【カンボジア:虐殺の歴史に一つの判決】
【カンボジア:虐殺の歴史に一つの判決】
みなさんこんばんは、GIA長谷川です^ ^
毎年6・7%もの高成長を遂げる国
カンボジア。
この国には、
現代にも影響を与える
重い歴史があります。
当時、
毛沢東主義者の勢力クメール・ルージュは
旧支配勢力を打倒し新政権を樹立。
1975年から1979年にかけて
カンボジアを支配しました。
学校・病院および工場も閉鎖し、
通貨を廃止、宗教を禁止し
近代科学を否定。
食糧増産を図る為、
プノンペンなど大都市住民、
資本家、技術者、知識人などから
財産・身分を剥奪し、
農村に強制移住・強制労働をさせ、
多くの人が死ぬまで働かされました。
知識人、少数民族、
前政権の当局者やその家族を
全て拷問し、殺害。
その人数は、
100万人とも300万人とも言われています。
その日々から40年。
当時指揮をしていた高官2人に
今月16日、大量虐殺の罪で有罪判決が下りました。
▼クメール・ルージュ指導者に有罪判決、大量虐殺の罪では初
https://www.bbc.com/japanese/46231709
強制収容所、拷問施設となっていた
「トゥール・スレン」は現在
カンボジアの悲しい歴史と
ポルポト時代の惨事を今に伝える
「トゥール・スレン博物館」として
一般に公開されています。
私がここを訪れたのは
ちょうど1年前。
2017年11月。
建物の一部屋一部屋から、
収容された方達の苦しみが
まるでまだ残っているかのような、
とても重いものでした。
施設内には、
収容され処刑された方々の写真や、
拷問に実際使用されていた器具、
数すくない生還者である画家が、
当時の様子を描いた絵などが展示され、
日本語のオーディオとともに、
当時の様子を知ることができます。
老若男女問わず処刑され
どんな罪を犯したのか、
それも分からないままに収容されました。
拷問を重ねられ、
でっち上げられた罪を、
「自分がやった」と自供させられて、
そして処刑されました。
展示されている写真の多くは、
処刑直前に撮影されたものだそうです。
10代の子供達は、
暴力的な政権の姿勢が正しいと教えられ、
収容者を拷問・尋問し、
そしてこの子たちも、
その後は自らが拷問を受け、
処刑される立場となりました。
2年9ヶ月の間に
14,000~20,000人が収容されたと言われ、
その中から生き残ったのは、
たったの7人でした。。
ほんの40年前に
カンボジアで起きた出来事です。
トゥール・スレン博物館の写真は、
検索していただくとたくさんあります。
私からは、
C塔前の広場に建造されている
慰霊の塔の写真をお届けします。
この塔を前にして、
手を合さずにはいられませんでした。
当時の方達の鎮魂と、
同じ歴史が世界で繰り返されないよう、
祈りを込めて。

この悲惨な歴史の生存者もご存命であり、
またこの時代に生活をしていた方が、
今のプノンペンの経済発展を
築き上げてきました。
たった40年前の
政治の間違いから衰退し、
そしてこの短い時間を経て、
毎年6-7%の経済成長を遂げています。
外国人に門戸を広げ
外国企業の誘致し雇用を産み、
不動産建設の勢いに乗っている国です。
投資家の目には
成長の勢い眩しい投資先に見えますが、
政治的な不安が起きた時には、
過去に起きた資産剥奪を恐れ
銀行からお金を引き出す動きがおき、
当時の影は今のカンボジアに影響を与えています。
歴史を知り、そして、
カンボジアでの事業に期待しながら、
カンボジアの今後を見届けたいですね。
以上、
最後までお読み頂きありがとうございます。
こちらの記事が参考になった
という方は、いいね、シェア、コメントをお願いいたします。
一つ一つ丁寧にご回答させて頂きます。
※誹謗中傷するコメントは受け付けませんので
ご了承ください。
==============
▼【トルコ不動産魅力発掘セミナー】
http://bit.ly/2OpMaIn
▼海外投資・知識武装マガジン(無料)
内容濃すぎ!ビギナーは鼻血に注意(//3//)
http://bit.ly/2JzJfGG
▼LINE@でタイムリーにcheck!
【海外投資の知恵袋】お友達に追加(*´꒳`*)
http://bit.ly/2L4jJih