画像がうまく表示されない方は、
こちらのWEBページをご覧ください。
GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.314
世界一何もない首都・ビエンチャンはどうだった?
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


海外で仕事なり生活をしていると、


「ほんと、日本人って、
 真面目で几帳面なんだなぁ〜」



と、改めて感じることがあります。


ドイツ人などは比較的近い
気質を持っていると言われていますが、


特に東南アジアの人たちと比べると、
当たり前のように感じていたことが、
全く当たり前ではなかったりします・・・汗
(一緒に仕事するとよく分かる)


真面目さと几帳面さを
誇りに思う一方で、


時として、
もっとうまくできないのかな、、、
って思うこともあります。


先日日本から
タイのバンコクへ帰る際に、
成田空港でこんなことがありました。
(ストーリー風でちょっと長めです・・・)


続きは【編集後記】にて
安定的な成長を遂げているものの、
爆発的な伸びは期待できないラオス
先月、ASEAN諸国の一つ、
『ラオス』に行って来ました。


ASEAN諸国と言えば、
東南アジアに位置する10カ国のことですが、
私自身、ブルネイとラオスだけ、
まだ行ったことがありませんでした。


今回ラオス初の総合商社である、
ある会社の会長とお会いをして、
様々な情報交換をするのが目的の一つでした。


ラオスと聞いても、
馴染みがない方がほとんどですので、
まずは簡単に紹介させてもらいますね。



ラオスは北に中国、
東にベトナム、南にカンボジア、
西にタイとミャンマーに囲まれた国で、
国土面積は日本の約60%ほどです。
また、人口は、
700万人ほどの小さな国で、


ASEAN諸国の中で
比較されやすい
カンボジアが1,500万人、
ミャンマーが5,200万人、


ベトナムは
9,300万人もいますから、
いかにラオスの経済規模が
小さいかはわかるかと思います。


ラオスはここ10年間、
経済成長率が7%を
下回ったことがないなど、
毎年確実に成長を遂げていますが、


やはり人口がここまで少ないと、
経済発展する過程でかなり不利でしょうし、
飛躍的なブレイクスルーは難しい気がします。


またラオスは、
四方を山に囲まれ、
『陸の孤島』とも言われ、
道路や鉄道などの陸路も十分ではありません。


このため、同じ時期に
市場を開放したベトナムと比べ、
経済成長が大幅に遅れていました。
▲ビエンチャン中心地でもなんか垢抜けていない・・・


国の産業としては、
飲食やホテルなどの3次産業が
GDP全体の約4割を占め、


次に製造業・鉱業などの
2次産業が全体の約3割、


農業などの1次産業が
約2割となっています。


国の7割以上の人が
農業関連の仕事に従事している中で、
意外と農業の貢献度が少ないことに驚きました。


また、人口が少ないことにより
労働集約型産業の誘致には
持続可能性が乏しいので、


タイやベトナムとは違った
戦略が必要と思われます。


何かもう1つか2つ、
柱になる産業を作らないと、
周辺国に一向に追いつかない・・・


そんな状況かもしれません。。


ただ、プラス面では、
国を南北に流れるメコン川を含め、
水資源には恵まれている国ですので、


水力発電などは
今後注目される分野かと思います!
『陸の孤島』ラオスの将来は
中国が命運を握っている・・・!?
ラオスは、ASEAN諸国の中で、
唯一、海と接していない国です。


また、港がないことから、
輸出・輸入はどうしても陸路に限られますので、
貿易業において大きなハンディがあります。


だからこそ、
中国が進めている
『一帯一路』プロジェクトには、
ラオスとしても大きな期待を寄せており、


インフラ整備も遅れている
ラオスの大動脈になるとして、
中国・昆明からラオスを縦断し、


タイ、マレーシア、シンガポールまで
3,000キロを貫く長距離鉄道は、
彼らの生命線になるとして注目されています。


ただ、、、
良いことばかりではありません。


この長距離鉄道の
総事業費60億ドルのうち、
42億ドルを中国側が負担し、
ラオス側は残りの18億ドルを負担と、
かなり大きな負担になっています。


ラオス政府は、
鉄道建設以外にも中国に頼りながら
インフラ開発を数多く進めていて、
中国から多額の債務を抱えています。
専門家は、
ラオスが中国への返済に滞れば、
沿線の鉱山や土地の権利などが
担保として中国側に渡ってしまうと指摘。


