【Q28】不動産投資の減価償却って何ですか? こんばんは。 海外投資の知恵…
こんばんは。
海外投資の知恵袋の「がの」です。
本日の質問は
「不動産投資の減価償却って何ですか?」
です。
先日の質問
「不動産投資をすると節税になるのは
なぜですか?」
→ http://ul.lc/36xq
の補足になります。
不動産投資が節税になる理由として、
収入から減価償却の費用を差し引いた額に、
課税されるため、その分だけ、節税できる
という話をしました。
減価償却というのは、
お金(キャッシュ)が減らない費用です。
ですから、節税ができます。
ちなみに
お金が減らない費用・・・
というのは、どういうことでしょうか?
減価償却が何か?
ということについて
書いていきます。
会計の話ですが、
とある企業が以下の設備を購入したとします。
・投資金額 1000万円
・見込収益 500万円/年
・設備の耐用年数 5年
耐用年数というのは、
ボロくなって使えなくなり、
収益が上げられなくなるまで、
何年かかるか?を表します。
1000万の設備で毎年500万の収益が
見込めるので、回収率は50%、2年回収です。
この購入した1000万。
お金を払っているのですが、企業会計では、
家計簿とは違い、「費用」ではなく、
「資産」に計上されます。
簡単に書いてしまえば、
「お金を生み出すもの」を購入した場合は、
「資本的支出」と判断され、資産に計上します。
(めちゃくちゃ簡単に書いてます。
正確には会計を勉強してください。。。)
企業にも家計簿のようなもの(損益計算書)がありますが、
この出費の欄に、上記の1000万円は
載らないのです。
家計簿に載らないということは?
設備を買い続けても、
「支出」の欄に載らないので、
いくら購入しても、利益に影響はなく
・・・資産は増え続ける\(^o^)/
となってしまいますが、
それはおかしいいですよね^^;
ということで、
先の1000万円の投資が適正かどうか
判断するために、減価償却という考え方が使われます。
5年使える設備を1000万円で購入したわけですから、
最低でも年間200万円の利益をその設備から
出してほしいわけです。
もし想定通り年間500万の利益を出していれば、
500-200=300の余剰利益が生まれて、
その企業の投資は素晴らしいと
判断が可能です。
今回のケースで基準は200万円ですね。
1000万円に投資した際に、
毎年200万円の利益を上げているかを確認するため、
減価償却費として、200万円の支出を計上するのです。
(正確には残存価格があり,200万ではないですが,
細い内容は会計を勉強してください…)
老朽劣化で
資産の価値を減らすという意味でも、
毎年、耐用年数を踏まえて、減価していくのです。
この時、毎年200万円の減価償却費が
かかっていますが、
別にキャッシュが減った訳ではなく、
資産の価値が目減りしただけになります。
ということで
「お金が減らない支出」
が計上できるのです。
企業会計の話をしましたが、
投資用不動産を購入した場合、
あなたは「不動産業」を
行っていることになります。
家計簿ではなく、
企業会計と同じ考え方になります。
で、あなたが普段もらっている給与(収益)
に対して、毎年の不動産の価値の目減り分を
差し引いて・・・
それが、課税対象の額になります。
(価値の目減り分)✕(実効税率)が節税効果に
なるわけですねー
ちなみにですが、
例えば、不動産物件は老朽劣化しますが、
土地は、劣化しませんので、
土地は、減価償却できません。
あくまでも
年々価値が減少するものに、
減価償却は適用されますので、ご注意を!
ちょっと今回は、
会計の話でしたが、
知識が0の方は難しいでしょうか・・・
ということで、
それでは、
今回はこの辺で。
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