GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.616
投資で成功したいなら確度の高い”情報のシャワー”を浴び続けろ!
少し遅くなりましたが、
新年あけましておめでとうございます!
Global Investment Academyの両角です。


2026年1回目の配信は、
毎回ご購読いただいている
読者様に対する感謝の意を示すために、


いつもとは内容を変えて
質・量ともにマシマシでお届けします^^
ご存知の方も多いですが、
弊社は独自に有料会員制の
投資コミュニティ【GGM(GIA Gold Members)】


2011年8月から
14年以上にわたって運営しています。


有料会員の皆様にも
毎週定期的にメルマガを配信しており、


国際金融・経済・政治を含む
最新の世界情勢並びに投資環境について
タイムリーな情報発信をしています。


このGIA通信の中でも
不定期にその内容を一部抜粋する形で
シェアしてきた経緯もありますが、


今回は日頃のご愛顧に感謝し
昨年末に配信した有料版メルマガを
「1本分まるまる」お見せ致します!


無料で配信しているGIA通信も
それなりに力を入れて執筆してはいますが、


それとは比べものにならない
ボリュームがあることにお気づきになられるかと。


自身の投資リテラシーの向上、
さらには投資の世界で成功していくためには


何でもかんでも知識や情報を
詰め込むだけでは意味がなくて、


精査された確度の高い情報を
よりタイムリーに、そして普段から習慣として
《情報のシャワー》を浴びているか、に尽きます。


あくまでも、ある週の、
1本のメルマガだけではありますが、


今ならどんなところに
投資・収益の機会があって、
どんな情報を普段から収集すれば良いか、


そのスタンスなり考えが
このメルマガだけでも垣間見えるはず。


年初のスタートダッシュ、
そして2026年以降の投資戦略構築に
多少なりともお役立ていただければ幸いです^^
ちなみに以下は
直近1ヶ月間のGGM通信の目次です。


有料会員様がいる手前
公開できないのが心苦しいですが
あくまでも参考までに・・・・
▼2025年12月15日 GGM通信 -vol.728-
「金価格が上昇する理由は戦争?それとも金融危機?」

■ 金ゴールドは「戦争」で上がる?
  それとも「金融危機」で上がる?

■ 資産運用で重要な出口=資産の取り崩し
  50歳になったら戦略を立てておこう!

■ ゴールド4,300ドル、銀60ドル突破で
  「本当の分岐点」が見え始めた!

■ タイが“海外から持ち込むお金”に
  本気で課税し始めた理由とは?
▼2025年12月22日 GGM通信 -vol.729-
「665万円の崖と暗号資産の逆転劇。2026年税制改正の本当の狙いとは?」

■ 665万円の崖と暗号資産の逆転劇
  2026年税制改正の本当の狙いとは?

■ 熱狂なき金価格高騰でも、、、
  上昇余地”しか”見えない理由とは?

■ 「個人資産2286兆円」の裏にある
  不都合な真実と今すぐ取るべき防衛策

■ 無意識が招く増税の落とし穴
  ◯◯贈与のリスクを回避する方法
▼2025年12月29日 GGM通信 -vol.730-
「何が起きても一発でやられない!地政学的リスクを回避する唯一の方法」
(※今回共有した配信分)

■ 「何が起きても一発でやられない」
  地政学的リスクを回避する唯一の方法

■ 本格的な高騰は実はここからだ
  高騰する金市場で買い時を知ろう!

■ 銀の大相場はこれからが本番だ!!
  2カ国での出来事が今後の強気相場を示唆

■ 【重要】Bybit日本ユーザー利用停止
  “価格以前のリスク”が現実になった!
▼2026年1月5日 GGM通信 -vol.731-
「米国のベネズエラへの軍事介入で市場はリスクオン?オフ?」

■ 米国のベネズエラへの軍事介入で
  市場はリスクオン?リスクオフ?

■ 2026年、ついにAIバブル崩壊か!?
  熱狂続くAI相場で投資家が必要な視点

■ 金と銅の顔を同時に持つ二重人格の資産
  銀の特性を知り、味方につけよう!

