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露制裁でブーメラン的に大打撃を受けるのはあの国!? |
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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
ウクライナがヤバいことに・・・涙
1日単位、いや、数時間単位で
情勢が変わっていくので目が離せませんし、
世界経済&時事ネタを得意とする
GIA通信の「執筆者泣かせ」
そう言っても過言ではありません(汗
それはそうと、
メディアから流れてくる
キエフの映像を見ていると
とても胸が苦しくなります。
私が2018年6月に視察した際には
あんなに素敵な街だったのに・・・涙
当時のキエフ街中の様子はこちらから。
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情報戦という戦争は熾烈を極める! 緊迫するウクライナ情勢はどうなる? |
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右を見ても左を見ても
全てはウクライナ情勢一色。
ウクライナ問題については
数多くのメディアで解説しているので
ここでは深く掘り下げませんが、
特に海外投資されている方なら
その動向に人一倍関心が強いことでしょう。
成り行き次第では
皆さんの資産を大きく減らすことに
繋がる可能性も否定できないので
目を逸らすことはできませんね・・・汗
2014年のクリミア侵攻に伴う
欧米諸国からの経済制裁で
当時大幅に落ち込んだロシアルーブル。
為替差益狙いで
ロシアルーブルに投資した私としては
今のルーブル暴落は気が気ではありません(涙
しかしながら、
デイトレードなどをやってる人は別として
このGIA通信の読者様の多くが
長期的な視点にたった資産形成を
すでに行っているか、もしくは
それを目指されているはずですので
必要以上に慌てる必要はなく、
どっしりと構えて戦況を見守りましょう。
ただ注意点を挙げるならば、
メディアから流れてくる情報を
単純に鵜呑みにすることはしないこと。
どれだけ多くの情報を入手しようが
真実を手にすることはできないし、
これらの多くは
プロパガンダが含まれる
いわば『情報戦』とも言えるものです。
その結果、
罪ない人命が失われるほど
悲しいことはありませんが・・・涙
特に日本において
我々が普段見聞きする情報は
どちらかといえば
《欧米寄り(= 欧米が言ってることが正義)》
的な報道が強い傾向にありますので
それを日頃から念頭において
情報に触れていきましょう!
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えっ、経済制裁が通用しない!? 経済の脱ドル化を進めてきたロシア |
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ロシア軍による
ウクライナの軍事的な侵攻を受けて
日本を含む主要国は
国ごとに温度差はあるものの
報復としてロシアに対し
経済制裁を課すことを発表。
現在進行形で進められています。
現時点での制裁の多くが
ロシアの金融部門を標的にしたもので
資金調達や債務の借り換えのための
資本市場へのアクセスを遮断することで、
金融分野でロシアを締め上げようとしています。
また、場合によっては
米国主導で世界中に構築された
国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済網から
ロシアを排除することも考えているようです。
しかしながら、
ロシア・プーチン大統領は
あまり恐れていないかもしれません。
なぜなら長年にわたって
考えられうる制裁への準備を
着々と進めてきたため、
欧米諸国からの経済制裁の効果は
薄くなっていると言わざるを得ません。
どういうことか?
2014年のクリミア併合による
経済制裁が発動されて以来、
ロシア政府は経済の《脱ドル化》に着手。
国営企業に対して
海外の事業相手先と現地通貨で取引し、
国民福祉基金(=ロシアの政府系ファンド)
におけるドルの割合を減らすよう
積極的に促してきました。
また、これまでロシア政府が
保有していた米国債を大量に売り払う反面、
ここ数年で金準備を含めた
外貨準備高を一気に増やすことに成功。
自国通貨が大幅に売られたとしても
為替介入することで防御できる
強い体力を身につけたとも言えます。
ロシアの外貨準備高 (金含む) は
統計が取れる156カ国のうち、
米国に次いで世界で5番目に
高い水準となっており、
名目GDPでは世界12位に
すぎないロシアにとっては
充分すぎる備えと言っていいでしょう。
そして2020年からのコロナ禍において
世界各国が大規模な財政出動に動き、
多額の債務残高を積み上げている中、
ロシアは財務出動にはかなり慎重で、
厳しい緊縮財政を続けてきた結果、
世界の主要国の中でも財務体質は優秀。
日本の政府債務における対GDP比が
250%をゆうに超えているのに対して、
ロシアは20%以下をキープしているのは驚きです!
