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グリーンバブル崩壊下でも生き残るあるエネルギー&貴金属 |
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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
今週のGIA通信は
綺麗事だけでは事がうまく進まない
再生エネルギーの話。
そして近い将来確実に不足し、
価格の急騰が見込まれるある貴金属とは?
みなさんの中ですでに
着目している人もいるかもしれませんね!
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中国消費需要減少&産油国増産で 原油価格が以前の価格レベルに低迷 |
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原油価格が2022年2月に勃発した
ウクライナ戦争前の水準に戻りつつあります。
中国の景気低迷による
厳しい消費需要の見通しに加えて、
石油輸出国機構(OPEC)と
非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が
最終的に生産を回復させる方針であることから、
原油価格は年初から
大幅に下落してきました。
世界的な原油価格の
指標の一つである北海ブレント。
9月10日には前日比4%安の
1バレル当たり68ドル中盤まで下落し、
21年12月以来の安値をつけました。
(9/20時点では73ドル前後まで回復)
また、米WTも同じく
ウクライナ戦争前の水準に近づきました。
今週には米FRBが50bpという
通常の倍の利下げを決定したことや
中東ではヒズボラの戦闘員が
所持していたポケットベルが
一斉に爆発するなど
地政学的リスクが高まっていますが
原油市場の反応はまだ限定的です。
資源に乏しく
原油のほとんどを
輸入に頼る日本にとって、
原油安は歓迎すべき事態です。
なぜなら、
ウクライナ戦争が勃発して以降、
円安と原油高のダブルパンチによって
インフレに苦しめられていましたが、
一旦それが沈静化するかもしれないからです。
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脱炭素が掲げられた「パリ協定」 でもここまでの動きは・・・??? |
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原油価格は世界的な
「景気指標」の一つでもあり、
原油安は
世界的な景気後退の
予兆とも取れるため、
市場関係者は警戒しています。
一方、
この原油価格下落による
景気後退の懸念に加えて、
別の懸念事項が脚光を浴びつつあります。
それは
『グリーンバブルの崩壊』です。
気候変動に関する国際的な枠組み
「パリ協定」が15年に採択されて以降、
世界各国は脱炭素に向けて走り始めました。
パリ協定での
長期的な目標として、
「世界的な平均気温上昇を
産業革命以前に比べて
2℃より十分低く保つとともに、
1.5℃に抑える努力を追求する」
が掲げられました。
その中で、
世界各国の自動車メーカーは
電気自動車(EV)シフトを鮮明にし、
エネルギー企業は石油や石炭といった化石燃料から、
太陽光や風力といった
再生可能エネルギーの開発に大きくかじを切りました。
「グリーンバブルの出発点」
そう言えるのがウクライナ戦争です。
国家収入の多くを
原油や天然ガスの輸出で賄う
ロシアによるウクライナ侵攻を食い止めようと、
欧米各国は
ロシア産原油や天然ガスを
市場から締め出しました。
その結果、原油価格は
1バレル当たり100ドルを突破し、
その後も80ドル〜90ドルのレンジで推移してきました。
歴史的な経緯をたどれば、
原油価格が高騰している時ほど、
再生可能エネルギーを中心とした
グリーンバブルが幾度となく発生しました。
環境を破壊し、
しかも価格が高い原油を使うよりも、
地球にやさしい資源である
再生可能エネルギーへ投資しようというものです。
ウクライナ戦争が勃発し、
原油価格が高騰した2022年3月以降は、
まさにグリーンバブルが発生しやすい状況でしたが、
逆にグリーンバブルが崩壊するのは、
いつの時も原油価格が”下落した時”なのです。
つまるところ、
経済合理性に照らせば、
使い勝手が良くてリーズナブルな
原油を活用するのがよいということになり、
再生可能エネルギーなどへの
投資は減速していくためです。
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原油価格下落でグリーンバブル崩壊!? 歴史はまたも繰り返すのか・・・? |
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すでにその予兆は見られます。
欧米の自動車メーカーの
EV戦略は後退しつつあり、
例えばトヨタ自動車も
26年のEV生産目標を当初の
150万台から100万台に下方修正しました。
グリーンバブルが
追い風になるとみられていた
洋上風力のブレードメーカーである
独シーメンスやデンマークのベスタス、
米GEなどの
「再生可能エネルギー銘柄」は
軒並み苦戦を強いられています。
本年11月に予定されている
米大統領選挙では、
脱炭素を推し進めてきた
民主党の大統領候補であるハリス氏ですら、
シェールガスや
石油開発に用いる
「フラッキング(水圧破砕法)」を
容認する発言をしました。
原油価格が下がると、
グリーンバブルが崩壊する・・・。
果たして、歴史は繰り返すのでしょうか?
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グリーンバブル崩壊でも生き残る 再生エネルギーと貴金属とは? |
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個人的な考えでは
グリーンバブルはやがて
崩壊するであろうと思っています。
もう少し丁寧にいうと、
再生エネルギーだからと言って
何でもかんでも流行らない、ということです。
再生エネルギーの中でも
「これは確実に生き残る!」
という分野、
そして「貴金属」があるのですが
みなさんの中では何だと思いますか?
上述した
再生エネルギーのうち、
世界的に見て
『太陽光発電の需要』は
今後も伸びていくものと信じて疑いません。
SolarPower Europeが
毎年発行している
『Global Market Outlook for Solar Power』
世界の太陽光発電に関する
最も権威ある市場分析報告書なのですが、
その中で
世界の太陽光発電市場は
指数関数的に成長していき、
2012年に100GWだった
世界の太陽光発電容量は、
2025年には
世界の太陽光発電が2倍以上の
2.3TWになると予測されています。
そして、
太陽光発電に必要なパネルには、
大量の『銀 (silver) 』が使われています。
METAL FOCUS社が毎年出している
「World Silver Survey 2024」における
銀の需給バランスを見ると、
銀全体の需給バランスが
2021年以降マイナス(需要>供給)に
落ち込んでいることに加えて、
太陽光パネルだけの需要が
2023年には前年比で+64%、
2024年も同じく
前年比で+20%も
伸びることが見込まれています。
銀の価格変動は
ボラティリティが高いので、
しっかりと知識と経験があって
リテラシーのあるGGM会員様以外
積極的にご紹介することはしていませんが、
こうした背景もあって、
私自身は2022年頃から
現物投資を推し進めている中で、
金(gold)だけではなく
銀(silver)にも注目しているのです!
▼2024年7月に香港某所にて銀貨を追加購入
もしこのGIA通信の読者様の中で、
銀投資について興味関心がある場合は、
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ポチッといただければ幸いです。
(いつもご協力いただき有難うございますw)
皆様の関心度、興味次第で
一般向けにも『銀投資セミナー』なんかを
アカデミーらしい視点でやっても良いかもしれませんね!
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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