
経済発展を遂げている
アジア各国が牽引しているようで、
実際に2016年対比で、
中国で約32.8%、
香港で約32.5%増加と、
大きく数字を伸ばしています。
(両国はあくまでも別計算にしたようです)
やっぱりこれからは、
アジアの時代!ですよね^^
ただ一方で、
世界で最も超富裕層が多いのが『米国』で、
その数はおよそ8万人にも登る、とのこと。
世界の超富裕層人口全体に占める、
米国人の割合は31%と、圧倒的に多い。
しかも、このランキングで、
上位2〜6位に入る国の人数を合計しても、
米国の人数には遠く及ばない。
アメリカ、強し!です。
ランキング(10位まで)は以下の通り。
(出典:Wealth-X World Ultra Wealth Report 2018)
2位には、
個人的にちょっと意外ですが、
我が国『日本』がランクインしています。
ただ、アメリカとは人数的に、
4.5倍弱の圧倒的な差があります。
日本の超富裕層は、
1万8千人しかないので、
総人口に占める割合は、
たった0.01%程度・・・。
(1万人いて、ようやく1人か・・・)
ほんの一握りというか、
握るほどもいなくて、
指先でつまむ程度、ですかね・・涙
さらにこのレポートを
読み進めていくと、
面白い発見がありました。
さて、ここからが、
今週のGIA通信の本題です!ww
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最も超富裕層が増えている国は、 意外にもアジアの「あの国」だ! |
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上記では、
2017年単年度における、
世界的な超富裕層の状況について、
具体的な数字とともに見てきましたが、
一方、過去5年間
(2012〜17年)を振り返ってみると、
アジアの意外な国で、
超富裕層人口が急増
していたことがわかりました。
さて一体、
どの国かわかりますか?
世界一の豊富な人口と、
着実な経済成長を遂げてきた
中国が大本命では?
いやいや、
不動産価格の上昇が、
クレージーな香港ではないの?
・・・・・・
・・・・
・・・
・・
正解は、、、、
『バングラデシュ』
なのです!
えっ!
バングラデシュ!?
驚かれた方も多いかと思います。
(実際私も驚きました。。。)
実はバングラデシュ。
直近5年間の超富裕層人口の増加率が、
17.3%と、伸び率で世界一なのですね!
また、中国とベトナムでは、
同じ期間にそれぞれ13.4%、12.7%ずつ増加。
(出典:Wealth-X World Ultra Wealth Report 2018)
バングラデシュといえば、
確かに人口は1億6860万人と、
『世界第8位』にランキングされていますし、
2055年くらいまで、
ますます人口が増えていく、
大変ポテンシャルが高い国である、
そのことは多くの方が知っています。
(出典:PopulationPyramid.net)
一方で、
一人当たりの名目GDPは、
1,744米ドル(2018年時点)と、
世界の中で上から数えて147番目、
同じ規模、レベルには、
ナイジェリア、インド、ケニア、
ジンバブエ、コートジボワール、
キリバスと言った名前が見られ、
決してお世辞にも、
超富裕層がいるような国ではない。
皆さんも同様に
そう思ったはずです。
(出典:「世界経済のネタ帳」)
では、何でそんな、
国民一人当たりの年収が、
20万円にも満たない国で、
純資産3000万ドル(約32億円相当)
を持つ超富裕層と呼ばれる人たちが、
世界で最も早く(多く)出現しているのか?
その理由、知りたくないですか?w
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圧倒的に高い人口密度が、 土地需要の高まりと富裕層を生んだ! |
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あくまでもここからは、
私の推測の範囲での情報であり、
間違っているかもしれません。
ただ、様々なデータや、
過去の経験から得られた教訓をベースに、
「おそらくこれが理由ではないかな?」
と思っている事は、
あながち間違ってはないなと。
バングラデシュが、
他の貧しい諸外国と違うところ。
それは、
『圧倒的に高い人口密度』です。
バングラデシュは、
日本の人口の1.4倍もいながら、
土地面積は4割以下ですから、
同国の人口密度は、日本の『3.5倍』。
世界の人口密度ランキングでは、
現在上から数えて7番目ですが、
上位の国はいずれも小国か、
島国でもありますので、
まさしくバングラデシュは、
世界一人口密度が高い国である、
と言っても過言ではないでしょう。
(出典:「世界経済のネタ帳」)
毎年人口が180万人程度増えれば、
彼らが住む用の土地が必要になります。
国として180万人増加ですが、
そのうち4割弱の70万人もの人々が、
首都のダッカに集まってきます。
首都のダッカは、
バングラデシュの経済・金融の中心であり、
そこには様々な仕事が創出されるのですから、
人がそれを求めて集まるのも当然です。
東京の土地・不動産の値段が、
他の地方都市と比べて圧倒的に高く、
上昇カーブを描いたのも同じ理由ですよね。
確かに現時点でのダッカは、
一国の首都の割りには、
インフラの未整備が目立ち、
多くの道は未舗装でボコボコだし、
少し車で走るだけで、
水道や電気も通ってないし、
おまけに、
人と自転車とバイクと車に混じって、
牛や羊などの姿も目につくほど、
まだまだって感じは否めません。
ただ、だからこそ!