■ 結果(価格)を見て決める時代は終焉
  条件と許可で決まる新世界へ移行中!
↓ここからがGGM通信の本編です!
GIA GOLD MEMBERS mail magazine GIAゴールドメンバーズ通信 Vol.730
2025.12.29何が起きても一発でやられない!地政学的リスクを回避する唯一の方法
こんにちは。 GIAゴールドメンバーズ事務局の両角です。

新年1月6日に配信したvol.679ではこのようにお伝えしていました。
2025年は、古代中国の陰陽五行説に基づく十干(じっかん)と十二支の組み合わせでは60年に1度の「乙巳(きのとみ)」です。木の陰のエネルギーを表す「乙」が再生や変化のシンボルである「巳」と結び付くことで、困難を乗り越えての「成長と結実」の年になる可能性が大きいと言われています。

また、巳年は「金運アップ」や「商売繁盛」につながる縁起の良い年とされています。
皆さんは今年1年振り返って、この言い伝え通りに良い年となりましたでしょうか?

私は今のところ、、、、過去の”負の遺産”を取り戻せてはないものの、多少は 枕を高くして寝れそうな感じです^^
本年もこのGGMをご愛顧いただきまして誠に有難うございました。

今年最後のGGM通信も、いつもに増してボリューム満点でお届けしますので、年末年始の今だからこそしっかりとご自身の資産を見直し、2026年以降の投資戦略の構築にお役立てくださいませ^^
目次
「何が起きても一発でやられない」 地政学的リスクを回避する唯一の方法
本格的な高騰は実はここからだ 高騰する金市場で買い時を知ろう!
銀の大相場はこれからが本番だ!! 2カ国での出来事が今後の強気相場を示唆
【重要】Bybit日本ユーザー利用停止 “価格以前のリスク”が現実になった!
「何が起きても一発でやられない」
地政学的リスクを回避する唯一の方法
2025年の世界情勢も例年になく、目まぐるしく変化した年でもありました。海外投資を実践している身として重要な《地政学的リスク》に関連した内容をざっと振り返っておきましょう。
まず、地政学的リスクの代表格とも言える【中東情勢】については、相変わらず「くすぶり続けている」という表現がいちばんしっくりきます。

イスラエルとガザを巡る衝突は、2023年秋に始まってからすでに長期化し、2025年末の今もなお軍事行動と人道危機が国際社会の懸念材料のままです。米国は停戦後のガザ統治をにらみ、多国籍部隊の配置を含む国際的な枠組みを模索しているようで、戦況次第では一定の安定に向かう可能性もあります。

ただし、中東という地域の性格上、「何かの拍子に一気に燃え広がる」リスクが完全に消えることはなく、この点は引き続き頭の片隅に置いておく必要があります。
マーケット目線で見ると、中東リスクと直結するのはやはり原油価格です。足元では原油が1バレル60ドルを割り込む水準まで下落しており、「あれ、中東で戦争しているのに安いじゃないか」と感じる方も多いかもしれません。

もっとも、イスラエルやガザ自体は産油国ではなく、サウジアラビアなど主要産油国も大幅な増産を控えて価格をコントロールしているため、現時点では供給不安が表面化していない、というのが実態です。

ただし、イランやヒズボラが本格的に介入したり、ペルシャ湾でタンカー航行に支障が出たりすれば、話は一変します。その瞬間に原油は急騰し、市場心理も一気に悪化するでしょう。

今は起きていない、しかし「起き得る」という意味で、中東情勢は依然として市場の隠れたリスクファクターです。
こうした原油安の動きを見て、「ほらやっぱり景気減速が来るはずだ」「AIバブルもそのうち崩壊する」と拳を振り上げる悲観論も相変わらず根強いのですが、問題は、その拳を下ろすタイミングが何年も訪れていないことです。

正直に言えば、AIやデータセンター、インフラといった分野に多少の偏りはあるにせよ、ビッグテックが潤沢なキャッシュインフローを確保し、投資意欲を維持している限り、本格的な景気悪化はそう簡単には来ないだろう、というのが私の見方です。

仮に設備投資の増加でフリーキャッシュフローが一時的に低下したとしても、そのキャッシュアウトフローはサプライチェーン全体に流れていきます。ビッグテックと株主の間で滞留していた資金が、素材や資本財、特にインフラ関連へと広がっていくなら、それはむしろ産業全体にとって健全な血流です。

この流れをもって「S&P500神話の崩壊」と言うのは、少し短絡的かなと感じます。もちろん、指数の短期的な値動きだけを見ている投機家にとっては、ビッグテックのキャッシュ創出力への期待が揺らぐこと自体が死活問題かもしれませんが・・・汗
一方で、ロシアとウクライナの戦争は、発生からまもなく3年を迎える中で、ようやく停戦に向けた動きが水面下で見え始めています。

