【Q58】インフレとは?② こんばんは。 海外投資の知恵袋の「がの」です。 …
こんばんは。
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の質問は、前回に引き続き、
「インフレって要するに何?」
という質問です。
前回の投稿はこちら
「インフレとは①」
→ http://ul.lc/39m2
前回の投稿にて、
私はいつも「インフレ」という言葉の
理解がなかなかできない。。。という話。
そして、
インフレはおおまかに
需要インフレと供給インフレが
あるという話を説明しました。
私もこの
需要インフレと供給インフレ
までは理解しているのですが。。。
もう1つのインフレ要因。
「貨幣の供給過剰によるインフレ」
ここでいつもつまづいてしまいます。
そもそも
なぜ躓いてしまうのでしょうか?
貨幣の供給過剰によるインフレ。
これは、
中央銀行がお金をたくさん刷ると、
貨幣の流通量が増加して、
お金の相対価値が
下がるので、物の値段が上がる。
こういうわけです。
しかし、このインフレ。
庶民の給料(購買力)が上がる前に
物価が上がることが多いようで、
中国がこの状況に
陥っています。
アベノミクスで円の流通量が増えた場合、
庶民の給料が増える前に、物価が上がる
パターンもありえるわけです。
しかし。。。
ちょっと待ってよ。。。
紙幣の供給量が上がる
↓
庶民へお金が多く出回る(購買力増加)
↓
需要増、インフレ。
が正当な流れだと思っているのに、
庶民の給料が上がる前に
インフレが起こる!?
どういうことだ??
といっつもここでこんがらがって
考えるのを止めてしまいます。
ですので、今一度。。。
貨幣の供給量が上がると
なぜ、庶民の給料が上がる前に
物価が上昇するのか。。。
ここを考えてみたいと思います。
(もちろん、給料が上がる場合もあるかと思いますが。)
貨幣の流通量を増やすところから
順を追ってみていきましょう。
[貨幣の流通量増→インフレの流れ]
①中央銀行がお金の流通量を増やす
↓
②各銀行にお金が多く流通する
↓
③各銀行の融資姿勢が積極的になる
↓
④融資を受けるような立場の人にお金が流れる
(投資家、企業、富裕層etc..)
↓
⑤投資、事業投資が増加。
↓
⑥経営者、企業、投資家が潤う。
↓
⑦それらの層の購買力が増加。
インフレが発生する。
まぁおおよそこのような流れになるかと思います。
⑦でいえば、一部の層の購買力は増加したわけですね
ただ今回は、
経済成長によるインフレではないので、
庶民にお金が流れるのは
だいぶ後の方になると思われます。
この流れの中で
いくつか他にインフレになる
パターンも考えてみました。
例えば⑤の段階で、
原油等、資源にマネーが流れた場合。。。
原料費が高騰し、あらゆる原油を使った製品の
価格が上昇しますね。(供給インフレ)
また、中国の場合は、⑤の段階で、
みんながみんな、不動産にお金を流しました。
すでに中国の不動産はバブルの直前まで
来ている状態で、
さらに2009年は過去最高の伸び率。。。
になるなど異常な量のマネーが流れ込みました。
そのおかげで
庶民も含め、自分の持ち家や不動産の価格が上昇しているため、
資産が増加、それを担保に購買力を伸び、
物価が上がったのです。
(※給料は上がっていないことに注意。虚構の購買力増加です。)
一方、日本に注目してみましょう。
日本の現在の不動産市況で
中国と同じような事が起こるとは考えにくいですよね。
(今から不動産バブルは考えにくいでしょう。。。)
じゃあ
中央銀行が刷った
新しいお金はどこに行くの??
1つはやはり資源に向かうのではないでしょうか。
インフレを見越して
貴重な物に替えておくと想定されます。
もう1つは、そのお金は結局、日本に向かうのではなく、
成長国への投資に
回るのではないかとも思います。
今、私のいるジョホールバル。
2010年に 450リンギット/sqrf (1平方辺り)の物件が
現在は、 750リンギット/sqrf まで上昇しています。
(※一部の不動産です。)
投資家、資産家がこのアジアの成長を
自身の資産形成に生かさない手はないですよね。。。
で、アジア各国もインフレ・バブル化加速が起こる。。。
2013年はこのような流れじゃないかなと想定します。
余ったお金の動き。
こんなところでしょうか?
ただ、東京オリンピックが決まったので、
そこにお金が動くというのもあるでしょう。
ただ、今回のアベノミクス。
庶民にいい影響を及ぼすのでしょうか?
日本全体がインフレ予想になり、
経済が上向きになれば、
いい方向に向かいそうですが、
それ以上に
抱えている問題が多すぎる。
そんな印象です。
少し話が膨らんでしまいましたが、
貨幣供給量増加によるインフレについて、
考えてみました。
それでは、
今回はこの辺で。
海外投資の知恵袋を運営する
「Global Investment Academy 」の
投資・お金・ビジネスを基礎から応用まで学べる
無料メールマガジンはコチラになります
→ http://ul.lc/391x
本日の投稿はいかがでしたか?
投稿の感想、海外投資に関するお問合せをお待ちしています
→ http://ul.lc/33y7
※もちろん、コメント、いいね大歓迎です^^
全て目を通し、返答させて頂きます!