【Q106】融資のリスクを抑えるためには…③
海外投資の知恵袋の「がの」です。
今回の投稿は、
「【Q106】融資のリスクを抑えるためには②?」
→ http://ul.lc/3dn4
の続きです。
前回の投稿では、
リコースローンとノンリコースローンの話を
しました。
簡単におさらいしますと、
リコースローン
→ 残債の返済責任を借主が負う。
ノンリコースローン
→ 残債の返済責任は借主が負わない。
返済責任は担保限り。
となります。
具体例を出しますと、
(1)
5000万の不動産を、
500万の頭金、
4500万の融資で購入
(2)
不動産の価格が大幅に下落。
半値の2500万に。
(3)
様々な事情で返済が滞り、
担保を差し押さえられる。
(4)
不動産の価格が下がったので、
担保を差し出しても
4500万の借金 ー 2500万
= 2000万の債務が残る。
(5)
※日本で主流のリコースローンの場合
2000万は借主が背負う。
※海外で主流のノンリコースローンの場合
担保を差し出したので、
それ以上の支払い責任はない。
2000万の借金は帳消し。
ということです。
さて、
2000万の借金が帳消し?
とはなんと虫のいい話か。
と思いますよね^^;
なぜこのような仕組みなのか。
今回はこの点について説明します。
まず、日本で主流の
リコースローンについて。
リコースローンの考え方は、
「借主」の信用に基づいてお金を貸す。
です。
例えば、
「◯◯さんは大企業にお勤めなので、
お金を貸しても安心ですね^^」
ということです。
万が一のために、
連帯保証人や生命保険を
バックにつけておきます。
この時、担保となる不動産の価値は、
査定はありますが、それほど、重要ではありません。
借主の返済能力が問われます。
極論を言うと、
不動産が値下がりしようが、その借主さえいれば、、、
借主に返済義務がありますからね。。。
一方、ノンリコースローンの場合は、
「人」ではなく、担保となる「不動産」を
重視します。
銀行側もこの不動産が
資産価値が高いかどうかを
基準に融資を決定します。
「人」は重要ですが、
日本ほど重要視されません。
不動産の価値が上がれば、
借主の返済が滞っても、
銀行側が、その不動産を抑えれば、
値上がりした不動産を銀行側も入手できるわけですので、
メリットがあります。
その変わり、不動産の価値が下がった場合は、
銀行が責任を負うという形なります。
ですので、銀行側も査定を非常に
慎重に行うわけですね。
リコースローンと
ノンリコースローン。
何を重視して融資をしているかが異なる
ということで理解して頂けましたでしょうか?
借主が責任を負うか、
銀行が責任を負うか、
考え方によって
大きな差が生まれてくるのです。
融資をする際は、、、
この違いをうまく利用して、
リスクが小さい方法で投資をしていきたいですね!
海外の主流はノンリコースローンですから、
やはり、海外の不動産投資はおすすめになるのです。
それでは、
今回はこの辺で。
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