米国では「戦争終結に向けた協議が近づいている」との発言も出ており、米露高官の会談が予定されるなど、裏側では交渉が進んでいるようです。

仮に停戦や和平への道筋が見えてくれば、ロシア産原油の供給増加が意識され、原油価格にはさらなる下押し圧力がかかる可能性があります。
その一方で、防衛関連株には逆風となるでしょう。ただ、現時点では制裁も継続しており、具体的な進展はまだ不透明です。

また、EUが今後2年間で大規模なウクライナ支援を決めたものの、凍結ロシア資産の活用は見送り、自前の借款で対応する形を選んだ点は、欧州の財政負担という新たな政治リスクを浮き彫りにしています。
そして中国です。中国経済は、不動産不況と内需低迷が続き、明確に減速局面にあります。住宅価格は下落が止まらず、小売売上高の伸びも低水準に沈んでいます。

金融緩和や規制緩和は打ち出されているものの、地方財政の悪化もあり、どこか力強さを欠く印象は否めません。加えて、台湾を巡る米中の軍事的緊張は、マーケットにとって最も厄介なタイプのリスクです。

今は何も起きていませんが、ひとたび台湾海峡で衝突が起これば、サプライチェーンの寸断や株式市場の急落といった「桁の違う影響」が出る可能性があります。
結局のところ、地政学リスクは「今すぐ燃えていないが、いつでも相場の空気を変え得る火種」です。ただ一方で、足元の世界経済は、AIやインフラ投資という現実的なキャッシュフローに支えられており、悲観論だけで相場を語るには材料が足りない、そんな局面にいるのだと思います。
今回お伝えした内容は、あくまでも表面的な出来事で、氷山の一角でしかありません。潜在的なリスクもあげればキリがないほど、世界各地で様々なリスクが燻り続けているのも事実。

2026年に向けて、改めて意識しておきたいのが「分散投資」というキーワードです。

ここ数年は米国株、特にハイテク大型株が相場をけん引してきましたが、その一本足打法にも少しずつ変化の兆しが見え始めています。運用現場からも「米国株・ハイテク偏重からの分散がテーマになる」という声が聞こえてきています。

こうした流れの中で、選択肢として改めて注目されているのが金ゴールドをはじめとする貴金属です。各国で財政拡大が続き、通貨の価値がじわじわと薄まっていくリスクは無視できません。

加えて、地政学リスクはくすぶり続け、日本国内でも円安や物価上昇への警戒感が強まっています。こうした環境下では、それ自体に希少価値を持つ貴金属は「価値を保存する資産」として、ポートフォリオの中で意味を持ちやすくなります。
もっとも、貴金属といっても性格は一様ではありません。金ゴールドに比べて、銀やプラチナは値動きが大きくなりやすく、相場が盛り上がる局面ではより大きなリターンを狙える一方、急落するリスクも常に頭に入れておく必要があります。

守りの金、攻めの銀・プラチナ、という整理をしておくと分かりやすいでしょう^^

AIバブルへの懸念や、米国政権の動向など、不透明な材料を抱えたまま年を越すことになります。だからこそ、「何が起きても一発でやられない」資産配分を意識することが、2026年の投資戦略を考えるうえで、これまで以上に重要になってきそうです。

2026年も引き続きGGMにて自身の金融・投資リテラシーを高めながら、一緒に荒波を乗り越えていきましょう!!
本格的な高騰は実はここからだ
高騰する金市場で買い時を知ろう!
「何十年も何も起こらない時代がある一方で、数週間で何十年分の変化が起こる時もある。」

この言葉は、ロシア革命家のウラジーミル・レーニンが残した名言で、歴史や社会の大きな変化は予測不能な短い期間に凝縮されて起こり、それまでの長い停滞期とは対照的であることを示唆しています。

市場や社会情勢が急変するような不確実な時代に、将来の大きな変化に備える重要性を説く際に引用されますので、是非リテラシーが高い皆さんは心に留めておくと良いでしょう。
そんな中で、GGMでも大注目している金ゴールドが、長らく市場の壁だった1オンスあたり4,400ドルの重要レジスタンスを明確に上抜け、先週の金曜日には4,562ドルという史上最高値で引けました。

