GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.412
FACTかFAKEの違いを見極められる大人になろう!
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


1月19日に開催した《2021未来予測&投資戦略セミナー》


遅くなりましたが、今週火曜日にセミナー参加者様に収録動画をお送りしましたので、まだ確認出来ていない方は、今すぐメールボックスをご確認願います!(たまに迷惑メールフォルダに入っちゃう場合もあります・・汗)


今回ご参加いただいた立澤さんが、要所要所で鋭いコメントを連発。


特に普段あまり話を聞くことが出来ないダイヤモンドに対するユダヤ人の思考回路だとか、社会で選ばれ勝ち残っていくために必要なことなども含め、長年投資業界の最前線で実際にご活躍されてきたご経験と実績から発せられるひと言一言に、立沢さんの凄さを痛感した方も多かったはずでしょう。
是非ともご視聴いただいた方から感想・コメントいただければ嬉しいです!


それでは今週のGIA通信【本編】をお届けします!
情報はFREEで入手出来る時代に
わざわざお金を払う意味とは?
先日、ある記事が目に止まりました。
1970年にベストセラーとなったイザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』のなかに、「日本人は安全と水をタダだと思っている」という記述がある。それから50年近く経った今日、安全も水もお金を払って購入するのが当たり前の社会になった。

その中で、今でも日本人がタダだと思っているのが「情報」である。タダで得られる情報は、もともと価値が乏しいか、裏側に請求書が付いているかのどちらかのはずで、質の高い情報を得たいのであれば「情報」にお金を出して購入する必要がある。

(中略)

ネットで溢れている情報は、怪しげなものも含めて「情報」である。そうした情報の真贋を確かめるには、自分自身で真贋を見極めることができる審美眼を身につけるか、コストを払って情報を購入するかどちらかである。どちらにしてもコストをかけることになる。

(「MONEY VOICE」の記事から引用)
上記の記事は、2016年終わり頃にDeNAが運営する健康サイト「WELQ(ウェルク)」という健康や医療系のまとめサイトが信ぴょう性の低い情報を掲載し、それにSEOで上位をつけて意図的に誘導するなどの手法が「倫理感がない!」などの理由で炎上した事件をきっかけに書かれたものです。


一見すると、投資教育とは関係ないことのように思えるかもしれませんが、日頃から情報の価値について考えている私にとっては「なるほどな・・・」と感心させられました。
我々はこの【GIA通信】というメールマガジンの発行や、先日行いました《2021未来予測&投資戦略セミナー》などの各種セミナーを企画・開催し、それらを通して海外を使った資産運用・投資に関する情報発信を積極的に行っています。


そこで提供するコンテンツや情報の正確性については、当然のことながら事前に徹底的に調べ、間違った事実や情報をお伝えしないようにと気をつけています。


もちろん、過去を含めて全てが間違いなく100%正しかったか?と言われればそうではないこともあったことは承知しています。


自分たちの意見だけが正しいと言うことはなく、反対意見もあるのは当然として、あくまでも一つの参考意見として聞いてもらえればとは思っています。


一方で、世間一般のメディアで流れてくる情報は、我々の視点から見て「?」に思うことも少なくありません。


それは先日の米国大統領選挙にまつわる一連の偏った報道はその象徴的なものでしたし、つい先日も政治経済評論家として著名な池上彰さんが、あるテレビの放送でこんなことを発言。
「バイデン大統領は、中国の人権問題に関心がある。新疆ウイグル自治区で強制収容所に入れられているとか、香港民主化運動による逮捕とか、トランプ大統領はこれまで何にも言ってこなかった。全然、人権問題に関心が無かった」
実際にどんな意図があってこんな発言をしたのか私にはわかりませんが、これにはさすがに多くの視聴者から「事実とは違う!!」などのツッコミが大量に寄せられ、未だに炎上騒ぎが収まっていないようです。


これはあくまでも一例にすぎないのですが、ここで私が伝えたいこととしては、日本のテレビや大手ネットメディア、あるいは著名人から流される情報であっても、何の疑いを持たず正しいと信じるような愚かな人間にはなってはならない、と言うことです。


もちろん全ての情報に疑いを持てばキリがないですし、テレビ番組を信じるな!と言うつもりもありません。


ただ、その裏には色々な意図があって情報が流されていることは知っておくできでしょう。


特にテレビ番組やコマーシャルなどは最たるもので、お金を出しているスポンサーがいるからこそ、スポンサーの意図(例、消費者に購入してもらう)を汲んだ内容にならざるを得ない訳です。


それは受け手である我々が望むと望まないと、メディアから日々届けられるのですから、そうした情報の真贋をしっかり見極める力、いわゆる《情報リテラシー》を高める努力をしていかなければならないと。


