GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.571
あなたの信用は◯点!?信用スコア閲覧サービス開始!
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


この時期の恒例行事となりましたが、
2024年の世相を1字で表す「今年の漢字」


「金」に決まりましたね!
私の教養が低いせいで
パッとみてこの漢字が何を示しているのか
わからなかったことはここだけの秘密です^^


選考理由としては

・パリ五輪・パラリンピックでの多くの日本人選手の金メダル獲得
・米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の値千金の活躍
・佐渡金山の世界文化遺産登録
・政治資金の裏金問題


などがあるようですが、


個人的にはやはり
現物資産でもある《金(gold)》


主要株式指数や原油、為替と比べても
良いパフォーマンスをあげたことを
選考理由に加えてもらいたいと思います!w


個人的にお勧めの《銀(silver)》
かなり健闘していますよねーw
今年も残すところあと2週間ちょっと。


2025年がどんな1年になるか
今からワクワクしていますが、


最高のスタートを切れるように
今のうちに準備をしっかりとしていきましょう!
目次
自分の信用は◯◯点!? スコア閲覧サービスが日本でも開始!
似て非なる2つの信用情報サービス スコアはより個人の信用力を示す鏡
キャッシュレス分野でアジア各国が 世界をリード!でも、日本は?涙
個人情報の提供でデメリットより メリットを優先して考える中国社会
「クレジット・ガイダンス」提供開始! 日本社会にどう受け入れられるか?
自分の信用は◯◯点!?
スコア閲覧サービスが日本でも開始!
「信用スコア」


この言葉を聞いて
すぐに何のことか説明できる人方は
高いリテラシーの持ち主であると言えるでしょう。


特に意識していなくても
最近メディアを通してこの言葉を
耳にする機会が増えてきた気もしますが、


名前は知っていても、
実際にどんなものなのかわからない…


そう感じている方も多いかもしれません。


米国や中国ではすでに
信用スコアの積極的な活用が進んでおり、


実はこの日本でも
先月から消費者の信用力を
指数化した「信用スコア」
閲覧できるサービスが始まっています!
そこで今週のGIA通信では、
今後の社会をより賢く生き抜くために
「信用スコア」について少し解説していきます。


事前にこの制度を理解しておくことで、
将来的に日常生活の中で少しでも
より良いサービスを受けるなどの
恩恵を得られるかもしれませんよ!^^
似て非なる2つの信用情報サービス
スコアはより個人の信用力を示す鏡
早速ですが、
信用スコアについて簡単に説明すると、


年齢や性別、職業、購買行動など
個人に紐づくさまざまなデータを分析し、
個人の信用力を数値化したものと定義されています。


目に見えない
「信用」を数値にして表し、
その人の信用力を客観的に
判断できるようにしています。


信用スコアに似た言葉で
「信用情報」というものがあります。


これはその人が過去に契約した
ローンの内容や支払い状況などの情報が、


クレジットカードやローンなどの
契約審査の際に使われているものですが、


信用スコアは、
この信用情報と似ているようで
実際は違うので注意が必要です。
信用情報には、
その人の好きなものやよく買うもの、
といったセンシティブな個人情報は含まれませんが、


信用スコアには、
そういった個人の属性や
趣味などの情報も評価対象に含まれます。


その点でいえば、
信用スコアはより個人の信用力を
精緻に表すものといえるでしょう。


ちなみに私は以前、
コロナ禍で日本に帰国せざるをえず、
日本を今後の活動拠点の中心とすることを考えた際、


念の為何か信用上の支障がないか、
この信用情報の開示請求をしたことがあります。


完全に個人情報なので
内容をお見せすることが出来ませんが、


一切やましい事がなかったことだけは
親愛なるGIA通信の読者様には
きちんとお伝えしておきますね^^
キャッシュレス分野でアジア各国が
世界をリード!でも、日本は?涙
参考までに、
信用スコアが世界中で最も
進んでいる中国のケースをご紹介します。


電子決済サービスの
アリペイ(支付宝)で
有名なアリババグループの傘下


「芝麻信用(セサミクレジット、ジーマ信用)」


この企業での信用スコアは
事実上中国の信用スコアの標準として普及しています。
中国はキャッシュレス
決済の普及率がかなり高く、


なかでも多くの人が
アリペイを使用しています。


芝麻信用の信用スコアは、
そのアリペイの決済記録も
信用評価のためのデータとして
活用している点が特徴の一つです。


ちなみに、
2022年時点での世界主要国における
キャッシュレス決済の比率ですが、


韓国が最も高くて99.0%となっており、
次いで中国が83.5%、豪州が75.9%、
シンガポールが65.5%と続きます。


なぜアジアの国々が
世界の先進諸国と比べて
キャッシュレス決済が進んでいるのかは、
私自身まだ調べられていませんが、


いずれにしてもこうした国では、
もはや現金を持つ必要性はあまり
感じられなくなっているばかりか、


近い将来には既存の紙幣は
なくなっていくかもしれませんね・・・汗
日本だけに
フォーカスした下のグラフでは、
直近2023年時点で39.3%と


毎年普及率は
上昇していることがわかりますが、


決済方法の内訳をみてみると、
以前として「クレジットカード」
83.5%と大部分を占めています。


上述した各国と比べると、
電子マネーやコード決済の比率が少なく、


キャッシュレスの分野においては、
「後進国」と言っても過言ではありません。
長期的な視点に立てば、
キャッシュレス化が進展することにより、


日本全体の生産性が高まるとともに、
消費者の利便性向上といった効果が期待されます。


その意味で、
キャッシュレス化の推進は


日本の成長戦略にとっても
重要な柱となり得ると言えるはずですが、
なかなか思うようには進んでいないようです・・・汗


昨今のインバウンド需要の高まりで
海外から日本にくる訪日観光客からすると、


”現金大好き社会”の日本では
決済手段が未だ現金のみの観光地もあり、
非常に困っているという声を聞きますしね・・・
個人情報の提供でデメリットより
メリットを優先して考える中国社会
話を戻して、、、