この水準は、単なる節目ではなく、10月中旬の高値であり、「今回の上昇相場が本物かどうか」を分ける分水嶺でした。そこを超えてきたというのが、最大のポイントなのです!
実は金ゴールド、11月末に10〜11月の三角保ち合いをすでに上抜けていました。ただ当時は、「予備的なブレイクアウト」に過ぎませんでした。なぜなら、テクニカル分析においては、斜めの抵抗線より、水平レジスタンスの突破の方が圧倒的に重要だからです。

今回、その“本丸”である4,400ドルを突破したことで、誰が見ても強気と言える形が完成したのです!
個人的にかなり重視しているのが、他通貨建ての金価格です。

というのも、ご存知の通り、金価格は米ドルの動きと反相関関係があり、米国経済の動きに強く影響を受けざるを得ません。ですので、「ドルが弱いから上がっているだけなのか」もしくは「金ゴールドそのものが世界的に強いのか」を見極める必要があるのです。

結論から言うと──ほぼ全通貨でブレイクアウトが起きています。

・世界通貨単位(WCU)建て → 明確に高値更新
・ユーロ、ポンド、スイスフラン → いずれも突破
・香港ドル、シンガポールドル → しっかり上抜け
・インドルピー、日本円 → すでに2週間前に先行ブレイク

つまり、「ドル安マジック」などではなく、グローバルな金ゴールド買いが起きていることが確認できています。

では、なぜ今、ここまで金ゴールドが強いのか?

皆さんであれば、その理由を即答できるとは思いますが、背景は1つではありません。これまでこのGGM通信で取り上げてきたものだけでも、以下のような複数もの要因が存在しています。

テクニカルなブレイクアウト

中央銀行の継続的な金買い

ETF経由の資金流入

米利下げ観測

地政学リスク

世界的な債務膨張

法定通貨の価値希薄化

そして忘れてはいけないのが、米ドル指数が100で頭打ちになり、下向きに転じたこと。ドルが96を割り込む展開になれば、それは金ゴールドや銀にとって、ロケット燃料が追加されるようなものです。

もちろん、近いうちに『利益確定による売り』が入ることは確実で、相場はこれからさらにボラティリティが上がってくる可能性もありますが、少なくとも流れは、「下を心配する局面」から「どこまで行くかを見る局面」に移ったと、私自身はそう見ています。
ただ、これだけ価格が上がってしまうと、「今から投資をするのは遅いのではないか?」「高値掴みをしてしまうのではないか?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、2026年以降の市場環境を冷静に分析すると、決して「手出し無用」の相場ではありません。むしろ、金相場特有の「季節のリズム」と、今年ならではの「経済の追い風」を理解することで、非常に有利な投資機会が見えてきます。

そこで今回は、2026年の金ゴールド投資で成功するためのシナリオを、少し深掘りしてお話ししたいと思います。
まず、2026年の金相場を支える大きな土台について、改めて軽く復習しておきましょう。

2025年の金価格の上昇は、主に中国やインドといった新興国の中央銀行による「爆買い」が主導していました。そして、それに加えて『欧米マネーの回帰』が明確に現れた年でもありました。

米国をはじめとする世界の中央銀行が利下げサイクルに入ったことで、金利がつかない金ゴールドにとって最大の敵であった「高金利環境」が終わりを告げようとしています。
これにより、これまで債券などに流れていた欧米の機関投資家や個人投資家の資金が、ETF(上場投資信託)などを通じて再び金市場に戻ってくる可能性が高まっているのです。

つまり、2026年は「新興国の実需」「先進国の投資マネー」という二つの車輪が噛み合う、稀有な年になる公算が高いと言えます。

では、具体的に「いつ」動くべきなのでしょうか?

ここで役に立つのが、過去数十年のデータが示す「季節性(シーズナリティ)」という考え方です。

金価格は、ランダムに動いているようで、実は一年の中で「上がりやすい時期」「下がりやすい時期」が決まっています。

以下のグラフは、私が貴金属投資に関していつも参考にしている『Incrementum』社が出したレポートの中にある、2004年12月から20年間の統計データを活用した月毎の平均リターンを示したグラフです。
例年、金相場は「年初のロケットスタート」で幕を開けます。

1月から2月にかけては、世界最大の金消費国である中国の春節(旧正月)に向けた贈り物需要や、投資家の新年ポートフォリオ調整が重なり、価格が上昇しやすい傾向にあります。

もし年初に価格が急騰しても、焦って飛びつく必要はありません。なぜなら、その直後に重要な局面が訪れるからです。

春先から夏(3月から6月頃)にかけて、金相場は「静寂の期間」に入ります。春節の需要が一服し、欧米のトレーダーたちが夏季休暇に入るため、市場の動きが鈍くなり、価格が横ばい、あるいは調整(下落)しやすくなるのです。