そしてその力は、情報が渦巻く現代社会においてはさらに重要になってくることでしょうし、結果、自らの安心・安全を守ってくれるはずです。


特に資産運用や投資に興味関心がある人であれば、将来大きな果実を得るために、大切なお金を投資するでしょうからから、余計自分が入手する情報の真意について、冷静に判断出来るようにならないといけません。


自分でそう出来るようになるのが一番好ましいですが、もしまだ見極める自信がないという人は、やはりそれなりのコストはかけざるを得ない。


いや、むしろかけた方が、行きたいゴールへより早く正確にたどり着けるのではないかと思っています。
日本人はリテラシーが高い?低い?
格付け機関が各国を調査→ランキング
さて、そんな中で一つの疑問が。


英語力を測るにはTOEICやTOEFL、漢字力を測るには漢字検定など、自らのスキルや実力を定量的に測れるものがありますが、このリテラシー(=投資、金融、情報など広い意味を含む)はどうやって測るのか?


もしかしたら、民間資格であるファイナンシャルプランナーや投資診断士などがそれに近いかもしれません。


ただそれらは、あくまでも学問と言うか座学の一つであり、資格保有者全員が全員リテラシーが高いかといえば、そんなこともないでしょうし、特に投資で稼げているのかといえば、さらに「?」となるかもしれませんね。


やはり投資リテラシーをあげるには、知識や情報も大事ですが、やっぱり《実践力》《経験》が何よりも重要だと思うのですね!
それはそうと、今日はそんなリテラシーに関する興味深い調査結果をご紹介します。


米国の格付け機関の一つであるS&P(スタンダード&プアーズ)は、世界各国のファイナンシャルリテラシーについて調査した資料「Financial Literacy Around the World」を毎年2回発表しています。


最新のレポートによると「ファイナンシャルリテラシーがある」と評価された日本人の割合は43%と、過半数以下である悲しい結果となりました。


レポート自体はかなり細かい評価基準まで記載がありますし、国を評価するほどの格付け機関が出しているものですから、さすがに説得力があります(ただ、これが唯一正しい評価であるとは思いません)。


ちなみに、リテラシーの高い国上位10カ国はこちらです。
1.デンマーク:71%
2.ノルウェー:71%
3.スウェーデン:71%
4.カナダ:68%
5.イスラエル:68%
6.イギリス:67%
7.ドイツ:66%
8.オランダ:66%
9.オーストラリア:64%
10.フィンランド:63%
上位には北欧の国が多く入っていますが、諸外国と比べて何か大きな違いがあるのでしょうか?


ちなみにこちらの世界地図は、そのファイナンシャルリテラシーの習得レベルを段階的に色分けしたものです。
(「how much.net」より引用)


こう見ても、日本が青色でないのが寂しいですね、、、涙


なお、下のサイトでは各大陸ごとにその国の評価がわかるようになっているので、興味があれば覗いてみてください^^


特にアジアでは、最上位はシンガポール(59%)と、ある意味頷ける感じはするのですが、それに続いたのがブータン(54%)、ミャンマー(52%)・・・。


これには日本人の誇りにかけて「絶対違うだろぉ〜」と叫びたくなります・・・苦笑
リテラシーの差は幼少期にあり!
金融大国・英国の金融経済教育制度
上記の国別評価において、北欧が上位にいる理由についてははっきりと「これだ!」と特定は出来ませんが、やはり幼少期から学校教育を通して子供たちに対して金融教育をしていることが強いと推測します。


こちらはJapan Local Government Centreが出しているレポート「金融大国・英国の金融経済教育について」書かれたものから一部を抜粋したものです。


北欧ではないのですが、それこそ英国も先の調査で67%と、世界で6番目に高い評価を受けていることもあり、リテラシーの高さと投資教育の因果関係がある程度わかるかと思います。
■北アイルランド

同国では、4歳から14歳までのカリキュラムにより、主に数学の授業で金融経済に関する能力を育成します。小学校修了時(11歳)までにはお金の計算ができるようになり、安全なお金の持ち方、予算立てと貯金、将来の計画と消費に関する選択について学びます。中学校では、日常生活における金融経済に関することについて、数学力を用いて解決できるようになることが求められます。また、特別支援学級の生徒児童に対する金融経済教育のためのガイドラインも定められています。
■スコットランド

同国においては、3歳から14歳までを対象とした幅広いカリキュラムの中で金融経済教育が行われています。11歳までに、お金の計算・管理、予算編成やコストの比較、銀行のカードを使うことに関するコストとメリットを理解させます。14歳になるまでには、契約やサービスにおけるお金の価値、高度な予算編成、クレジットと借金、収入と税金、個人向け金融商品の比較と選択についても学ぶべきとされています。社会科のカリキュラムにも金融経済教育が盛り込まれ、お店やサービス、倫理的な取引、ビジネスのための金融などについても学ぶこととなっています。
■ウェールズ

