GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.492
60年循環説で2022年は新たなステージに突入!
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


先週日曜に開催した
約4年ぶりの海外不動産セミナー


『日本人大好き!
 タイ不動産徹底攻略セミナー』



ライブ参加という
高いハードルもありながら
数多くの方にご参加いただき
本当に有難うございました!


膨大なデータと
様々な資料を用いながら


弊社GIAならではの
アカデミックな内容を
随所に盛り込みながら


どうして今タイにおいて
不動産投資を勧めるのか?


多くのみなさんがお持ちの
この疑問に対してしっかりと
お答えさせていただいたつもりです。
セミナー終了後のアンケートでは


「大変満足」「満足」が70%、
「期待通り」まで入れると


参加されたほぼ全員の方が
(1名の方を除いて・・・涙)
納得していただけたようなので
ホッと胸を撫で下ろしています。


現在鋭意動画編集作業中で、
来週には事前申し込みされた方々の
お手元に届けられるかと思います。


是非とも楽しみにお待ちください^^
世界同時多発的に襲うインフレの恐怖
景気悪化で最悪の事態に・・・!?
世界を駆け巡るニュースで
《インフレ》に関するものが
日々とても目につきます。


その中でも特に強烈な
インフレに見舞われているのが
欧州、特に英国(イギリス)です。


8月17日に発表された
英国の7月消費者物価指数(CPI)では、


事前予想の前年比+9.8%に対して
結果は+10.1%と言う驚異的な水準になりました。
欧州が+8.9%、
米国が+8.5%ですので、
英国のインフレが先進国の中で
かなり高いのがお分かりいただけると思います。
一方、下のチャートは、
米国の長期金利(10年)の
推移を示したものですが、


1981年のレーガン大統領の時代以降、
40年にわたって金利は低下し続けています。


ざっくり言えば
金利の低下=金融緩和ですので、


長い目で見れば
この40年間はずっと
金融緩和をし続けてきた


そう言い換えても良いかもしれません。
長期間における金融緩和の結果、
何が起こったかといえば、


米国株式市場に代表されるように
株価が右肩上がりに上昇しました。


そして2022年。


コロナ禍をきっかけに
過去経験したことのない
未曾有の規模の財政出動と金融緩和を行い


コロナショックとして
大幅に落ち込んだ株式市場を
短期間で見事V字回復させることに成功。
しかしながら
その副産物として発生した
”世界同時多発的”なインフレによって


我々の生活は
まるで真綿で首を絞められるように
徐々に困窮し、追い詰められつつあります。
我々が年初に開催した
《2022投資戦略セミナー》


その場でもお伝えした通り、
世界は新たなインフレの時代、
もしくは景気悪化と物価高騰とが併存する


《スタグフレーション》の時代に入る
可能性を事前に示唆していましたが


果たして今のインフレは
年末、もしくは2023年には
収束することになるのか・・・?


みなさんはどう思いますか?
「デジタルを制するものは世界を制す」
次の覇権はあの国が獲る!?
インフレについて
もっと長いスパンで見てみると、


ある一定の周期で、
上昇と低下を繰り返していること


リテラシーが高い
みなさんならきっとご存知かと。


インフレ率は短期では
その時々における経済環境や
金融政策によって影響を受けるため、


なかなか一定の法則性を
見いだしにくいものですが、


長期で見てみると
一定のサイクルが鮮明に
浮かび上がってくることに驚かされます。


ただ、その周期が50年とか
60年という長いものですから


ほとんどの人が
気付かないのですけどね^^
この長期的な循環サイクルは
それを発見した経済学者の名前にちなんで


『コンドラチェフサイクル』
と呼ばれています。


コンドラチェフは、
英国、米国、フランスの
それぞれの経済動向を調べ、


物価、利子、貿易、生産などの指標について
140年間に3つの山があることを発見しました。


景気循環が
50年毎に訪れるとされるもので、


技術革新が起こるサイクルと
合わせることが出来るとされています。


ここでいう技術革新とは
産業革命や鉄道の建設、電子機器の発達、
自動車の発達など比較的大きなものが該当します。
コンドラチェフの波を
具体的にイメージするために、


まずは過去の景気循環について
技術革新をテーマに振り返ってみます。


以下に景気循環サイクル
(景気が上昇して下降するまでの期間)と、
影響を及ぼした主な技術革新を年代順に記します。
▶第1のサイクル:1780〜1840年代/蒸気機関、紡績機