市場ではこれを「夏の枯れ相場」などと呼びますが、多くの個人投資家はこの時期の停滞を嫌気して手放してしまいがちです。

しかし、賢明な投資家にとって、この「退屈な夏」こそが最大の好機となります。上昇トレンドの中での一時的な下落は、絶好の「押し目買い(バーゲンセール)」のチャンスだからです。

特に2026年は前述した「利下げ」という長期的なサポート材料があるため、春から夏の調整局面は、価格崩壊の前兆ではなく、次なる上昇に向けたエネルギーチャージの期間と捉えるのが自然です。
そして、夏を過ぎて8月後半から年末にかけて、相場は再び活気づきます。

世界第2位の消費国インドでの結婚式シーズンや「ディワリ(光の祭典)」、さらにはクリスマス商戦に向けた宝飾品需要が価格を押し上げ、年末のラリーへとつながっていくのが典型的なパターンです。

つまり、2026年の金投資における理想的なシナリオは、「春から夏の調整局面で種をまき(安く仕込み)、秋から冬の実りの時期に収穫する(利益を享受する)」という、農耕的なアプローチを取るのが良いと言えるでしょう。

現時点では価格という表面的な数字の大きさにとらわれて、「高くて買えない・・・」と感じている人も多いかもしれませんが、ここで諦めるのではなく、今回ご紹介した長い歴史の中で繰り返し現れる「季節のリズム」を味方につけることは、歴史を学ぶ投資家として必要なことです。
ちなみに、もっと対象期間を長くしたら、上の季節性のパフォーマンスは変わってくるのでしょうか?

下のグラフは、データ取得の対象期間がさらに長く、1973年以降の約50年間分の統計データを用いた、同じく月毎の平均リターンを示したものです。

先ほどのものと大きく異なる点として、上のグラフ=20年間の統計では、9月が最もパフォーマンスが悪かったとありますが、下のグラフでは逆に9月が最もよくなっていますね、、、、汗

これは対象期間が異なる30年間(1973〜2004年)のうち、9月に何かしらの大きな金融危機(=株価下落&金価格上昇)があったのではないかと推測されますが、現時点で裏どりはできておりませんので、あくまでも参考程度にお聞きください。
ちなみに、今度のグラフはまた見方を変えたもので、1987年〜2017年の30年間における年間の価格推移を示したものです。

ここからわかるように、金相場はやはり年初2月頃までは強く、その後は横ばいが続き、5月以降は夏枯れ相場になり、そして9月以降に再度上昇局面を迎える傾向が強いと言えます。

もちろん、これは過去の実績に基づく統計ですので、もし仮に2026年に想定外の出来事(例、第三次世界大戦など?)が発生すれば、シナリオは大きく変わってくることは念頭においておきましょう。
今年最後のGGM通信ということもあり、2026年の投資戦略を考える上で重要な柱になる金ゴールド相場について少し長めに書いておきましたが、いかがでしょうか?

昨今の日本の金相場に関する報道を見る限り、明らかに「FOMO(*)」な状態であるように感じています。

(*) FOMO : 「Fear of Missing Out」の略語で、「見逃したり取り残されたりすることへの不安」を表す言葉

2025年9月にWorld Gold Councilが実施した大規模調査(対象者2,024名)によると、日本人投資家による金ゴールド保有率は23%と、4〜5人に1人しか持っていない計算になります。株式を保有している投資家が73%にもなる中で、これは衝撃的に低いと言わざるを得ません。

ただ、逆に考えれば、まだ金ゴールドを保有したことがない人たちが、このFOMO的な心理で今後どんどんと金ゴールド市場に参入してくるようなことがあれば、貴金属市場はどれだけの成長ポテンシャルがあるか、容易に想像ができることでしょう。
「金価格がここまで急加速的に上昇している・・・・」

年末年始にはこのことの本当の意味を真剣に考え、そして、2026年にロケットスタートが出来るように、GGM会員様全員が入念に準備を進めておいてくださいね!
銀の大相場はこれからが本番だ!!
2カ国での出来事が今後の強気相場を示唆
ちょっと象徴的なニュースが出てきました。ドイツ政府が、予定していたクリスマス記念の銀貨の発行を中止したという話です。

