GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.437
間違ったら火傷する!?【FIRE】の意外な落とし穴
みなさま、こんにちは!


連日東京オリンピックでの
各選手が繰り出す様々なドラマに
胸と目頭を熱くしている
スポーツオタク、両角です^^


たった数分、
競技によっては数秒単位で、
人生を左右するような結果が決まってしまう・・・


勝負の世界は、
本当に酷だなと思いますが、
だからこそ生まれる
筋書きのないドラマが
人々の心を打つわけで。。。


一時は開催も危ぶまれ、
色々と議論はありましたが、
すでに競技を終えた選手には
「お疲れ様でした!」


そしてこれから出番を迎える選手には
「悔いのないよう頑張って!」


是非背中を押す応援をしてあげましょう!
さて、最近書店でもネットでも、
至る所で目につくようになった【FIRE】


あなたはそれが
何のことを指しているか、
ご友人にきちんと説明出来ますか?


【FIRE】の考え方自体は
とても素晴らしいものですし、


「いつかは自分も!」
意気込んでいる人も多いことでしょう。


もちろん私も
その中の一人ですww
【FIRE】が提唱する
『経済的自立(自由)』
誰もが手にしたいものです。


しかし、
本当に誰もが実現できる
世界なのでしょうか?


自分の不断の努力によって、
そのような状態が作れたとして、


あなたが本当に手にしたい
「幸せ」はそこにあるのでしょうか?
若い世代、
特に2000年代に成人した、
いわゆる「ミレニアル世代」
脚光を浴びている【FIRE】


今日はその【FIRE】について、
簡単にポイントをまとめながら、


多くの人が勘違いしているであろう
意外な盲点や落とし穴について、
お伝えしていきます。


連日オリンピックでの
日本選手団の活躍に
TVにかじりつきのあなた!


未来の将来を手に入れるために
10分程度の動画も作ってみたので、
今すぐこちらの動画をご視聴くださいw
「働かねばならない」から
「働きたければ働くし、
そうでなければ自由に過ごす」人生
早速ですが、
そもそも【FIRE】とは、
何を示しているのか?
「・・・・・」


失礼しました。
こんなイメージではないこと、
すでに知っていましたね・・・苦笑


【FIRE】とは
「Financial Independence Retire Early」
のそれぞれ頭文字をとった略語で、


日本語として直訳にすると
「経済的自立と早期退職」
という感じになります。


つまり、
会社に縛られないように、
自らが経済的に独立して、


早期にリタイア出来る
環境を整えよう!
というものですね。
では、
「経済的自立」とは、
何となくイメージはわかりますが、
実際どんな状態を指しているのか?


一般的には、


「自分が必要とする生活費を
金融資産や不動産などの資産から
得られる収入で賄っていける状態」



をさします。


また、
「早期リタイア」といえば、
日本社会で定年と言われる60歳、
もしくは65歳よりも前に自主退職すること。


ただ、FIREの中では、
50代や40代、さらには30代で、
リタイアすることを目指します。


そして、リタイアすると言っても、
必ずしも働くことをやめるわけではなく、


「働かねばならない人生」から、
「働きたければ働く、
そうでなければ自由に過ごす」



的なライフスタイルを目指すものです。


あなたはそうなっていますか?
あるいは、そうなりたいですか?
早期リタイヤするのに必要な
資産規模と期待運用利回りは?
誰しも他人や企業に、
自分の人生を支配されたり
コントロールされたくはない。


でも、
生きるためには
お金は必要ですから、


そのために嫌な仕事でも我慢し、
時には汗水たらして必死に、


時には様々な
制約と負担を課せられながら
働いているのが現実かと。
働かずに収入を得る
いわゆる【不労所得】を得れる
仕組みをいかに早く構築するか。


ここが最も知りたいことでしょう。


そもそも【FIRE】が提唱する
早期リタイヤ実現に必要な
資産規模はこう設定しています。
また、もう一つ
重要な指標であるのが「4%ルール」


構築した資産を年4%で運用すれば、
運用収益が年間生活費に相当し、
資産は目減りせずリタイアできる、
と言っています。


何も投資のプロになって、
「二桁のリターンを叩き出せ!」
と言っているのではなく、


運用利回りが
4%程度で良いならば、


「何だか自分でもクリア出来そう・・」
そう感じるのは私だけではないかと思います。


今回の動画では、
不労所得の代表格とも言える


・定期預金からの「金利収入」
・株式投資を通しての「配当収入」
・不動産投資からの「家賃収入」



を例にあげて少しお話をしています。


果たしてこれらの収入で
年4%の期待運用利回りが
あげられるか・・・?
笑いたくても笑えない・・・・
長い人生における想定外の支出
不労所得の代表格とも言える
それぞれのそれぞれの収入についての
具体的な説明は動画に譲るといて、


FIREに対して多くの人が勘違い、
あるいは抜け落ちている点について
触れたいと思います。


まず一つ目として
「想定以上にコストがかかる」
という点です。
ギリギリ生活出来るレベルまで
節約してとにかく年間支出の
25年分を貯めなさい!ということですが、


長い人生の間では、
当初想定出来ないような
大きな支出を伴うトラブルもあります。


特に高齢化が進む
現在の日本社会においては、
社会保障の個人負担比率は
今後ますます増加することでしょう。


さらには、
現在ものすごいペースで
市場に大量のお金がばら撒かれ、
ジワジワとインフレが起きつつあります。


ですので、
今は年間の生活費が
400万円で済むとしていても、


10年後にはそんな金額では、
全然足りなくなってしまう。


笑いたくても笑えない
そんな未来が容易に予想されます。
100%資産を運用に回せないよ!
利回り計算での落とし穴とは?
2つ目として、
「年4%の運用利回りは妥当なのか?」


そもそも
日々生活するためには、
ある程度安全資産である現金を
確保しておく必要があるので、
資産全てを投資に回せません。


もし資産の半分程度しか
運用に回せないとすれば、
期待利回りを8%以上
確保しないといけない計算になります。


世界的に長期間にわたって
低金利環境が続いている中で、
年8%の利回りを確保できる商品が
10年単位でずっとあり続けられるかどうか?


世界中から様々な投資情報を
入手・収集している我々でさえ、
かなり懐疑的に感じてしまいます。


それに加えて、
4%という利回りはあくまでも
課税される前の数字ですから
その点でも注意が必要です。


特に個人の税率は、
今後ますます増税傾向にありますから、


恐らく期待利回りは
【FIRE】で提唱されているものより
高くせざるを得ないでしょう。
他にもいくつか気になる点はありますが、
今日のGIA通信でお伝えしたいこととしては、


理想と現実をはっきり認識をし、
想定通りに行かなかった時に
困ってしまわないように、
バックアッププランをいくつか用意する。


そうした備えをしておくことは、
資産運用・資産形成を考える上で、
最も大切な要素の一つであり、
多くの方が見過ごしている点です。
冒頭にお伝えしたように、
私自身【FIRE】の考え方自体は
素晴らしいものだと思っていますし、
否定しているものでもありません。


一人でも多くの人が、
【FIRE】が提唱するような世界を達成、
実現してもらいたいと思っています。


そのためのお手伝いを
我々【GIA】が出来るように、
今後も様々な提案をしていくので
こちらも是非ともお楽しみに!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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