【ユーロ危機がなぜ起こったのか?】 こんばんは。「がの」です。 一昨日の記事…
こんばんは。「がの」です。
一昨日の記事で、
バブルが形成される仕組みについて
書きましたが、
バブルのきっかけは、
銀行融資の緩みが始まりです。
という話をしました。
その一例として、
ユーロ危機がなぜ起きたか?
というのを書きたいと思います。
ユーロ危機、、、が
最も騒がれたのは、2011年末頃
からでしょうか。
連日のように
ギリシャ問題がニュースになって
いたのをよく覚えています。
ところで、
このユーロ危機。
なぜ発生したのか?は、
ご存知でしょうか?
大きな流れだけで
説明すると結構単純なのです。
発端は通貨「ユーロ」の誕生。
90年代後半から、00年にかけて、
通貨「ユーロ」が誕生し、
流通しはじめました。
米ドルに次ぐ、、、
基軸通貨になりうる通貨として
大いに注目されました。
当然それだけ、注目されると、
信頼性が高まるわけでして、
皆がユーロという通貨を
欲しがるようになりました。
ユーロを持ちたい!
ユーロを買いたい!
ユーロを貸して欲しい!
という人が増えるわけですから、
銀行はユーロを貸しやすくなり、
当然、低い金利で貸すようになります。
普通の流れですが、
「低い金利で貸すこと」
これが悪い方向に動きます。
ユーロは、異なる政府、制度の国に
跨って流通しているわけですが、、、
例えば、
アイルランドやギリシャなど、、、
本来・・・信頼性が低く、
高い金利でお金を貸し出さないと
いけない国に、、、
ユーロを無理やり
持ってきたわけですから、、、
そういった国々は、
国の政府や中央銀行は
うまく機能してないけど、
ユーロというお金は低金利でお金を貸せる
という歪つな状態がうまれます。
本来の通貨価値より
低金利でお金を借りれる。
お金を借りたい人はチャンスですし、
銀行もたくさん貸せるし、ユーロが人気なので、
どんどん貸し出しちゃいます。
これがドイツやフランスだったら
いいのですが、、、
本来、政府が安定していない、、、
アイルランドやギリシャまで、、、
どんどん低金利でお金を貸し出してしまったので、
まぁ大変。。。
どんどん低金利でユーロを調達し、
不動産や金融商品にお金が回りました。
アイルランドでは、
もともとの不動産価値が100だったとしたら、
このユーロ統合のあと、、、250まで上昇したと
そう言われています。 完全にバブルです。
この傾向は南欧諸国を中心に
起こりました。
低金利のうちに、、、
低金利のユーロを調達し、
高利回りの投資商品で運用をしました。
ギリシャやスペインなどでは、、
不動産投資をすると、
物件価格の110%(!?)の
融資がおりる。。。
そんな
過剰な状態になったそうです。
110%のお金が借りられたら、
不動産だけでなくて、、、
車まで買えちゃうよ。。。おい^^;
という話になるのです。
こんな融資がゆるゆるな状態が
長続きするわけがありません。
その後、南欧諸国で、不動産バブルが崩壊し、
大量の不良債権を発生させ、
問題となったわけです。
とはいえ、現在は、
各国の様々な対処により
未解決とはいえ、以前より落ち着いている
状況です。
ユーロが混乱した問題は、
通貨統合からはじまるんですね〜
ユーロ通貨統合
↓
信頼性が低い国でも
強制的に、通貨の信頼が上がる
↓
信頼性が低い国でも
低金利でお金を貸し出せる
↓
融資がゆるゆるになる
↓
不動産バブル
↓
バブル崩壊
不良債権化
こんな流れなのです。
中国のシャドーバンキング。
どうなりますかね???
経済の歴史って
学校では意外と習わないので、
一つ一つ自分で勉強していくこと。
これが大事ですね!
ということで、
以上、
「がの」がお送りしました(^o^)/
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