25ユーロの「東方の三博士」を描いた銀貨、そして20ユーロの記念銀貨。どちらもデザインや発行計画はかなり前から決まっていたにもかかわらず、直前になって取りやめになりました。理由はシンプルで、銀の価格が上がりすぎたからです。

10月、銀価格は1トロイオンス53ドルまで急騰しました。この水準になると、銀貨に使われる原材料の価値が額面を大きく上回ってしまい、作れば作るほど赤字になってしまいます。

ドイツ財務省は「経済的な合理性が失われた」と説明していますが、平たく言えば、国家ですら「銀を額面で固定できなくなった」ということです。
その後も銀は止まりません。12月にFRBが利下げに踏み切ると、銀は一時1オンスあたり80ドルを超すレベルまで上昇。わずか1年でほぼ2.5倍です。今年の主役は金ゴールドでしたが、上昇率だけを見れば銀の方がはるかに激しく、チャート的には、完全に放物線的な動きになっています。
歴史を振り返っても、銀がここまで急騰した局面は多くありません。

1970年代後半のインフレと石油危機の時期、そして2008年の金融危機後。そのどちらも、通貨や金融システムへの信認が揺らいだ局面でした。

今回が少し不気味なのは、銀がこれだけ上がっているにもかかわらず、まだ株や債券が本格的に崩れていない点です。異例と言えば異例ですが、「まだ起きていないだけ・・・」と見ることもできます。
今回の銀高騰は、単なる投機ではありません。まず現実的な話として、産業需要が確実に増えています。

EV、半導体、データセンター、AI関連。電気を使うものすべてに銀は欠かせません。一方で、鉱山の生産量は短期間で増やせるものではないため、需給の不均衡が一気に拡大しています。

そこに追い打ちをかけたのが、米国政府の動きです。以前のGGM通信でも取り上げましたが、11月に米政権は銀を「重要鉱物」に指定。将来的に関税がかかるのではないかという懸念から、米国内では銀の備蓄が進み、その分、海外市場では銀不足が深刻化しました。

その結果、ロンドンの現物価格とニューヨークの先物価格の間に異例の価格差が生じています。こうした歪みを、金融のプロたちが放置するはずもなく、1980年のハント兄弟による銀相場を思い出す人も少なくありません。

さらに、個人投資家の心理も無視できません。BISが指摘しているように、「取り残される恐怖(FOMO:Fear Of Missing Out)」が市場全体を覆っています。

金ゴールドや暗号資産、AI関連株が急騰する中で、「次は何だ?」という視線が銀に向かってきている中で、銀は多くの投機資産と違って実用的な用途があり、この点が「銀は新しい金ゴールドではないか」という見方を強めているのです。
一方で、もう一つのエンジンが「恐怖」です。インフレ率が目標の2%を上回っているにもかかわらず、FRBは利下げを続けています。

市場では、金融政策が政府債務に引きずられる「財政支配」への懸念が強まっています。短期金利は下がっているのに、長期金利は逆に上がる。この組み合わせは歴史的に見てもかなり異例で、一部の投資家が通貨の価値そのものに疑問を持ち始めるのも無理はありません。

こうした不安の中で、金ゴールドや銀の地金を買う動きが出てきています。インフレや、最悪の場合は債務問題によって法定通貨の価値が目減りするリスクへの備え、いわゆるディベースメント取引です。

もちろん、銀が常に安全な資産というわけではありません。流動性は低く、価格変動は激しい。だからこそ銀は昔から「ウィドウメーカー」と呼ばれてきました。1980年の暴騰と暴落が、その典型例です。
それでも、ドイツが記念銀貨を作れなくなったという事実は、今の時代を非常によく象徴しています。本来は祝福のための「記念」が、結果的に市場の熱狂と不安を映し出す出来事になってしまったのです。

通貨は信用の上に成り立ちます。しかしインフレが続き、実質金利が潰れると、人も国家も通貨から距離を取り、より“物理的な基準”へと戻っていくのです。

この動きを、富裕層はパニックとは見ません。そこから逃げるのではなく、構造の重心を静かにずらすだけです。

だから今、各国の中央銀行はこぞって金ゴールドを積み上げています。ポーランドをはじめ、各国中銀は過去最高水準で金を購入中。これは投機ではなく、通貨の裏付けを信用から物質へ戻す行為です。

もうご理解いただいているかと思いますが、金ゴールドや銀が上がっているのではなく、フィアット通貨の信頼・信用が下がっている――それだけの話です。

ドイツの銀貨停止は、小さなニュースに見えて、通貨システムが限界に近づいている「初期症状」かもしれません。市場が騒ぐ頃、本当に動く人たちは、もう次の配置を終えています。