いわゆる「債務の罠(わな)」
はまりつつあると警告しています。


ASEAN諸国において、
いわゆる親中の国が
カンボジアやフィリピン、


そして、このラオスと
次々に増えて来ており、
その関係はさらに深まりつつあります。


こうした経済的な
つながりが一層進めば、
ASEAN諸国内での中国の影響力は、
ますます強まっていくと見られ、


いつなんどき、
ラオスのような小国(貧国)が、
中国のような巨大国家に
飲み込まれてしまわないか、、、


心配でなりません。


中国という国が、
お金に物を言わせて、
自国だけの利益を優先するのではなく、


Win-Winの関係性を築けるような、
対話が出来る国家だと良いのですが、、、汗
▲ビエンチャン随一?の観光名所『パトゥーサイ(凱旋門)』
世界一何もない首都『ビエンチャン』
魅力は物価の安さとスローな時間(笑
ラオスの首都『ビエンチャン』


世界一何もない首都などと言われる、
ゆるさが魅力の小さな街です^^


ビエンチャンには、
世界遺産の観光地も、
高級百貨店や大型免税店もありません。


スターバックスはおろか、
マクドナルドさえありません。


その割にハードロックカフェと、
ダイソーが並んでありました。
(ぱっと見、ナンチャッテかと思いました・・苦笑)
ラオスの通貨はキープ(Kip)。
すべて紙幣で、硬貨はないんですね〜。


キープ紙幣は、
一番大きいお札が100,000Kip札で、
50,000Kip札、20,000Kip札、10,000Kip札、
5,000Kip札、2,000Kip札、1,000Kip札、
500Kip札の、計8種類のお札があります。


2日目に運よく、
全ての紙幣が勢ぞろいしましたので、
記念撮影をして見ましたー(笑
▲古い(汚い)紙幣が多いのがラオスの位置を物語っている・・・


物価は東南アジアの
後発新興国ですからまだまだ安く、


ラオスの地ビール?
『ラオビア』のロング缶(500ml)が、
10,000キープ(約130円)ですから、
何となく物価の安さは理解できますかね?


ちなみに、、、


以下の写真は私のある日のディナー。
(ラオス料理でなくて、すみません・・・・)
ピザ(Mサイズ)、大盛りグリーンサラダ、
そしてビアラオ(Lサイズ)を注文し、
これ全部で、、、79,000キープ(約1000円)。


間違いなく安いですよねw!


もともとフランス領だったこともあり、
サンドウィッチやピザなど、
パン類がとても美味しかったですよ。
物価に対して明らかに高い○○!
ま、地域還元に協力するぜいw
ビエンチャン国際空港から、
街の中心部へは車で15分程度と
とてもコンパクトで楽チンです。


カンボジア・プノンペンも、
空港から中心地まで7kmと近いのですが、
慢性的な渋滞があるので意外と時間が、、、汗


その点、ビエンチャンは、
ASEAN諸国の中でも一番、
空港から中心地へのアクセスが良いですね。


ただ、難点?としては
(だいぶ贅沢なことを言いますが、、汗)


ビエンチャンでの移動手段、
タクシーやトゥクトゥクの値段がやや高い!
(あくまでも、物価と比べて、ですよ汗)
料金は基本交渉制ですが、
空港から中心地へ行く場合は固定で、
タクシーだと7〜9米ドルはかかります。
(セダンが7ドル、バンが9ドル)


また街中で、
数百メートルの移動に
トゥクトゥクを利用する際にも、
大抵40,000キープ(約500円)を請求されます。


バンコクであれば、
普通のメータータクシーで、
数百メートルの距離であれば、


初乗り料金、
あるいはワンメーターの
40バーツ(約140円)程度なので、
そこだけ??と思いましたが、


この辺は、
まだまだ後発新興国ならではの
文化なので、変な争いごとをせず、
地元に還元する気持ちで払っちゃいましょーw


ただ、たまたま、
そういう相場があるだけで、
基本的にはラオス人はとっても大人しく、
真面目で、かつフレンドリー。


タイ人よりもスレてなくて、
(あ、全員ではないですよ、全員では・・)
私は好印象を持ちました笑


あ、そうそう。


以前は空港から市内への
アクセスはタクシー一択でしたが、
現在は空港と市内中心部を結ぶ
循環バスも走っています。


しかも、このバス。
京都市寄贈の中古京都市バスが使われていて、
さらにフリーWiFiもあるから、ちょー快適。


ヴィエンチャンに来たら
是非とも乗ってくださいねー
肝心の総合商社との打ち合わせは、
まだ始めの一歩を踏み出したばかりなので、
詳細はまた別の機会にお伝えしますが、


