GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.595
“信認”の象徴としての金ゴールドが再評価される時代背景とは?
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


今週のGIA通信は、
個人投資家として絶対に
見逃せない重要なレポートをご紹介します。


UBS(スイスの大手金融機関)が
2025年7月に発表した

「Annual Reserve Manager Survey」


このレポートを読み解きながら、
私たち個人投資家が学べる
重要なヒントをお届けします!
「えっ、中央銀行の話なんて自分に関係ないよ・・・」


そんなことはありません^^


むしろ今のような不安定な時代こそ、


中央銀行や財務省で
外貨準備を管理している、


いわば金融界の中枢にいる
プロ中のプロたちが、


・どんなリスクを感じ
・どんな資産を選び
・どんな未来を予想しているのか



それがぎっしり詰まった
極めて貴重なデータであり、


私たち個人投資家にとって
大きなヒントになるのです!
目次
世界が恐れているのは 「軍事的衝突」より「関税戦争」
米ドルの“武器化”がもたらした 衝撃とその余波
“信認”の象徴としての金ゴールドが 再評価される時代の背景とは?
先行き不透明な投資環境だからこそ 筋肉質なポートフォリオを構築する!
世界が恐れているのは
「軍事的衝突」より「関税戦争」
このレポートは、
世界40の中央銀行の資産運用担当者、


いわば“国の金庫番”への
調査をもとに構成されており、


世界経済の見通し、リスク認識、
そして今後5年を見据えた資産選択まで、
非常に示唆に富む内容が含まれています。


今回の調査では、
約40の中央銀行が回答しており、
最も大きな懸念として挙げたのが


・貿易戦争の激化(74%)


であり、昨年の回答から急増しています。


実際、2024年後半以降、
米国が中国への関税再強化を打ち出したり、
EUが中国EVに追加関税を検討するなど、


通商リスクが再び
世界の投資家心理を冷やしています。
2位以下は、

・軍事衝突(51%)

・経済のボラティリティ(変動性)(49%)

・長期金利の高止まりとインフレの制御不能化(37%)

・景気後退と持続不能な債務水準(各34%)



…と、いずれも世界の構造的な問題が並びます。


なかでも「景気後退」の懸念は
昨年13%だったのが、 今年34%と大きく上昇しており、


プロたちのマインドが確実に
慎重モードにシフトしていることが伺えます。


つまり、景気が悪いのに、
物価だけが高い時代が長く続くかもしれない・・・


そう彼らは見ているのですね。
米ドルの“武器化”がもたらした
衝撃とその余波
次に注目すべきは、

「外貨準備の運用における最大の懸念は?」

という設問です。


こちらも上位には
インフレや金利の上昇、
為替の変動などが並びますが、


特に驚きなのが
「ドルの武器化(Geo)political weaponization of FX reserves」
という選択肢の急上昇で、


3年前に14%だったものが、
今年は半数近くの49%まで急増。
これは、
ロシアがウクライナ侵攻後に


3,000億ドル相当の外貨準備が
凍結された事件をきっかけに、


「米ドルで
外貨準備を持っていると
没収されるかもしれない・・・」



という不安が一気に
広がったことを意味します。


ここで重要なのは、
「外野の評論」ではなく、


実際に自国の資産を動かす立場の人たちが
リアルに感じている《危機感》だという点です。
“信認”の象徴としての金ゴールドが
再評価される時代の背景とは?
このような不透明な状況の中、
最も注目されたのが「金ゴールド」です。


67%の中央銀行が
「今後5年で最も有望な資産は金ゴールド」と回答
さらに

「なぜ金ゴールドを選んだのか?」という質問では、


96%が「地政学リスクへの備えとして最適だから」

と回答しています。
ロシア・ウクライナ、
イスラエル・イラン、

そして中国・台湾。


世界の緊張が高まる中、
国や通貨に依存しない


“信認”の象徴としての金ゴールドが
再評価されているのはある意味当然の流れです。


また、昨今は暗号資産も
同じ地位に近づきつつあり、


今回の調査でも
暗号資産(ビットコイン、イーサリアム)は
日本円と並んで第3位の期待通貨となっています。
世界の準備資産担当者の動きにも注目です。


・29%が「米国資産のエクスポージャーを減らした、または減らす予定」

・ドルの今後の需要停滞を77%が予測

・米国債の需要停滞&金利上昇を76%が予測


つまり、世界のエリートたちは
静かに“米国依存からの脱却”を進めており、


我々個人投資家にとっても、
「米ドル一強時代の終わり」を見据えた
ポートフォリオ構築が求められているのです。


そして米ドルの代わりに
どんなリスク資産を選んでいるのか?


それがまさに
「金ゴールド」なのですね!
先行き不透明な投資環境だからこそ
筋肉質なポートフォリオを構築する!
他にも色々な示唆がありますが、
今日はこの辺に止めておくとして、


今回このレポートを読んで
私が改めて感じたことは、


「通貨・債務・政治リスクが
複雑に絡み合う時代ほど、
信用に依存しない実物資産が強い」



という事実です。


こうした投資環境下で
我々個人投資家が行うべき
具体的なアクションは次の通り。


金ゴールドをポートフォリオに入れる・比率を見直す

ドル一辺倒から、ユーロ・人民元・金ゴールドなど分散を意識

インフレ時代を見越した「実物資産」の比率を増やす

ESG志向の投資(グリーンボンド、環境ETF)も要注目

暗号資産はリスクを踏まえつつ、将来の選択肢に入れておく


経済の先行きが不透明な中、
世界の中央銀行も決して


「楽観視」していないことがよくわかりました。


そして彼らは、
ただ不安を抱えるのではなく、
資産配分を少しずつ変え、備えているのです。


私たち個人投資家は、
資産運用の結果に対して
特に時間の制限もなく、


例え運用に失敗したとしても
誰からも責められることはありません。
(もちろん家族からはあるかもしれませんが・・・汗)


よって、焦らず冷静に、
混沌としている今の時代だからこそ、


自分なりの「守り」「攻め」
組み合わせたポートフォリオを構築していきましょう!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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