これらのことより、
ロシアは欧米諸国から
経済制裁を受けたとしても
それほど効果は上がらない
という見方は確かにそうかもしれません。
そして何よりも・・・
今回のロシアへの経済制裁が
ブーメラン的に回り回って
制裁を課す側の国の経済を
脅かすことになるので事態は複雑です。
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ロシアへの制裁で最も困窮するのは 欧州諸国のあの国かもしれない! |
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今回地政学的なリスクとして
注目を浴びているウクライナ問題。
しかしながら
世界経済にとって深刻なのは、
今回ロシアに対する制裁で
ロシアを締め上げれば上げるほど、
ブーメラン的にその影響が
世界各国に波及してくることが
容易に想像されるからです。
特にロシアと
経済的な繋がりが強い
欧州各国にその影響は及びます。
特に【エネルギー危機】
これがかなり深刻なのです!
ロシアは原油や天然ガスの
世界有数の産地であり、
原油の輸出量は世界第2位、
天然ガスは第1位なのです。
また、ガソリン車の排ガスを
綺麗にするのに欠かせないパラジウムは、
全世界の産出量の4割強を
ロシアが占めていることから、
その供給に支障が生じれば、
世界の自動車生産に悪影響が及びかねません。
ロシアはそれ以外にも
重要なコモデティの産出国なので、
原油や天然ガス以外の価格も
高騰していくことでしょう。
世界的にインフレが問題視されている中で、
間違いなくその後押しすることになるのです。
特にエネルギーの多くを
ロシアに依存している
ドイツやイタリアは深刻です。
今回ロシアに対する経済制裁として
ドイツは天然ガスのパイプライン
『ノードストリーム2』を
凍結することを決断したようです。
『ノルドストリーム2』は、
ウクライナを経由せずに
独ロを直接結ぶパイプライン。
すでに工事は完成して
ドイツの認可待ちとなっています。
完成すればドイツは
安い天然ガスを大量に
購入できるようになりますが、
ウクライナの立場を弱め、
欧州のロシア依存を高めるとして
米国やウクライナ、
中東欧諸国が強く反対していました。
もし今回の経済制裁を受けて
今度はロシア側の報復措置として
先進国へのエネルギー輸出を
制限することになれば・・・?
原油や天然ガスなどは
国際市場で一段の価格高騰を
招くことになるでしょうし、
欧州地域のインフレを加速させ、
過去最高の物価高に苦しんでいる
各国をさらに追い詰めるものとなります。
ロシア安全保障理事会の副議長は
今回ドイツ側の経済制裁に対して
とても残念である、と前置きした上で、
「ヨーロッパの人々は間も無く
今の約2倍の2000ユーロ/千m3 (約26万円)
のガス代を支払うことになるだろう」
とも述べています。
プーチン大統領は
ロシアは既存の天然ガス供給を
中断することはないと確約しているようですが
果たしてどうでしょうかね・・・汗
なお、経済制裁の内容やその影響度、
SWIFTについての詳しい説明は
NHKのこちらのページが分かりやすいです。
目まぐるしく変わる
状況には変わりありませんが、
この段階だからこそ是非とも
目を通しておくことをお勧め致します。
いずれにしても、
2022年はこれまでの世界が一変する
【ゲームチェンジ】が間違いなく起きそうですが、
そうなった時に困らないように
みなさんはどのような投資戦略に基づき、
資産ポートフォリオを構築すべきでしょうか?
『2022投資戦略セミナー』にて
基本戦略はお伝えしましたが、
今回新たに発生した
地政学的リスクの環境下において
どんな資産を増やし
どんな資産を減らすのが良いのか?
このGIA通信でも
可能な限りその辺について
具体的に事例を出しながら
皆さんと一緒に考えていければと思います!
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メタバース研究所(仮) デジタル空間上の双子「デジタルツイン」 |
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弊社代表/両角からバトンタッチしまして、長谷川です*
さて皆さま
この言葉を聞いたことはありますか??
「デジタルツイン」
米Deloitte社の調査によると
デジタルツインの世界市場は
年率38%で成長し
2023年には160億ドルに
達すると予想されました。
既に企業に留まらず
政府機関も含めて
世界中で活用される技術になり
未来に向けて
大きく注目されお金が動いています。
投資家としても
関心を寄せておくべき市場ですね。
実例や衛生データから
AIで自動生成された映像
・デジタルツインって何?
・活用事例
・自動生成バーチャル東京
この気になる今回の中身は
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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