【Q158】コソボという国が伸びる理由?
こんばんは!
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の質問は
「コソボという国が伸びる理由?」
です。
バブルの事を書いていたら、
ユーロ圏の話になりましたので、
ついでにコソボの話をします。
そもそもコソボってどこ?
アフリカ?
と思われるかもしれませんが、
れっきとした、
ユーロ圏です^^;
コソボってどこ?
って聞かれた時は、、、
よく、
「ギリシャの上の上」
っていう風に説明しています。
ギリシャの場所は
なんとなく分かりますよね?
ヨーロッパ南のトルコ側。地中海沿岸です。
そっから内陸に
2つ上の国です。
コソボといえば、
コソボ紛争。
まだまだ戦争で
治安が悪い国・・・
そんなイメージがあるかも
しれませんが、、、
戦争は1999年に
終了しています。
戦後復興で、
今は非常に治安は落ち着き、
便利になっているのです。
ところで、このコソボ。
ヨーロッパ最後の「成長国」
と呼ばれています。
面白いですね^^
なぜか?
昨日の投稿で、
ユーロ危機が起きた
流れを説明しました。
PIIGS諸国、、、
PIIGSとは、
ポルトガル、アイルランド、イタリア、
ギリシャ、スペインのことですが、
この国々。
(ちょっと極端な言い方になりますが)
本来は、財政が安定せずに、
高金利でないと、お金を
貸してもらえなかったり、
自国通貨を貸せない
状態にあったのに、
ユーロ統合した結果、
ユーロ通貨の信頼性は高いため、
その信頼とは裏腹に、
貸出金利が低下しました。
まぁ例えばですが、
ユーロになる前の通貨。
ギリシャで言えば、ドラクマですが、
ドラクマであれば、
5%でしか貸せなかった通貨が、
ユーロであれば、
2%で貸せるようになりました。
という状況が生まれます。
実力は信頼性は5%の国が、
急に2%で貸し出す力が生まれました。
みんなお金を借りたかったのに、
金利が高くて借りられなかった。
でもユーロになって
金利が下がったから、
お金が借りられるよ!!
今のうちだ!
ということで、
どんどん融資があまくなり、
本来貸すべきじゃない人にも
多大な融資をしてしまい、
南欧諸国は、
多大な不良債権を
抱えてしまいます。
しかし・・・?
ここでコソボに話を戻します。
コソボという国。
ユーロ統合がはじまった時でさえ、
紛争をしていた国です。
コソボもユーロに
入りたいという気持は
あったようなのですが、
そもそも政情が不安定。
当然、EUに加盟できません。
ユーロも導入することが
許されませんでした。
ですので
先にの述べた
ユーロ危機の流れに
巻き込まれませんでした。
なおかつ、
他の国は、2%とかで
お金を貸しているのに、
コソボ政府、中央銀行は、
紛争から脱したばっかりで、
信頼性が全くなく、
そんな低い金利で
お金を貸せません。
5%とかで貸すことになります。
2%でお金を借りれる銀行と
5%でお金を借りれる銀行と、
どちらから
お金を借りるでしょうか?
当然、前者ですね?
さて、、、EU統合の時に
仲間はずれだったコソボ。
仲間はずれはかわいそうだけど、
幸いにして、
南欧危機の流れに、
全く組み込まれませんでした。
だからコソボの銀行は、
今元気なのです。
南欧諸国の銀行が、
不良債権処理で頭を悩ましているところ、
コソボの銀行は、
不良債権がなく、健全。
ぴんぴんしていて、
むしろお金を貸したくて
仕方ないという状況なのです。
戦後復興。
銀行が健全。
今、コソボは成長する
土壌ができているのですね。
コソボの話。
明日も続けてみますね。
それでは、今日は
この辺で!
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