【リーマン・ショックから学ぶべきこと】…
こんばんは。「がの」です。
物事の本質を知るためには、
そのシステムに不具合が起きた時、
瓦解する時を勉強すべし。
この前出会った言葉です。
中学生の時に「資本主義」という言葉に出会い、
なんとなく、分かったような分からないような言葉。
今の社会は「資本主義社会」ですと言われても、
漠然としか分からない言葉。
まだまだ本質には遠いですが、
資本主義のシステムに亀裂が走った、
バブル崩壊やリーマン・ショックについて、
勉強し続けています。
リーマン・ショックについて、
本がいくつか出ていますが、
経験上、8割方眠くなります。
(私だけかもしれませんが笑)
読んでも分からないんですね。
でも少しずつ分かってきたので、
簡単に概要をまとめてみます。
当時アメリカ全体の借金の中で、
住宅ローンは10%程度だったそうです。
その中で、
サブプライム層(信用力の低い)、、、
まぁ消費者金融みたいなものです、
が返済を滞ったのは、
サブプライム崩壊直前でピーク時で、
約15%と言われています。
多いとは思いますが、
借金全体で見ると、10%×15%が
焦げ付いただけで、
世界経済を脅かすトラブルになるとは思えません。
じゃあ何が起こったのか?
まず最初の問題は「証券化」です。
あまり金融とかお金に慣れてない人だと
イメージしにくいかもしれませんが、
債権を譲渡しやすい形にしたんです。
例えば、
私が銀行から年利2%で1000万円で
お金を借りたとしましょう。
銀行は毎年20万円の利息を
得る権利があります。
(正確には違う額になりますが。。)
融資契約書等で契約が結ばれていますが、
これをもっと簡単な「証券」、、、
まぁ「小さい紙」におとして、
市場で譲渡、売却できるようにしました。
毎年20万円の利息を得られる権利、、、
1000万円で買わない?みたいな感じです。
こうしておくと、銀行等も、
資金繰りに困った時に、すぐに現金化できたりして、
便利なわけですね(流動性が高まるといいます)
さて、でも素性の怪しい「がの」が、
本当に最後まで借金返しますでしょうか?
分からないですね〜(笑)
トヨタの社債とかなら
絶対返ってくるでしょうが、
ちょっと信用なりません。
ここで金融工学の人たちが、
様々工夫を凝らしました。
住宅ローンとか自動車ローン、、
教育ローンとか、様々な借金をごちゃまぜにしたのです。
雑な例えかもしれませんが、
トヨタへの貸付 1000万 年利0.5%
NTTへの貸付 1000万 年利0.5%
がの への貸付 1000万 年利2%
Aさんへの貸付 1000万 年利4%
をセットにして4000万で買いませんか?
みたいな感じです。
これは雑なんで、本来は、
もっと複雑な計算をして、
リスクの高い、
がのやAさんへの貸付の割合を減らして、
リスクを軽減させて、もっとうまくやりますが。
要するにリスクがバラバラな借金を
1つにして、リスクを分散する形を
とりました。
富裕層への貸付と
サブプライム層への貸付を
証券化して一緒にセットにしたという感じです。
リスクが小さくなる感じですね。
で、この手法が好評を博して、
リスクが十分に小さくなっている!
どんな人でも貸付しても大丈夫だ!
市場でもどんどん売れるからお金が
じゃんじゃん手に入る!
となり、サブプライム証券は、
格付けも最高評価を得て、
世界中にばらまかれました。
その後、
住宅ローンの焦げ付きが表面化してきました。
さきほど、
「様々なリスクをひとまとめにして、
分散化している」
という話を書きましたが、
その分散化した証券を
また別の証券とセットにして売ったり、
ごちゃまぜに次ぐ
ごちゃまぜが起きていたので、、、
どのくらい住宅ローンの焦げ付きが、
サブプライム証券に影響するか
誰も分かりませんでした。
(もうめちゃくちゃだったわけです)
そうなると、
「自分の持ってるサブプライム証券が
数%入ってる商品はヤバイかもしれない!」
とみんなが不安になって、
売りが売りを呼んで、
例の経済危機に及んだわけです。
この証券の例としては、
以下のような話もあります。
遺伝子組み換えでメロンが大量に生産され、
売れ残ってしまったので、
フルーツバスケットにして販売しました。
バナナとかパイナップルとか
りんごとかとメロン、フルーツ盛り合わせです。
美味しくて世界で人気な商品になり、
販売しまくりましたが、
後に遺伝子組み換えメロンは、失敗で
毒性がある事が分かりました。
回収しようにも回収できないし、
被害総額も分からない、世界に散らばっている。
でも問題はメロンだけ。
あらま、どうしよう。
これがサブプライム証券のイメージだそうです。
長くなりましたが、
サブプライムを勉強すると、
悪い事ばかりではない事が分かります。
最初の発端は「証券化」です。
住宅ローンという換金性が低いものを、
「証券化」して流動性を高めました。
そしてリスクが高いものと、
リスクが低いものを混ぜあわせて、
リスク分散をしている新しい証券ができました。
・流動性が低いものを高くする
・リスク分散をしてリスクを低くする
この2点は非常に秀逸だと思います
ここから何か自分のビジネスに活かせることはないか?
たまに頭で考えています。
一方で、その後、
このサブプライムの証券化は最高だ!
という事で調子に乗りまくって、
住宅ローンの審査も甘くなり、
資産分散の評価も甘くなり、
モラルが崩壊した先に、破綻がありました。
サブプライム問題から学ぶ事は、
・証券化と資産分散は秀逸。
・調子にのりすぎない。
バブルの時はモラルが崩壊する。
というのが、大事な事かなと思います^^
悪いことばかりではないですね!
金融工学の初歩的な話なので、
本当の金融業界の方からしたら、
小さな学びかもしれませんが^^;
一般の人はこれくらいでよいでしょう。
ということで、
それでは、 今回はこの辺で。
以上、
「がの」がお送りしました(^o^)/
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