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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
先日Bloombergのニュースで
米国の1月小売売上高が急回復し、
需要が好調→経済が回復している証拠
との報道がありました。
これ、違いますね・・・
続きは【編集後記】にて
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米国雇用環境が大幅に改善 ますます利上げムード加速か!? |
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先週のことにはなりますが、
世界中がその動向に注目していた
《米国-1月雇用統計》の発表がありました。
感染急拡大の中でも
余暇や接客など堅調な伸びを見せ
当初予想を大幅に上回って
前月比+46万7千人と大幅な増加を記録。
昨年の春先以降
堅調な雇用増加ペースが
持続していることが確認されました。
また、求人件数は
失業者数を大幅に上回って推移し、
労働需給ギャップは
過去最高水準となった模様で
かなりの力強さを感じます。
米国中央銀行の
役割を担っているFRBは、
金融政策を決定する際に
以前より国内の雇用環境の安定を
最重視しているとのことでしたので、
今回の雇用環境の改善結果を受けて
3月以降の利上げペース(上げ幅&回数)は
ますます加速していくものと思われます。
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賃金の伸びは好景気の結果だが 根強いインフレに繋がる可能性大! |
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失業率の低下は
米国経済にとって良いことですが
この統計の中で私が注目している点は、
《時間当たり賃金の伸び》です。
というもの、
賃金の上昇はかなり根強く、
一度上昇トレンドに入ると
打ち消すことが難しいことからです。
企業の立場からすれば、
昇給は簡単でも減給はなかなか難しい。
理由は明確ですね^^
今回の統計では
前月比+0.7%の伸びですから、
年換算すると約8〜9%程度も
賃金が上昇することが見込まれます。
米国の生産人口に占める
高年齢層の比率が増加していることもあり、
労働参加率や就業率は伸び悩み、
労働需給は一層タイト化しています。
さらには
より良い待遇を求めて
転職者も増加しており、
人材流出を防ぐための賃上げが
進んでいることなどを踏まえると、
賃金上昇圧力は今後も続くと見込まれます。
以下のグラフに示す
米国内の名目賃金の推移を見ても
完全な右肩上がりになっていて、
ここ30年間ずっと賃金が
上がらない我々日本人からすると
何とも羨ましいばかりです・・・涙
▼日米独の物価と平均賃金の比較
賃金が上昇=所得の上昇だから
国民にとって良いことではないか?
そう思われるかもしれませんが、
一筋縄にはいかないのですよね・・・汗
というのも、
インフレによって資産、
特に現金などの紙の資産は
その価値が相応に毀損されてしまうので、
株式や不動産などの
リスク資産を保有している
一部の富裕層を除いて
一般的なサラリーマン層には
資産価値の上昇よりも
生活物資の上昇の方が大きいので
急激なインフレはあまり歓迎されません。
中古車や住宅など
これまでのインフレを
誘引してきた特殊要因を除いても、
政府のインフレ目標である
2%を大きく超える根強いインフレが
当面収まりそうもありません。
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このGIA通信でも
何回も取り上げていますが
今年の投資環境を考える上で
《インフレーション》は
最も重要なテーマです。
メディアなどが
インフレについて触れる回数も
日に日に増えてきていますし、
実際に世界的にも
インフレーションを
気にしている人が非常に多く、
グーグルサーチでは
インフレーション(inflation)という言葉が
過去5年で最も検索されているようです。
足元インフレが
高進している環境に加えて
ウクライナ問題の懸念から
地政学的リスクも高まり、
安全資産の代表格である
金(gold)が買われています。
円ベースでの金価格は
現在最高値レベルまで高騰。
今後どこまで上がるか
個人的にとても楽しみにしています。
そして興味深いことを一つ発見!
1月30日に開催した
『2022投資戦略セミナー』にて
インフレ環境下及び
スタグフレーション環境下での
投資戦略を軽くご紹介しました。
実はその日を起点に
金の価格が上昇していたのです!
これは間違いなく
今回のセミナーをLive視聴した人が
納得して爆買いしたからでしょうww
また、時同じくして
今週金曜のニュースでは
日米揃って株価が大幅下落するなど
株価の調整局面が続いています。
株を空売りして
商品(金)を買っていた方。
おめでとうございます^^
《※注意※》
上記の出来事はたまたまですし
投資助言をするものでもありません。
資産運用はあくまでも長期で考えましょうね!w
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確かに数字的には
売上が急上昇しているのですが、
経済が好調だから伸びたのではなく、
インフレを恐れた人々が競って
生活必需品を大量に買い込んでいる。
いわゆる《買い溜め》していると
推測するのが正しいでしょう。
要は多くの人が
自身が持つ通貨の価値が
急落していることに気づき始めた。
そう言っても過言ではないかと。
現在この世の中に出回っているお金は
【信用】というの名の下に流通され、
広く使用されています。
しかしながら、
もし世界中の人々が
現在の紙幣に価値を感じない
=信用をしなくなったらどうなるのか?
何だか恐ろしい世界が
それこそ【ゲームチェンジ】が
待ち受けていそうですね・・・汗
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今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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