【国債金利が下がるとなぜ国債バブルなのか？】
こんばんは！「がの」です。
本日は金利の話題を書きます。
金利に関しては、経済本で頻出のくせに、
すごく理解しにくい部分なので、
ちょっと触れてみます。
今日は何を書こうか迷ってたのですが、
ちょうど国債金利の話題に
触れる事があったので、
関連してこの話題です。
アベノミクスの大規模金融緩和で、
1つ問題になっているのが、
国債の異常な低金利です。
国債バブルが崩壊して、
金利が上昇すると、
国は債務の利払いで苦しくなる
なんて説明があるのですが、
要するに、基本的には、
「国債金利が低い ＝ 国債の価値が高い」
という事なのです。
ですから、
国債金利が異常に低いというのは、
裏返せば、国債の価値が異常に高い事で、
それが、「バブル」という言葉に繋がります。
金利が「低い」のに、バブル、、、
低いのに高すぎるって言われてるようで、
これだけで経済の本を閉じたくなります（笑）
今からなぜバブルなのか書きますので、
投稿は閉じないでくださいね（笑）
ある時、国債が１００円で金利１％だとします。
毎年１円貰えますね。
期間は仮に１０年としましょう。
この国債を購入して、
１年目に利息の１円を貰いました。
この調子で来年も１％貰うぞ！
と思ったのですが、
諸事情でこの１００円の国債を
現金化したくなりました。
まぁ１円利息貰ってるからいっか！
また１００円で売ろう！
と思うわけなのですが、
ここで問題が起こります。
１年経過して、今の新しい国債は
１００円で２％の金利になってました。
あなたが持っている国債は、
残り９年間１円ずつ貰える国債です。
今の金利が２％なので、
１００円で毎年２円貰える国債が
市場に出回っているのに、
誰も９年間１円ずつ貰える国債を
１００円で買おうとはしません。
いくらだったら買うと思いますか？
今の金利２％の国債と
同じ利回りになるまで、
価格が下がります。
あなたが持っている国債が、
「毎年１円、９年間貰える国債」なので、
１円の利息が２％になる金額まで落ちます。
要するに、
５０円に対して１円貰えれば、
利回り２％ですよね？
ですから１年前に１００円で
購入した国債は金利が２倍になると、
５０円でしか売れなくなるのです。
（本当は償還までの期間等もあるので、
より複雑ですが、そこは割愛）
イメージ湧きますでしょうか？
金利が上昇すると、
過去に発行した国債は、
すべて価値が下ってしまうのです。
一方で金利が下落すると、
過去に発行した国債は、
すべて価格が上昇します。
（先程の話を１％→２％ではなく、
１％→０．５％で計算してみてください）
まとめると、
金利が下落 ＝ 国債の価値が上がる
金利が上昇 ＝ 国債の価値が下がる
です。
まぁ
「金利を上げなきゃお金借りれない」
という事をイメージして頂ければ、
金利が高い＝借金の信用が低い
という事で、国債の価値が下がる
というのに繋がるかなと思います。
今は日銀が毎月７兆円だったかな、
程度の国債を購入していて、
買い手がいる、、、
需要があるために、
国債の金利が低い水準に保たれてます。
低い水準＝国債の価値が高い
という事で、国債バブルですね！
日銀の買い付けも限界があり、
このバブルが崩壊したら、、、
金利が上昇する？？？
そうすると、
利払が厳しくなっていきますね。。。
そんな感じで、
金利も少しずつ勉強していくと
良いと思いますよ！
ということで、
それでは
今日はこの辺で。
以上、
「がの」がお送りしました(^o^)／
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