大事なことなので何度でもお伝えしますが、ボラティリティが高い銀への投資はチャンスでもあり、同時にリスクでもある。その両方が混ざり合っているのが、いまの相場環境です。

だからこそ、「なぜ上がっているのか」「誰が動いているのか」を冷静に見ていくことが、これまで以上に重要になってきます。銀の動きは、単なるコモディティの話ではなく、通貨や金融システムへの信認を映す鏡でもある。そのサインを、見逃さないようにしていきたいですね!
追伸)

最近、ドバイでも世界をざわつかせる出来事がありました。

重さ1.97トンの巨大な銀インゴットが公開され、ギネス世界記録に認定されたんですね。重さは約2,000kg。車1台分。約6.3万トロイオンスの“純銀の塊”です。
ただし、重要なのは「でかい銀の塊ができました」という話ではありません。

この銀は今後、ブロックチェーン上でトークン化され、実物銀に100%裏付けられた形で、世界中の誰もが“少額から”所有・売買できる仕組みが整えられるそうです。

つまりこれは、「実物銀へのアクセス方法が根本から変わる」という、一種のパラダイムシフトが起きた話でもあります。
では、なぜ今こんなことが起きているのか。

答えはシンプルで、銀市場そのものが、かなり危うい状態にあるからです。

銀の供給量は、実は

👉 2016年をピークに減少トレンド
👉 鉱石品位は低下
👉 新鉱山の発見もほぼない

になっている中で、一方の需要サイドはどうか?

ご存知の通り、

太陽光パネル
EV(電気自動車)
5G通信
AIデータセンター
防衛・ミサイル関連

これらはすべて、銀を大量に消費します。しかも厄介なのが、銀は代替できない金属だという点です。

電気伝導性・熱伝導性は銀が圧倒的であり、銅やアルミでは性能が足りないですから、価格が上がっても産業需要は減らないのです(これを価格の「非弾力的」と言います)。

その結果として、年間約4億オンス規模の供給不足が、すでに何年も続いていることは、このGGM通信でも何度も取り上げている通りです。
そしてこの不足分は、英国・ロンドン(=LBMA)や米・ニューヨーク(=COMEX)の在庫を削って補っており、現物が保管されている彼らの倉庫はどんどん空になっていきます。

ここで市場関係者が警戒しているのが、いわゆる「フィジカル・スクイーズ」です。紙の契約(先物・ETF)は大量に存在していますが、引き渡せる現物は限られている訳で、もし仮に今以上に「本気で現物を取りに行く人」が増えたら・・・・汗

1979年、そして2011年は50ドルで止まりましたが、今回は産業需要が桁違いです。「200ドルの銀」という話も、決して荒唐無稽ではありません。
話をドバイに戻します。

今回のプロジェクトには、

ドバイ商品取引センター(DMCC)
精錬会社
テック企業
Brinks(世界最大級の警備・保管会社)

と、ガチのプレイヤーが並んでいます。実物はBrinksで保管。完全監査され、トークンは実物と1対1で対応するとのこと。

つまり、先物取引・オプション取引・スワップ取引などが代表的な「金融派生商品」ではなく、引き出せない銀でもない。この点が、従来の商品と決定的に違うのです!

さらに市場では、最近ロンドンやNYから大量に銀を引き出している「正体不明の買い手(ゴーストバイヤー)」の存在が話題に上がっていましたが、今回のドバイでの動きから、「実は、裏で集めていたのはドバイでは?」という見方が出てくるのも、自然な流れでしょう。

銀は、私がこのGGM内で取り上げた段階から随分と価格が高騰してしまいましたが、実はまだ多くの投資家が「気づいてない資産」でもあります。だからこそ、静かなうちにポジションを考える価値がある、私はそう見ています。

私が銀に強気な最大の理由の一つは、60年以上続いたカップ&ハンドル・パターンを上抜けたことです。この規模と期間を考えれば、数百ドルへの上昇を示唆しています。

「利確は正義」と常々お伝えしてきましたが、銀に関してここで現物を売るのは、超強気シナリオを理解していない”愚かな判断”として、まだ保有しておくことにしました。

この判断が吉と出るか凶と出るかは、、、、数年後に答え合わせしましょう!w
【重要】Bybit日本ユーザー利用停止
“価格以前のリスク”が現実になった!
年末相場に入って、価格以上に「これは無視できない」と感じるニュースが出てきました。