同国では、主に数学と社会教育の一環として金融経済教育が行われています。11歳までには、お金の計算、貯蓄と収支の管理、利益と損失の計算、お金の価値の評価などを学ぶことになっており、16歳までには様々な通貨や為替レート、複利などのより複雑なお金の計算を学び、家計の管理を実践することが求められています。ウェールズ政府は現在、金融経済教育に関するカリキュラムを2022年に改訂することを目指し、準備を進めています。
■イングランド

イングランドでは、中等教育(中学校と高校)のカリキュラムにおいて、市民権教育と数学の一部として金融経済教育が行われています。
日本でも最近特に、文部科学省や金融庁を中心に、投資教育について相当力を入れてきています。


実際に「学習指導要領」の改訂により、2022年度から高校の家庭科の授業で金融教育が行われることが決まっています。
こうした動きは遅い早いの違いはあれど、とても重要なことですし、今後着実に日本人の投資についての意識が変わっていくものと思います。


ただ、とても重要なことだからこそ、個人的には家庭科の一環ではなく、「国語」「英語」と同じような独立した履修科目として取り組んでもらいたいものです。


また高校生からではなくて、小学生でもわかるような砕けた内容の授業があればなと希望はしているのですが、既存の学校教育プログラムの中に組み込むのはなかなか難しいのかもしれませんね。


であれば、「我々アカデミーが!」なんてイキることもありますが、そこは身のほどをわきまえて、まずは我々自身が徹底的にリテラシーを高める努力をしつつ、その過程において学んできた内容を、投資教育コンテンツとして色々なチャネルを通して多くの方にお届けできるように、ですね!
GIAが満を持して・・・・
投資教育チャンネルをスタート!
そんな中で、今回改めて海外投資に関心を持っている一般の方を対象とした投資教育コンテンツを出していくことにしましたので、今日はそのご紹介を少しだけさせてくださいw


今更ながらという声を無視して、、、汗


Youtubeのプラットフォームを使って、誰でも気軽に海外投資について学べるYoutubeチャンネルを開設してみました!


その名も『海外投資の教養チャンネル』ですw(またベタですみません・・・苦笑)
こちらのチャンネルでは、海外投資にまつわる基本的な知識やセオリーから、あまり多くの人が知らない&語ってこなかった海外投資の実態・裏側についても、赤裸々にお伝えしていく予定です。


これまで様々な海外投資の経験を積み重ねてきたアカデミーだからこそ提供できる、付加価値の高い動画コンテンツを提供していきます。


最初の取っ掛かりとしては、まずは以下のような内容について動画を制作していく予定です。
・海外不動産投資の本音
・詐欺に合わない重要性
・海外銀行口座の必要性について
・タイムマシン理論で期待値をあげよう
・ポンジ・スキームの仕組み&どこで見抜ける?
・一番近いヨーロッパ、ロシア銀行口座はあり?
・意外!?海外不動産は新築は魅力がない?
・これがきたら詐欺!?3つのシグナル
・混乱状態の香港、HSBC香港は大丈夫?
・投資先の中華マネーを把握する重要性
・カンボジアに60歳以上がいない恐るべき理由 などなど
また、セミナー参加者様からいただくアンケートで要望が多い内容についても、出来る限り取り入れて作っていきます。


定期的に開催する各種投資セミナーでは「少し難しくて付いていけなかった・・・」というようなお声も頂戴することもあるので、この教養チャンネルの中では出来るだけわかりやすく、それこそ小学生が見ても理解できるように工夫して制作していくつもりですのでお楽しみに!


特におっさんの顔をずっと見させられるのも辛いでしょうから、メンバー全員イラストを作って登場します。


例えばこんな感じw
なお、動画の更新頻度は、週1回程度を予定していますが、その辺は皆様からの激励や前向きなお声があれば、頑張って量産できるようにしていこうかな・・・


また、こちらのチャンネルでは、私両角だけが登場するのではなく、中村と長谷川もテーマ毎に話し手として登場しますので、そのコントラストも飽きずに聞いてもらえると思います。


リテラシーが高いGIA通信の読者様にとっては当たり前な話が多いかと思いますが、復習用としても十分使える内容を出していくので是非お気軽にご視聴いただければと思います!
あ、そうそう。


Youtuberとしての決め台詞を忘れていました・・・w


「もし気に入っていただけば、動画に対する《いいね!》ボタンのクリックと、チャンネルへの《チャンネル登録》を是非お願いしますね!」


第1回目の動画「当チャンネルの歩き方(by 両角)」はこちらからご視聴いただけます。
是非ご感想・コメントもお寄せくださいね!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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