【TPPでGDP14兆円upと言われているのになぜ離脱…?】 先日の日米経済対話の際…
【TPPでGDP14兆円upと言われているのになぜ離脱…?】
先日の日米経済対話の際にも
焦点となった貿易、TPPについて、
ここで少し解説しておきたいと思います。
TPPといえば、
オバマ政権時には
アメリカも参加表明を出していましたが、
トランプ政権になってから真っ先に離脱を表明しました。
日本としては、
アベノミクスの起爆剤にしようと考え、
2013年に参加方針を表明し、
強行採決にまで踏み切ったのに…
WHY!!??
と思われたか方も多いかもしれません。
ということでここでは、
TPPとは何なのか?を理解すると共に、
なぜアメリカが離脱したのか?
というところに触れていきたいと思います。
TPPとは、
正式名称:Trans-Pacific Partnership
「環太平洋戦略的経済連携協定」と言います。
関税を段階的に引き下げ、
自由貿易を推進しましょう!というものですが、
2006年に
シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの
4か国で発足され、
その後、
太平洋環状に位置する12か国の国々、
アメリカ・カナダ・オーストラリア・マレーシア・ベトナム・メキシコ・
ペルー・シンガポール・ニュージーランド・チリ・ブルネイ・日本
が参加を表明し、大筋合意まで行きました。
TPPにより
世界のGDPの約4割(3,100兆円)を占める巨大経済圏が誕生し
貿易ルールのスタンダードとなることが期待されていたのです。
日本としても、
農林水産物の生産額が
年間1300億円〜2100億円程度減少するものの、
GDPは約14兆円拡大、
労働供給は約80万人増が見込まれるため、
是が非でも推進したい方向でした。
▼政府試算
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/kouka/pdf/151224/151224_tpp_keizaikoukabunnseki01.pdf
▼農林水産省試算
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/tpp/pdf/h_engei3.pdf
しかしながら今回、
トランプ大統領の方針として、
TPPを結んだ国同士で、
モノやサービスが関税がほとんどない状態で
自由に行き来できるようになるため、
競争力を高めてしまうことになり、
アメリカ国内の産業や雇用を脅かすことに繋がりますので
断固反対!ということなのです。
なので、
より有利な形で交渉を進めるために、
FTA(二国間貿易協定)を進めていく
方針だというわけです。
ただ、上記試算によるとメリットが大きいため、
TPPの参加国からは「米国なしでも進めるべき」
という意見も出ており、現在その方向でも検討されています。
ちなみに、TPPでは、
自由貿易という側面からだけでなく、
企業が国を訴えることができる
ISD条項というものが問題となっています。
このISD条項を根拠とした訴訟が数多く起きており、
結果、政府が敗訴し、多額の損害賠償を支払うケースもあっているのです。
そして判決が出されたら
上訴できず一回で決められてしまいますので、
結構なリスクになるのではないかと推測されます。
また、日本は深刻なデフレ問題を抱えている中、
TPPによりさらにデフレを促進させることは
OKなのか…と気になっています。
難しい問題ですよね^^;
だからなかなか前に進まなかったんですけど。。
いずれにせよ、
TPPの試みをどんな形であれ行うということは、
経済に大きく関わってくることですので、
引き続き注目して見ていきましょう!
さて、最後に本日のマーケットの動きに
触れておきます。
本日は若干円安に振れ、
ゴールドの価格も下がっていますので
リスクオンの流れになっていました。
北朝鮮にも目立った動きが見られず、
緊張が少し緩んだ形だと思われます。
ただ、25日、
北朝鮮で「建軍節」という記念日があります。
それに向けてまた北朝鮮が
危険な行動を起こしてくる可能性があり、
緊張感が高まることも予想されます。
まだどうなるかは分かりませんが、
今のうちにリスクオフの流れを見越して
何かしら仕込んでおくのもいいかもしれませんね!