この会社は、
ラオスの政府機関や、
日本のODA関連で、
大型インフラ工事を手掛けたり、


日本の大手一流企業とも
合弁会社を複数設立して、
様々な事業を展開するなど、


名実ともに
ラオスを代表する企業ですので、
今後良い形で繋がってるいければと思います。


もしこのメルマガをお読みの方で、


「ラオスにビジネス進出したい!」
「日本にラオスの何かを持ち込みたい!」



という方がいれば、
お繋ぎすることは可能ですので、
何かありましたらお声掛けください^^
編集後記
日本からタイへ戻る際には、
必ず日本の食料品を買っていきます。
(手に入りますが、やはり高いっす、、、汗)


この日は預け入れ荷物はなく、
手荷物(7kgまで)だけだったので、
その範囲で買って来た食材を
スーツケースに詰めて運んだのですが、
荷物検査のところで引っかかりました。


あ、そか。
100mlの液体類はダメだったか・・・


心当たりはあるので、
係員の指示に従ってスーツケースを開けました。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


係)「これ、缶詰なのでダメですね」
両)「あ、はい・・・。
   缶詰はダメって書いていますね、、、汗」



サバ缶(味噌煮)って、
意外と好きなんだよなぁ〜。
あー、だったら、食べておけばよかった。。涙


係)「これは中身がわからないし、
   100mlを超えてるのでNGですね」
両)「レトルトカレーのルーですけど、、、アウト?
   もしあれなら、開けてもらっていいですよ?」



全然開けるそぶりも見せず、、、
保管箱(要はゴミ箱)にポイっと。


今回せっかくだから、
ちょっと高めのホテルシェフ仕様の
特製カレーにしたのにぃぃ、、、悔


係)「これも液体扱いだからダメです」
両)「え、それって、里芋だよ?
   里芋、知ってるよね?飲めないよ。
   確かにとろみは付いてるけど、、、」



里芋とか煮込み系は、
海外で結構レアなので食べたくなるのです。


こいつ、絶対その気持ち、わかってない・・・怒


係)「これは2gオーバーですね」
両)「・・・・・・」



両)「あの・・・
   2gくらい何とかならないの?」
係)「はい、規則ですから」



最後はひじきと何かの和え物でしたが、
さすがにこの係員の発した最後の言葉には、
日本人としての心、おもてなしの心など、
微塵も感じられず、、、


しかも
多少の申し訳なさとか、
優しい笑顔とか一切なく、


面倒くさそうに対応され、
ここが空港でなければ、
確実にfightしてたと思います。
(エッ、お前が悪い??)


確かに規則は規則ですし、
法を犯してまで運ぶ代物でもありません。


でも、たった2g位、
オマケしてくれたっていーじゃない。


見て見ぬ振りとか、
お前の裁量で何とかできるだろ?と
(エッ、やっぱお前が悪い??)


ややキレつつも、、、
諦めてゲート目指して歩き出し時、


私の脇を、
明らかに100キロは超えている
太った男性が目に止まりました。


(俺の2gはダメで、
 あいつの100キロはいいのかよ、、、)


と、、搭乗するまでブツブツ・・・


くっそー。
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。

以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
※本メールの内容は事前の書面による許可なく複製、複写、転載、転送する事を禁じます。
※本メールは、投資にご興味を持って頂いた方に特別にお送りしているメルマガで、投資学習用に作成されています。
 記載されている内容は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。
※ご紹介している事例や数値、市場動向の見通しなどは、この文章を書いた時点での数値を元にした参考例であり、
 将来の利回りや運用成果、市場環境の変動等を保証するものではありません
バックナンバーはこちら
メールアドレスの変更配信解除利用規約個人情報保護の方針お問い合わせ

※メールマガジン配信設定後に退会された場合、退会当日、または翌日にメールが届く場合があります。
何卒ご了承ください。

Global Investment Academy
Rm.804, Boss Commercial Centre, 28 Ferry Street, Jordan, Kowloon, Hong Kong
info@academy-global-investment.com

Copyright(C) GLOBAL INVESTMENT ACADEMY All Rights Reserved.

このメールはGIA通信に登録された方にお送りしております。