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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
何だかすっかり
秋を通り越して
冬になった気がするのは
私だけでしょうか(ブルブル・・・)
洋服なり布団なり
気温の変化に伴う“変化”に
全然追いついていません・・・汗
“変化”といえば、
2023年を起点として
世界経済の景色が大きく変わった
【ゲーム・チェンジ】
今まで良しとしてきたことが
通用しなくなりつつある世界で
その変化にいかに早く
柔軟に対応出来たものだけが
生き残れる厳しい生存競争。
日米の金融機関でも
その争いが起きているようで、
場合によっては
一つの倒産をきっかけに
《ドミノ倒し》的に
連鎖倒産なども発生しうるので
今後の展開には十分お気をつけください。
※注意※
今週のGIA通信は
弊社有料会員向けに配信している
《GGM通信(有料メルマガ)》から
一部抜粋し、リライトした内容となります。
そのため一部データと表現に
古い部分が含まれていることをご容赦願います。
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ゴキブリは1匹見つかれば、 他にもいると思ったほうがいい |
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今月上旬、
米国株式市場が大きく揺れました。
地銀株を集めたETF(KREという指標)は
前日比で6%以上も下落。
ザイオンズ・バンコープは13%安、
ウェスタン・アライアンスも11%安と、
かなり激しい下げ方をしました。
発端は地方銀行
(リージョナルバンク)への信用不安。
一部の地銀が保有していた
長期債券の含み損が拡大し、
財務の健全性に疑念が再燃したのです。
この構図は2023年の
「シリコンバレー銀行(SVB)」
破綻を思い出させます。
当時と同様、
今回も「金利上昇」が引き金。
長期国債を多く
抱えていた銀行ほど評価損が膨らみ、
“安全資産がリスクに
変わる瞬間”が再び訪れています。
市場では
「FRBが利下げを急がなければ、
地銀の連鎖破綻もあり得る」
との声が強まり、
米国株は一時的に急落しました。
▼10月16日時点の米金融セクターの株価騰落率
JPモルガンのCEO、
ジェイミー・ダイモン氏は
決算会見でこう言いました。
「ゴキブリは1匹見つかれば、
他にもいると思ったほうがいい」
つまり、
「今見えている問題は氷山の一角で、
まだ隠れている問題があるかもしれない」
ということを警告しているわけです。
今は少し落ち着きを
取り戻したような米国株式市場ですが、
本質的な問題は
一切解決していませんので、
今後の急展開が懸念されるところです。
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全体の95%が”含み損”の衝撃度 全国の信用金庫が抱える爆弾 |
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そしてこの流れは、
日本でも他人事ではありません。
日本経済新聞によると、
全国の信用金庫(信金)が
保有する有価証券の含み損は、
2025年3月期決算で2.5兆円弱、
前期の3倍以上に膨らみました。
背景はやはり
《金利上昇による債券価格の下落》
とくに国債の下落が響き、
地方の信金ほど痛手が大きい構図です。
本来なら、
債券を満期まで保有すれば
損は確定しませんが、
会計上は「含み損」として
純資産を押し下げるため、
財務指標の悪化は避けられません。
中でも注目を
集めたのが栃木信用金庫。
2025年3月期において、
ついに「早期是正措置」に抵触しました。
この制度は、
有価証券の含み損が
純資産を上回った場合に発動され、
改善が見られなければ
業務停止命令も出される厳しいルール。
1998年の制度導入以来、
抵触は今回が初めてです。
栃木信金は、
信金中央金庫から
40億円の資本支援を受けて
辛うじて処分を回避しましたが、
まさに“紙一重の危機”でした。
日本経済新聞が
全国254信金を調べたところ、
239信金、割合にして約95%が
『含み損』を抱えるという結果に・・・汗。
さらに7つの信金
(北海道・神奈川・新潟・兵庫など)は
「早期是正措置」に近い水準にあるといいます。
これを受けて金融庁は、
信金向けの監督体制を強化。
来年度には
「協同組織金融モニタリング室」を新設し、
複数の信金に対して
集中点検を実施する方針を固めました。
米地銀も日本の信金も、
共通して地域経済を支える金融インフラです。
しかし、いずれも
「金利上昇が最大のリスク」
になっている点では共通しています。
【米地銀】
パンデミック期に購入した
長期債券が値下がりし、
預金流出と同時に損失が顕在化。
【日本信金】
低金利時代に抱えた
国債が値下がりし、
会計上の含み損が急拡大。
どちらも、
超低金利依存の金融モデルが
逆回転している状況です。
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金利上昇局面で収益減!? メガバンクとは対照的な信用金庫 |
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さらに日本の信金には、
もう一つの構造的課題があります。
それは
「貸出金利を引き上げにくい」
という点です。
2024年度の預貸利ざや
(貸出金利−預金金利)は1.37%と、
むしろ前年から0.01ポイント低下。
大手銀行が軒並み
金利上昇を収益増に
繋げているのとは対照的です。
取引先の多くが中小企業であり、
金利引き上げ交渉が
難航していることが背景にあります。
つまり信金は、
金利上昇で債券は損を出し、
貸出では利益が増えないという
“ダブルパンチ”を受けているわけです。
地方銀行全体では、
政策保有株式の含み益によって
債券の含み損を部分的に相殺できています。
たとえば京都銀行などは
株式益でバランスを取っています。
一方、信金は株式保有が少なく、
こうしたバッファー(緩衝材)を持たないため、
金利上昇の影響を
もろに受けやすい構造なのですね・・・。
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経済の正常化による金利上昇は “ぬるま湯構造”を壊す力でもある! |
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さて、
今回の米地銀・日本信金の動きは、
私たち個人投資家にとっても
重要なシグナルです。
「金利上昇=預金金利上昇で得をする」
そのように単純に考えがちですが、
その裏では債券価格の下落や
信用リスクの拡大が進行します。
銀行株や金融ETFに
投資している方にとっても、
今後の金利動向は引き続き最大の注目点です。
リスク資産全体を見渡して
国債は「ローリスク(ローリターン)」
商品として位置付けられますが、
金利上昇局面では、
「国債=安全資産」
という神話が揺らぎます。
今回の一連の動きは、
“紙の資産”が抱えるリスクを
見直すタイミングといえるでしょう。
『ゲーム・チェンジ』が起きた
これからの投資環境下では、
通貨価値や
金利リスクの影響を
受けにくい実物資産(ゴールドや銀)、
あるいは
国・地域分散の視点が
ますます重要になります。
金利上昇は経済の
「正常化」を意味しますが、
同時にそれまでの
“ぬるま湯構造”を
壊す力でもあります。
米国の地銀も日本の信金も、
「低金利に甘えた金融構造」が
逆流したときにどこまで耐えられるのか。
このテーマは今後数カ月、
マーケットを占ううえで
欠かせない視点になりそうですね!
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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