【Q85】国債金利が上昇すると、 地銀や生保がダメージを受けるのはなぜ…
地銀や生保がダメージを受けるのはなぜですか?
こんばんは。
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の質問は、
「国債金利の上昇により、地銀や生保がダメージを
受けるのはなぜ?」
です。
こちらも以前の質問
「【Q65】アベノミクスのリスクは何ですか?」
→ http://ul.lc/3b2y
を読んで頂きました
読者の方から今回の質問を
頂戴しました。
Q65の簡単なおさらいですが、
1.日銀の国債買い占め
↓
2.金利が低下
↓
3.地銀や生保の保有国債の返済期間が長期化
↓
4.国債バブルが崩壊。
地銀や生保に大ダメージ
という話をしました。
4.のところが分かりにくかった
ということですね。
まず前提として、
国債金利が上昇すると、国債の価格が小さくなる
というのは、
以前の投稿
「【Q64】金利が上がると国債の価格が下がる」
→ http://ul.lc/3b2z
で説明した通りです。
国債バブルが崩壊し、
国債金利が急上昇した場合、
国債価格が暴落しますので、
資産価値が大きく減少し、
バランスシートに大きくダメージを及ぼします。
ただし、
例えば、保有している国債の
償還期間の平均が1年だとしましょう。
100円で1%の
金利の国債を保有していたとします。
金利が極端に5%まで上がったとしたら、
その国債は20円にまで資産価値を失います。
しかし、、、
それは市場で売ろうとした場合で、
満期まで保有していれば、
国から100円が償還されるのです。
例えば国債の暴落が起こっても、
保有している国債の
残りの償還期間が平均1年であれば、
1年我慢すれば、全て国から返ってきます。
都銀などが、
現在、国債の償還期間の平均を短くして
国債の暴落リスクを抑えようとしています。
一方で、前述の通り、
地銀や生保などは、やむを得ず、
国債の償還期間が長期化しています。
例えば10年、20年の国債を
買い続けている中で、
暴落が起きてしますと、
100円→20円に価値が下がった国債を
10年も20年も
持ち続けなくてはいけないのです。
流動性が無いですし、
資産価値も大きく減りますので、
地銀や生保のバランスシートに
大きなダメージを与えます。
こんな感じの
イメージになります!
不明な点ありましたら、
いつでもご質問お待ちしていますので!
→ http://ul.lc/33y7
それでは、
今回はこの辺で。
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