【Q111】なぜ今アメリカなのですか?①
こんばんは。
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の質問は、
「なぜ今アメリカがよいのですか?①」
です。
以前もアメリカについて書いたのですが、
エネルギーの話をしたので、
絡めてアメリカの話をします。
リーマン・ショックがあったのが
2008年ですが、
あれだけの金融危機であれば、
通常国が立ち直るには、
10年程度の時間がかかります。
ただ、色々な要素が重なり、
アメリカは、6,7年で
立ち直る方向に進んでいます。
ロサンゼルスや
サンフランシスコの
不動産の現況について
話を伺いましたが、
以前、1.5億円だった不動産が、
2.9億円まで値上がり
しているそうなのです。
リーマン・ショックの時の
最高値に少しずつ
近づいているとのことでした。
ただ、まだ金融機関も
融資に慎重なので、
バブルには遠い状態とのことです。
なぜ、こんなに早く
復活できるのか?
まず、
企業の動きが早かったことが
あります。
リーマン・ショック当時、、、
自動車最大手のGM(ゼネラル・モーターズ)が、
破綻云々で大騒ぎしていましたが、
破産をした後に、
大幅な人件費削減を行いました。
平均時給が90ドルだった(これもすごいですが・・・)ものを、
19ドルまで下げたそうなのです。
で、
アメリカ自動車産業没落・・・
と騒いでいたわけですが、
実はGMは2011年には、
14年振りに過去最高益を
上げているのです。。。
こういう人件費削減や
リストラ等が一概に正しいとは言えませんが、
合理的な判断で、
企業を再生するという観点から、
素早い動きは評価できると思います。
これに続けと、
多くの企業が賃下げを行いました。
さらにこの
賃下げの流れに加え、
シェールガス革命という、
エネルギーコスト削減の
波がやってきました。
昨日の記事にも書きましたが、
液化天然ガスの調達コストは、
100BTU辺り、
日本:16〜18ドル
EU:10〜12ドル
米国: 3〜5 ドル
ということで、
衝撃的なコスト差があります。
エネルギーコストの上昇は、
悪いインフレを引き起こし、
いいことがありませんが、
エネルギーコスト下落による
デフレはいいことしか
起こりません。
人件費減、エネルギーコスト減
この二重のコスト削減から、
アメリカに大きなプラスを
もたらしています。
長くなったので、
今日はこの辺で。
次回につづきます!
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