【カンボジアの虐殺から思う国家という枠組み】
こんばんは！「がの」です。
カンボジア滞在では、不動産視察以外にも、
ポルポト時代の虐殺の記録を残した施設等にも
訪問してきました。
当時のカンボジアの人口が８００万人で、
４分の１の２００万人が、
政府の政策によって虐殺されたそうです。
あまりカンボジアの周辺の
歴史に対する知識が無かったのですが、
この虐殺が行われたのは、１９７５年前後。
４０年前なのですね。。。
ポルポトは自身が政府の援助を受けて、
フランスに留学したにも関わらず、
反政府思想を身につけて帰ってきたので、
知識階級を恐れたそうです。
前政権時代の知識人、
医者や技術者、教師や歌手等、
能力のあるものを片っ端から囚えて、
殺していきました。
ひどい場合には、
文字を読もうとしたものや、
眼鏡をかけているものも、
殺したそうです。
これが４０年前・・・という
信じられない虐殺関連の
資料を色々見てきました。
そして今の７％前後の
カンボジアの経済成長と、
街のイキイキとした様子を見て、
「よくぞ、ここまで立ち直った」
「何か力になれることがあればいいな」
という思いを感じました。
一方で、これは現地のガイドの話なのと、
詳しい知識が私にないので不明確ですが、
ポルポト政権は、中国の影響と
中国のバックアップを受けていて、
中国にうまく操られていたという話も
聞きました。
その中国のマネーが、、、
カンボジアの今の成長の一番の原動力
になっている、、、
皮肉といいますか、
考えさせられる部分がありました。
と同時に、
国家という枠組みに対する
大きな疑問を感じます。
人間を一番殺している動物というか、
生物は、「蚊」だという話が、
よくありますが、
実は「人間」ですね。
という追加の文章が、、、
最近付け加えられる事が
多くなってきたように思います。
ただ単に、生まれた時から、
みんな幸せになりたいと
思っているだけなのに、
色々な事情が絡まり、
権力を握ったりする事で、
大事な事を見失う。。。
政府も会社もそうですが、
国や会社の存続のためなら、
少数の犠牲はやむを得ないという考えになり、
力無き者が犠牲になるのでしょう。
日本でも、太平洋戦争の末期には、
給与の半分が国債で支給されました。
そして３，４年後に紙切れになりました。
国は強制的な力があります。。。
いざとなった時に、、、
その強制的な権力を使うかもしれない。
これは頭に入れておかないといけません。
日本は大丈夫という事ではなく、
どの国でも「国家」という枠組みの
怖さは理解しておき、
自分自身や家族、
可能であれば周囲の友人達を
守るための知恵をつけていかなければな、、
とそう改めて感じるわけです。
思考停止だけは、よくないですね。
あと国家の枠組みを越えるという意味では、
やはり、、、繰り返しですが、
仮想通貨の仕組みが
本当に重要な技術だと思います。
国が牛耳るはずの通貨。
銀行が牛耳るはずの預金、ビジネス。
その支配的な力が開放されている
新しく、誰にも支配されたいない技術。
仮想通貨も良い方向に
進むことを祈るばかりです。
ということで、
今日はこの辺で！
以上、
「がの」がお送りしました(^o^)／
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