(投資は自己責任でお願いします^^)
以上、
最後までお読み頂きありがとうございます。
こちらの記事が参考になった
という方は、シェア、コメントをお願いいたします。
一つ一つ丁寧にご回答させて頂きます。
※誹謗中傷するコメントは受け付けませんので
ご了承ください。
筆:こやま
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先日の日米経済対話の際にも
焦点となった貿易、TPPについて、
ここで少し解説しておきたいと思います。
TPPといえば、
オバマ政権時には
アメリカも参加表明を出していましたが、
トランプ政権になってから真っ先に離脱を表明しました。
日本としては、
アベノミクスの起爆剤にしようと考え、
2013年に参加方針を表明し、
強行採決にまで踏み切ったのに…
WHY!!??
と思われたか方も多いかもしれません。
ということでここでは、
TPPとは何なのか?を理解すると共に、
なぜアメリカが離脱したのか?
というところに触れていきたいと思います。
TPPとは、
正式名称:Trans-Pacific Partnership
「環太平洋戦略的経済連携協定」と言います。
関税を段階的に引き下げ、
自由貿易を推進しましょう!というものですが、
2006年に
シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの
4か国で発足され、
その後、
太平洋環状に位置する12か国の国々、
アメリカ・カナダ・オーストラリア・マレーシア・ベトナム・メキシコ・
ペルー・シンガポール・ニュージーランド・チリ・ブルネイ・日本
が参加を表明し、大筋合意まで行きました。
TPPにより
世界のGDPの約4割(3,100兆円)を占める巨大経済圏が誕生し
貿易ルールのスタンダードとなることが期待されていたのです。
日本としても、
農林水産物の生産額が
年間1300億円〜2100億円程度減少するものの、
GDPは約14兆円拡大、
労働供給は約80万人増が見込まれるため、
是が非でも推進したい方向でした。
▼政府試算
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/kouka/pdf/151224/151224_tpp_keizaikoukabunnseki01.pdf
▼農林水産省試算
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/tpp/pdf/h_engei3.pdf
しかしながら今回、
トランプ大統領の方針として、
TPPを結んだ国同士で、
モノやサービスが関税がほとんどない状態で
自由に行き来できるようになるため、
競争力を高めてしまうことになり、
アメリカ国内の産業や雇用を脅かすことに繋がりますので
断固反対!ということなのです。
なので、
より有利な形で交渉を進めるために、
FTA(二国間貿易協定)を進めていく
方針だというわけです。
ただ、上記試算によるとメリットが大きいため、
TPPの参加国からは「米国なしでも進めるべき」
という意見も出ており、現在その方向でも検討されています。
ちなみに、TPPでは、
自由貿易という側面からだけでなく、
企業が国を訴えることができる
ISD条項というものが問題となっています。
このISD条項を根拠とした訴訟が数多く起きており、
結果、政府が敗訴し、多額の損害賠償を支払うケースもあっているのです。
そして判決が出されたら
上訴できず一回で決められてしまいますので、
結構なリスクになるのではないかと推測されます。
また、日本は深刻なデフレ問題を抱えている中、
TPPによりさらにデフレを促進させることは
OKなのか…と気になっています。
難しい問題ですよね^^;
だからなかなか前に進まなかったんですけど。。
いずれにせよ、
TPPの試みをどんな形であれ行うということは、
経済に大きく関わってくることですので、
引き続き注目して見ていきましょう!
さて、最後に本日のマーケットの動きに
触れておきます。
本日は若干円安に振れ、
ゴールドの価格も下がっていますので
リスクオンの流れになっていました。
北朝鮮にも目立った動きが見られず、
緊張が少し緩んだ形だと思われます。
ただ、25日、
北朝鮮で「建軍節」という記念日があります。
それに向けてまた北朝鮮が
危険な行動を起こしてくる可能性があり、
緊張感が高まることも予想されます。
まだどうなるかは分かりませんが、
今のうちにリスクオフの流れを見越して
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以上、
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