【フラット化する世界】 こんばんは。がのです。 今週もお勧めの本をシェアいた…
こんばんは。がのです。
今週もお勧めの本をシェアいたします!
題名:フラット化する世界
著者:トーマス・フリードマン
出版社:日本経済新聞出版社
「フラット化する世界」
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今回も経済の本です。
フラット化する世界と聞いて、
あなたは何を想像するでしょうか?
何がフラットになるのか。
ユニクロが1年前に
世界統一賃金を設定し、
賛否両論があったのを覚えて
いらっしゃいますでしょうか?
やはり
ユニクロはブラック企業か!!!
という批判もあったようですが、、、
あなたは、
どう思いますか?
例えば、
私が拠点にしている
タイやマレーシア。
時給が150円程度でしょうか、
1日働いて1000円貰えれば、
万々歳な人たちです。
中国で日本語の話せる
優秀な中国人を雇ったとしたら
場所にもよりますが、月5万円で
雇えたりします。
日本人の大卒初任給が
20万円としましょうか。
日本人の大卒新入社員が、
この優秀な中国人の
4倍の働きを見せるでしょうか?
あなただったら、
どちらを雇いますか?
この世界統一賃金は、単純に
“有能な人材に対して、
国籍や人種に関係なく、
その分の対価を払います”
という宣言とも捉えられます。
これが“ブラック企業”と
批判を受けるべきかどうかの
判断は皆さんにお任せします。
さて、フラット化する世界。
この本を読んで行くと、
アメリカ人がインド人へ、
IT業務をアウトソーシングする仕組みの話
がでてきます。
アメリカ人が寝ている時間に、
インドでは日中なので、
インド人がカタカタとプログラムを打ち込み、
アメリカ人が働き始める時には、
プログラムが完成している。
そんな動きが10年以上前から
はじまってる・・・
そんな話です。
日本も大連の日本語が話せる
中国人にアウトソーシングをしています。
フィリピン人も
流暢な英語が話せるので、
アメリカのコールセンターが進出し、
フィリピンでサポートをする・・・
そんな動きが
活性化しています。
IT技術や航空網の発達により、
あらゆるヒト・モノ・カネが、
世界中を飛び回る。。。
世界の国境が無くなって、
“フラットになる社会”
あなたは実感していますか?
グローバル化は10年、20年も前から
着々と進んでいるんです。
あなたの仕事は、
いつ、世界中との競争に
さらされるのか、、、分からないんです。
ぜひこの本を一度、
読んでみてください。
グローバル化、
フラットになる社会を嫌でも実感し、
時代の動きに取り残されている自分を
認識すると思います。
年間述べ30カ国を回る私でも
この本を読みそう思ったのですから。
ぜひ読んでみてくださいね。
ちなみに、、、
空港に行く度に
いつも思う事があるんです。
空港に手荷物検査って
あるじゃないですか?
日本は1つのレーンに
4,5人の人がついていたりしますが、、、
他の国、例えばマレーシアにいったら、
2,3人程度なんですね。
日本人は時給2000円
マレーシア人は時給200円として、
1時間辺りのレーンの人件費は、、、
日本では10000円。
マレーシアでは、600円程度。
日本人は優秀で気配りができますが、
マレーシア人と比較して15倍以上の価値を
生み出しているかというと否ですね。。。
いびつな人件費の差。。。
こういった差は、、、
フラット化の流れに飲み込まれるのでは?
いつもそう思いながら、
空港を後にするのです。
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