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| 豊富な資源+移民増=好景気は嘘!? 意外と知られていない豪州の闇 |
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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
米国に対し最後まで最上位の
格付けを維持していたムーディーズが
先月財政赤字の拡大などを理由に
米国の格付けをAAAからAA+に格下げしたことは
米国のみなならず
世界中に動揺を与えたニュースとして
皆さんの記憶にも新しいかと思います。
その各国の格付けですが、
世界中で最も高い評価を受けている国は
どこか、すぐにお答えできますか?
実は格付け最上位に
ランキングされている国は
全部で9カ国もあるのですね^^
パッと見る限り
ヨーロッパの国々が
軒並み上位に評価されているようですね^^
さて、今日はこの中でも、
特に我々日本人にも馴染みのある
「オーストラリア」の実情について、
少し意外な視点からお話していきたいと思います。
世界で最も評価が高い
オーストラリアが抱えている
ある「闇」とは一体・・・・汗
※注意※
今週のGIA通信は
弊社有料会員向けに配信している
《GGM通信(有料メルマガ)》から
一部抜粋し、リライトした内容となります。
そのため一部データと表現に
古い部分が含まれていることをご容赦願います。
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移民国家で人気のオーストラリアが 貧しくなっているって本当? |
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オーストラリアといえば、
豊富な資源に加えて、
教育・観光・不動産投資など、
様々な分野で
世界中から注目されている国で、
特に最近では人気の留学先、
ワーキングホリデー先、移住先として
日本人にとっても人気が高いです^^
そのオーストラリアは
これまで大きな経済危機を経験したことがなく、
事実、パンデミック期を除けば
30年以上もリセッションなしという
驚異的な記録を持っています。
でも、ここにきて
様子が少し変わりつつあること
皆さんはご存知でしたでしょうか?
オーストラリアは
これまで「移民国家」として、
積極的に海外からの人材を受け入れてきました。
その結果、
過去20年で人口は約35%増加。
これは他の先進国と
比べてもかなり高い水準です。
しかしながら、
最近の経済指標を見ていると、
オーストラリアのGDP自体は
引き続きプラス成長であるものの、
もっと重要な
「一人当たりGDP」は
2022年第二四半期から
なんと21か月連続で下落。
これはつまり、
人口が増えている分、
GDPが割り算されてしまい、
個人単位では
貧しくなっているということです。
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複数の要因が国民を襲いかかる 「深刻な生活費危機」とは? |
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現在のオーストラリアが
直面している困難を一言で表せは
「深刻な生活費危機(Cost of Living Crisis)」
です。
具体的には以下の問題が
国民の生活を直撃しています。
1. 歴史的なインフレと物価高騰
食料品、ガソリン、光熱費など、
生活必需品が軒並み高騰。
特に電気・ガス代は
20%以上上昇するなど、
家計を直接圧迫しています。
インフレ率は2022年後半に
約8%という30年ぶりの高水準に達しました。
(足元では2%まで落ち着いてきました)
2. 急速な利上げによる「住宅ローン地獄」
オーストラリアの中央銀行(RBA)は、
高インフレを抑え込むために
2022年5月から13回にわたる
急速な利上げを実施しました。
オーストラリアでは
変動金利で住宅ローンを
組む人が大半を占めるため、
この利上げがダイレクトに
毎月の返済額を押し上げました。
多くの世帯で返済額が倍近くになり、
可処分所得が大幅に減少しました。
3. 実質賃金の低下
賃金自体は上昇しているものの、
その伸びがインフレ率に全く追いついていません。
つまり、
給料は増えても
買えるものが減る
「実質賃金のマイナス」
2022年以降2年以上も
マイナスが続いています。
この
「スタグフレーション的な状況」は、
家計の購買力を確実に奪っています。
4. 深刻化する住宅危機(Housing Crisis)
実はオーストラリアの大都市
シドニーの住宅価格は、
世界で2番目(1位は香港)に高く、
借りるのもひと苦労で、
物件によっては入居希望者がずらっと行列。
さらには家賃の上昇率が凄まじく、
住居費が家計の大部分を圧迫しています。
特にパンデミック後の
入国再開に伴って
海外からの人の流入が急増。
その一方で、
都市部の開発規制、建設人材の不足、
資材コストの上昇などが重なり、
住宅建設は思うように進まない・・・。
家を借りたくても
借りられない「賃貸難民」や、
ホームレスの増加が社会問題化しています。
住環境が不安定になれば、
当然消費も抑えられますし、
社会的な不満も高まります。
これは政治的リスクにも
つながりかねません。
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フルレバレッジでもはや”火の車” 世界トップクラスの高い家計債務 |
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加えて今オーストラリアの家庭を
圧迫しているのが『家計債務の多さ』です。
実はオーストラリアでは、
家計債務が可処分所得の200%超という、
かなり危険な水準にあります。
これは世界トップクラスで、
米国と比べても約2倍。
つまり、家計はもはや
”フルレバレッジ状態” なのですね・・・汗
金利上昇の影響も
ここに直撃しており、
多くの世帯が住宅ローン返済や
家賃支払いに四苦八苦している状況です。
家計債務がここまで膨らんだ背景には、
「低金利での住宅ローンの過剰拡大」と
「不動産価格の過熱」があります。
これ、日本のバブル時代と
かなり似ていますよね・・・・汗
ちなみに、
興味深い指標として、
ブルームバーグが出している
「バーベキュー指数(BBQ Index)」
というものがあります。
これはオーストラリアの
国民食ともいえるバーベキュー食材
(肉、野菜、アイスなど)の価格変動を追うものですが、
2020年以降、
この指数が大きく上昇しています。
つまり、
日常のちょっとした贅沢すらも
家計の負担になっているようですね・・・。
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経済成長と実生活のズレは 何が原因で起こっているのか? |
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ではなぜ、
ここまで経済の伸びと
生活の実感がズレているのでしょうか?
一つの大きな要因が、
「生産性の停滞」です。
過去10年で見ても、
1時間あたりのGDPはほぼ横ばいであり、
パンデミック以降は、
米国や他の先進国と比べて
明確に劣後しています。
特に、近年の成長が
依存しているのがサービス業で、
介護・障がい者福祉、
高齢者サービスなど、
社会的に必要ではあるものの、
生産性が比較的低い分野が拡大しています。
一方で、
かつて成長を牽引した
鉱業・製造業は停滞気味。
スタートアップへの投資も少なく、
イノベーションの波が生まれにくい
構造になってしまっているのです。
さて、こうした状況を
投資家としてどう捉えたら良いか?
今回のオーストラリアのケースは、
マクロ経済指標が良好でも、
実体経済には警戒が必要という、
非常に重要な教訓を投げかけています。
あくまでも投資家目線で、
オーストラリア経済に関して
注目すべき点を3点ほどあげておきます。
・住宅市場の調整リスク
→ 価格の調整局面が来れば、関連企業の業績や株価にも影響あり。
・消費マインドの冷え込み
→ 実質賃金が戻らない限り、小売・外食・観光などへの投資は慎重に。
・生産性回復への政策動向
→ グリーン産業やハイテク分野への本格的な投資が起爆剤になれるか?
日本から見ると、
「資源があって移民も受け入れてる国=安定成長してる」
というイメージを抱きがちですが、
実際には
かなり複雑な事情が絡んでおり、
GDP成長率という
一見キラキラした
数字だけでは見えてこない、
経済のリアルを
垣間見えたことでしょう。
これを読み解けるかどうかが、
長期投資家としての腕の見せ所かもしれませんね!
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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