暗号資産取引所のBybitが、日本居住者向けのサービス提供を事実上終了し、2026年から段階的に利用制限をかけると発表した件です。

暗号資産投資家の間では関心がかなり高い話題ですが、これは「相場観」のニュースというより、完全に実務リスクの話です。しかも、後回しにすると取り返しがつかないタイプの・・・汗
今回のBybitの対応は、突然決まったものではありません。すでに日本居住者向けの新規登録は停止されていましたし、金融庁との関係性を見れば、流れとしては十分に想定できた展開です。

2026年以降、日本居住者と判定されたアカウントには段階的な制限がかかり、場合によっては取引や出金に制約が出る可能性もあります。住所証明を含むKYCの扱い次第で判定が確定するため、「自分は大丈夫だろう」と放置するのが一番危ないパターンです。

ここで大事なのは、Bybitが良いとか悪いとか、日本の規制が厳しいとか、そういう議論ではありません。

投資家として見るべき本質はただ一つで、海外取引所の利便性は、規制一つでいつでも遮断され得るという現実が、また一段とはっきりした、という点です。
暗号資産はボラティリティが高いので、どうしても価格の上下に意識が向きがちですが、本当に怖いのはこういう「インフラ側」の変化です。

チャートには一切出てきませんが、資産には直撃します。取引所の方針変更、KYC強化、居住地判定、サービス停止。どれも相場が当たっていても、置き場所を間違えれば利益が消える要因になります。

だから今回のBybitのニュースで、投資家がやるべきことは非常にシンプルです。まずは自分のアカウントがどう扱われるのかを必ず確認すること。

そのうえで、日本居住者に該当するなら、早めに出口を作る。出金先の口座を整え、少額で送金テストを行い、問題ないことを確認してから、余裕をもって段階的に資金を移す。一度に全部動かす必要はありませんが、「そのうちやろう」は危険です。

そして、このニュースが投資家に突きつけている最大の教訓はこれです。

《資産分散の前に、置き場所の分散》

同じビットコインを持っていても、取引所が一つしかなければ、それは実質的に集中投資です。相場のリスク管理はしているのに、取引所リスクはノーガード、という人は意外と多い。今回の件は、そこを見直せというサインだと思った方がいいでしょう。

相場は年末から年始にかけて、オプション満期や流動性低下もあって荒れやすい局面に入っていますが、それとは別軸で、資産の「置き方」をアップデートするタイミングが来ています。

では、投資家として具体的に何をすべきでしょうか?

1つ目は、「公式情報の確認」です。もし皆さんがBybitを利用しているとしたら、Bybitからのメール・アプリ通知で、制限開始日や出金期限、利用できなくなるサービスの範囲を必ず確認してください。特に、レバレッジ取引やデリバティブを利用している方は、ポジション整理の期限を把握することが重要です。

2つ目は、「資産とポジションの棚卸し」です。現物・デリバティブ・ステーキング・Earn商品など、すべての残高を一覧化し、「どの資産をどこへ移すのか」「どのポジションをいつまでにクローズするのか」を具体的に決めておきましょう。期限直前の慌てた移動は、スプレッド拡大やミスオペレーションのリスクを高めます。

3つ目は、「代替先と今後の方針の検討」です。日本の登録業者を中心に、流動性・手数料・取扱銘柄・規制面の安定性などを比較しながら、複数の取引先に分散することを検討してください。海外取引所を利用する場合でも、自国の規制との整合性や、将来的な規制変更リスクを前提にしたポジション管理が欠かせません。
今回のBybitの動きは、「高いリターンを追いかけるだけの暗号資産投資」から、「規制環境とリスク管理を踏まえた資産運用」へと発想を切り替えるきっかけともなり得ます。こうした環境変化をネガティブに捉えるのではなく、自身の取引環境やリスク管理体制を見直す好機として前向きに活用していきましょう。

価格が動いてからではなく、何も起きていない今だからこそ、落ち着いて整えておく。その差が、後から大きく効いてきます。

Bybitの件は、単なる一取引所の撤退ニュースではありません。暗号資産投資が「値動きだけ見ていればいいフェーズ」から、「インフラも含めて管理するフェーズ」に入ったことを、改めて突きつけてきた出来事だと思います。

年末年始、ポジションの見直しと一緒に、資産の置き場所も一度、点検しておきましょう。
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