【「今回は違う」シンドローム】 こんばんは。

こんばんは。 「がの」です。

少し前の記事で
アベノミクスの事を書きました。

アベノミクスを勉強していると
肯定派の意見は、信ぴょう性に欠ける
という話をしました。

その話と付随して、
「今回は違う」シンドローム
というのを思い出しました。

以前、やっぱり日本の行く末が気になり、
「国家は破綻する」
→ http://amzn.to/ZXmhmN
という本を読んだんです。

以前と言っても
１年前以上・・・

５００ページ以上あり、
ほとんど文字、、、
そして辞書のように分厚い本で、
恐ろしく読む気が失せる本なのですが、

過去８００年の
大小の経済危機を分析した
という事で面白そうと思って読んだんです。

読んでから数ヶ月経って、
この本の結論はデータの誤りによって
おかしいと証明されてしまったのですが、

その中でも面白いな、、、
と印象に残っているのが、
「今回は違う」シンドローム
という言葉です。

リーマン・ショックは今振り返ると、
とんでもない不動産、金融バブル
だったわけですが、

当時のＩＭＦは、
リーマン・ショック直前に
「現在、世界経済で大きく懸念すべき　
事項は何もない」
と発言していたそうです。

１９２９年の有名な世界大恐慌も、
当時の新聞では、
「１７００年代に起きたミシシッピ会社の
株暴落の時代は終わりました。
新たなリスクヘッジ手法により、
当時の問題は克服しております。」
と大々的に新聞に載っていたそうです。

そして数ヶ月後に世界大恐慌。

日本の不動産バブル崩壊前も、
“不動産神話”っていて、
不動産の価格は上昇し続ける！
という謎の理論がはびこっていましたね。

今回は人類の成長とともに、
様々な金融工学手法が生み出され、
破綻は起きないんです！

と、毎回こういう話なんでしょうね。

黒田日銀の大規模緊急緩和を知って、
目新しさを感じず、、、
さらには、今まで失敗してきた手法を
繰り返して、なぜ成功できるのか？

と疑問を持っていたのですが、、

“今回は違う”という
ロジックには、気をつけた方がよさそう
そう思うわけですね。

ということで、

以上、
「がの」がお送りしました(^o^)／

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