【Q112】そもそもシェールガス革命って何?① こんばんは。 海外投資の知恵…
こんばんは。
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の質問は、
「そもそもシェールガス革命って何?」
です。
ここ最近はアメリカ熱い!
ということを書いてきました。
シェールガス革命で、
エネルギーコストが下がってる
というのも書きました。
でも、、、イマイチ、
シェールガス革命って何?
ってなりませんか(笑
いや、、、
エネルギーコストが下がることは
分かったけど、
「革命」って名付けるほど?
と思いません?
イマイチぴんと
来ないんですよね。。。
ということで、
ちょっとその辺細かく書いてみようかと
思います!
まず、なぜシェールガス革命が
起こったきっかけですが、
一言で言うと、技術革新です。
原油もそうですが、
シェールガス層を発見した後、、
ドリルのようなもので
下へ下へ掘っていくわけです。
今までは、
縦断爆撃のようなイメージで
縦にしか掘れなかったのが、
横方向に掘れる技術が
できたのです。「水平堀り」といいます。
あと「水圧破断」などの
新しい技術があるのですが、
専門家ではないので、割愛します。
この技術革新により
2008年は、
100BTU辺り12ドル程度で
推移していたガスが、
2012年には、
2ドル台〜4ドル台で、
推移するようになりました。
これだけガスが
安価で取れるようになると、
エネルギーを利用した産業に
変化が起こります。
例えば、
石油を利用した火力発電所。
こちらの建設計画が
いくつも取りやめになり、
大規模なガス火力発電所
の建設に切り替わっています。
オバマ大統領は、
クリーン政策として、
原子力発電の推進を進めていましたが、
ガス火力発電の方が、
エネルギーコスト効率が良いため、
新規原子力発電所設立への
資金援助をとりやめています。
他には、、、
「石油化学工業」
と呼ばれる工業を・・・
「ガス化学工業」
に転換する動きがでてきています。
これは、例えば
プラスチック・合成樹脂・合成繊維などの
化学原料である「エチレン」を
これまで石油から
作っていましたが、
今後はガスから作る方向に
転換していくわけです。
アメリカの石油化学大手の会社は、
このガス化学工場を
2017年に稼働させる予定で
動いています。
原油は、、
あらゆるところ使われています。
食料を生産する時にも
当然使われています。
これが
原油→ガスに転換されれば、
エネルギーコストが大きくオチます。
食料の価格が下がります。
とうもろこしの価格が下がれば、
それを食べている食肉用の
牛や豚の肉の価格も下がります。。
いいデフレが
循環していくことに
なりますね。。。
少しずつ、、、
シェールガス革命の
影響の大きさが見えてきたのでは
ないでしょうか?
次回はアメリカ国外にも
目を移して考えてみたいと
思います。
それでは
今日はこの辺で。
海外投資の知恵袋を運営する
「Global Investment Academy 」の
投資・お金・ビジネスを基礎から応用まで学べる
無料メールマガジンはコチラになります
→ http://ul.lc/391x
本日の投稿はいかがでしたか?
投稿の感想、海外投資に関するお問合せをお待ちしています
→ http://ul.lc/33y7
※もちろん、コメント、いいね大歓迎です^^
全て目を通し、返答させて頂きます!