まだインフラが未整備であり、
これから一気に整備されてくる今が、
投資としての一大チャンスなのです!
実際にこれだけの短期間に、
超富裕層を数多く輩出できたのも、
もともとダッカ生まれの地主で、
昔から周辺に土地をたくさん有し、
この国の経済発展および人口増加に伴う
土地価格・不動産の上昇の恩恵を受けた。
そんな方が多いのではないか、
私はそう考えています。
でもきっと、
その流れは始まったばかりであり、
さらなる土地価格の上昇、
いわゆる『不動産神話』は、
向こう何十年も続いていくものと思われます。
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60年前の日本、20年前の中国と 同じ現象が起こりつつある・・・ |
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これはバングラデシュに限らず、
過去の諸外国でも同様なのですが、
国が発展していく段階で、
資産クラスの値上がりには、
ある一定の順序が存在します。
図式に書くと、
土地>株式>所得
こういった順番です。
最初に土地価格が上昇し、
おって、株式市場が上昇し、
そして最後に国民所得が上昇するのです。
現在のバングラデシュは、
日本が高度経済成長をし始めた
60年前の1960年頃、
中国でいう、
2000年代初頭の頃と
似たようなレベル・環境にあります。
こちらのグラフは、
日本の戦後の土地価格の変動率です。
0.0%を超えていたら、
「前年より土地価格が上昇していた」
ということを示しています。
昭和31年(1956年)から、
平成3年(1991年)まで、
昭和50年、51年を除き
上昇を続けていますね。
この間およそ35年。
土地価格は上がり続けました。
35年間とは、
とんでもない期間です!!
中国でも、
一人当たりの名目GDPが
1,000米ドルを超えてきた時点から、
急激に不動産価格が上昇しましたし、
その後の推移については、
誰もが知るところなので、
ここでの説明は割愛します。
そしてここ最近では、
フィリピンがそうだったように、
ベトナムがそうだったように、
過去それぞれの国が、
発展の段階で経験してきた、
土地・不動産価格の上昇が、
今まさにバングラデシュで起きている!
ということなのです。
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『TOEFL』
ご存知の方も多いでしょうけど、
”Test of English as a Foreign Language”
の略で、
非英語圏の出身者のみを対象としており、
英語圏の高等教育機関が入学希望者の
外国語としての英語力を
判定する際に用いるテスト。
僕の頃は、
英検やTOEICが主流でしたが、
最近では日本の大学受験や、
企業に就職する際にも、
TOEFLでの高スコアが
求められているようですね。
もともと息子は、
小学校4年生から、
海外のインターナショナルスクールに
通わせていたので、
英語のレベルについては、
全く問題のないレベルなのですが、
今冬の大学受験を控えて、
より高い点数が欲しい!
とのことのようです。
上を目指すことは結構なことだし、
何とか応援してあげるつもりですが、
どこまで狙う必要があるのか・・・
そう思った時に、ふと、
今の日本人の平均はどれ位なのかな?
と気になって調べてみました。
TOEFLが発表した
最新の公式データ(2017年度版)によると、
アジア内での各国毎のスコアは下記の通り。
(一番右が総合スコア)
赤の四角で囲ったように
日本(Japan)の総合スコアは71点であり、
日本よりも下にいる国々は、
タギジスタン(66)、ラオス(59)
の2カ国しかない・・・
この結果には、正直愕然・・・
英語の必要性はいつも感じているし、
日本の学校教育も随分と前から、
課題克服に向けて取り組んできたはず。。
また他のアジア諸国も、
基本的に母国語がある中での、
このスコアですから、
一体この差はどこから来るのか、、、
改めて、今の日本人が置かれている、
海外でのポジショニングについて、
考えさせられる結果でした。
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感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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