中国の芝麻信用では、
その人の信用度合いを”スコア”で表します。


具体的な採点方法について
詳細を明かしていませんが、


大きく分けて
「学歴」「勤務先」「資産」「返済」
「人脈」「行動」
の5つの指標の
組み合わせで計算していると公表しています。


そして、芝麻信用では
この5分野のデータをもとに
5段階で評価されます。


スコアの高いユーザーには、
様々なメリットがあるため、
人々はより高い点数を目指しています。


人をたった5つの分野だけで
点数化するなんてかなり乱暴で、
かつ正しい評価のように思えませんので、


個人的にはこの制度に対して
ネガティブな意見を持っていますが、
あなたはどう思いますか?


ただ、もし仮に近い将来、
相手のスコアが電子的な名札のように
対面した際に相手が瞬時にわかるようになれば、


さすがに点数が低いと恥ずかしいので、
必死に点数稼ぎをするかもしれませんけど・・・苦笑
中国では、
信用スコアが高得点の人に向けて、
以下のような優遇措置が実施されています。


日本のマイナンバーカード
導入の際にもあったような、
「ニンジン大作戦」ですね^^
なお、一度自身の信用スコアが
下がってしまった場合は、
スコアを再度上げることが厳しく、


かつ、信用度のスコアが上がると
メリットが大きいのでユーザーは
自らの行動を律するようになります。


そのため、
「不正が減った」
「マナーが向上した」

といった社会的なメリットもあるようです。


また、中国における個人情報は、
それによって個人が得られる
生活上の利便性が大きければ大きいほど、


個人はその利用に
さほどアレルギーを感じていないようです。


その点日本では
個人情報の提供や情報管理について、
かなり抵抗があるように思います。


もちろん、国によって
文化的な違いがあるので
何とも言えませんけどね^^
「クレジット・ガイダンス」提供開始!
日本社会にどう受け入れられるか?
さて、ここまで中国での
信用スコア事情について述べてきました。


肝心の我々日本では
信用スコアの普及について
どうなっているか気になりますよね?


冒頭に少し触れましたが、
11月28日から日本でも「信用スコア」
閲覧できるサービスが始まっています。


手掛けるのは信用情報機関の
シー・アイ・シー(以下、CIC)で、


加盟企業と消費者向けに
「クレジット・ガイダンス」
提供開始するものです。


クレジットカードの
利用状況や借入残高などの情報から、


個人の信用力を200〜800点で算出し、
信用力が高いほど数値が大きくなります。
なお、自分のスコアを確認するには
ホームページでの申請手続きが必要です。


開示方法はインターネットか
郵送かを選べるようになっています。
(開示手数料はネットが500円、郵送が1500円)


CICは今も消費者が開示請求すれば、
金融機関ごとの契約内容や支払い状況といった
取引履歴を開示していますが、


28日以降は信用スコアと
算出理由も提供する予定のようです。


自分がどれくらいのスコア(点数)が
ついているのか気になる方は多いのではないでしょうか?


聞くのは少し怖い気もしますが・・・汗
日本ではこのCIC以外にも、
消費者向けにスコアを算出している事業者があります。


LINE Credit(ラインクレジット、東京・品川)の
「LINEスコア」は年齢や職業など15の質問結果と、


グループが展開する
各サービスの利用状況をもとに
100〜1000点で算出するサービスです。


スコアが高いほど、
同社が手掛ける融資サービスの貸付利率や
限度額が有利になる仕組みで、
現在までで約800万人が登録しています。
一方、みずほ銀行と
ソフトバンクの共同出資会社の
J.Score(ジェイスコア、東京・港)は
23年1月にスコアリング事業から撤退し、
上記のラインクレジットと事業統合することになりました。


150以上の質問に答えると
人工知能(AI)がスコアをはじき、
無担保融資を受けられる仕組みでしたが、


利用者が伸び悩んでたことが原因で
上述の通りの決定となったそうです。
CICのスコア公開で、
今後与信の精度が高まるなどの
効果が期待できる一方、


カードを持たない人や
お金を借りたことのない人には
スコアがつかないという仕組みになっていますので、


今後スコアが普及した場合、
スコアを持たない人を
どう与信していくのかなど、
まだまだ課題もありそうです。


しかしながら、
もし仮に日本でもこの信用スコアが
社会全体に浸透していく流れになっていく場合、


人の信用力が可視化されていくことで、
投資詐欺などの被害も少なくなっていくのかな?


そんなことを思うと、
この動きは喜ばしいことです^^


将来たくさん
恩恵を受けられるように、


あなたも今からたくさんの
「徳」を積んでおきましょう!w
(↑おそらく信用スコアには関係ないかと思いますが・・・苦笑)
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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