▶第2のサイクル:1840〜1890年代/鉄道、鉄鋼

▶第3のサイクル:1890〜1940年代/自動車、電気、化学

▶第4のサイクル:第2次大戦後〜1990年代/石油化学、電子、原子力、航空宇宙

▶第5のサイクル:1990年代〜現在/デジタル、ネットワーク、バイオテクノロジー
ふむふむ、なるほど。。


この理論において現在我々は
第5のサイクルの中にいると考えられますが、


直近ではAI(人工知能)やロボット、
ビッグデータ、NFT、メタバースなどの
更なる技術革新がけん引する


《次代のサイクル》
より明確に意識されるようになった。


そう感じています。


「デジタルを制するものは
 時代を制する!」



とはよく言ったものですが
あながち間違ってはないかもしれませんね^^


そう考えると・・・?


次の世界的な覇権は
現在データ技術において
世界の1歩も2歩も先に進んでいる


《中国》が重要な鍵を
握ってるのかもしれませんね!
(ざわざわ・・・・)
山を降って40年が経過・・・・
そろそろ次の山へ登るタイミング!?
この『コンドラチェフサイクル』に関して
東京海上アセットマネジメントが
興味深いレポートを出していたので
こちらにてご紹介します。


下のグラフは
過去およそ200年間の
英米のインフレ率の推移を示したものですが、


1810年と64年、
1918年と49年、80年に
インフレのピークを記録しています。


一つのピークから
次のピークまで要した期間は


それぞれ54年、54年、31年、31年と、
長期的な周期を描いているのがわかります。


ただ、もし仮に
第2次世界大戦の復興需要期である
1949年前後をカウントしなければ、


ピークは1918年前後から
1980年前後の62年間となります。


つまりこれは、
コンドラチェフサイクルで指摘されている
50〜60年ごとの物価長期循環のリズムと合致します。


おお〜
確かにそう言われてみると
不思議なことにある一定の
サイクルで動いているのがわかりますね!
直近の山は1980年でした。


それ以降今日に至るまで
なだらかな下り坂が続いていますが、


かれこれ40年という
月日が経過しようとしています。


もし仮に、
山から次の山までの期間が
50〜60年だとすれば・・・?


次の山の頂、
インフレのピークは
2030年〜2040年になることが予想されます。


そうなれば、
そろそろ次の山に向かって
徐々に登り始める時期になるはず。


やはりこの2022年が
一つの大きな起点・転換点となって
今後新しい環境下に移行していく。


この法則にそって考えれば
今後の展開をそのように予測しても
何ら不思議でもないようにも思えます。
もう一つ興味深い出来事があります。


上で紹介した図で
大きな頂、山のピークを迎える前には
必ず《戦争》が絡んでいるということです。


19世紀初頭はナポレオン戦争、
1860年代は南北戦争がありました。


20世紀は第1次世界大戦、
第2次世界大戦から朝鮮戦争にかけて、


そして中東戦争といったように
戦争によりエネルギー価格が
上昇した時期と重なっています。


このように
インフレは大きな戦争と
大きな関係があるのです。
そう考えると?


はい。この2022年2月には
ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。


あれから半年が経過した今も
まだ収束の目処が立っていません。。


それによって原油や
天然ガスといったエネルギー価格が
過去40年間という長期間において
高いレベルにあるのはご承知の通り。


これが現在の
世界同時多発的インフレの
背景になっていることは
間違いようのない事実です。
時代を先読みしてアクションを起こす!
成功する投資家は皆そうやってきた!
今回見てきたように
我々がこの世に生まれてきて
人生を終えるのは所詮100年程度です。


その間に大きな景気の循環、
好景気と不景気の波を経験することになりますが、


それらは実は
こうした長期間のサイクルの中で
発生してきた小さな波に過ぎません。


ですので、
足元の物価の上げ下げに
一喜一憂していても仕方ない!


そう結論付けて
今回のメルマガを終わろうかと
そう思っていたのですが、、、、、


やっぱり生きているうちに
一財築きたいものですよね!w

(あれ、私だけですかね・・・苦笑)


大きな潮目が変わる


いわゆる【ゲームチェンジ】
実際に発生している、この2022年。


中長期的にみて
インフレの流れに向かうのも、


自然の流れとは言わないまでも
これまでの歴史が証明してきたこと。


市場にここまで大量に
供給されてきたマネーの量を考えると


どう考えても
インフレにならざるを得ないし、
それがごくごく当たり前の世界でもあります。


だとすれば
我々が考えるべきこと、
やるべきことが自ずと決まってきますよね!


時代を先読みし、
大きな波に乗っかって
人より2歩も3歩も先に行っちゃいましょう!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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