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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.303
この用語を知ってないと取り残されます・・涙
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


ふと気付けば、、、
今年はもう、あと20日ちょっと。


毎年この時期になると、


「一年って、ほんと早いな〜」


なんて感じるのですが、
そのスピードが年々、
加速してる気がします・・・汗


はて?


それは良いことなのか、
あるいは悪いことなのか、、、


皆さんはいかがですか?w


続きは【編集後記】にて
たった4カ国で世界人口の4割を持つ
その巨大4カ国の総称は?
いきなりですが、問題です。


『BRICs』


これは具体的に
どこの国々を指すでしょうか?


普段からアンテナ高く、
政治、経済、金融の情報を
入手している皆さんのことですから、
即答できますよね?笑


ウィキペディア(Wikipedia)では
こう書かれています。


***************

2000年代以降
著しい経済発展を遂げている

・B:ブラジル(Brazil)
・R:ロシア(Rusia)
・I:インド(Indo)
・C:中国(China)

の4カ国の総称

***************




2003年にアメリカの証券会社
「ゴールドマン・サックス」社が、
投資家向けの報告書にBRICsという
語を用いたのが最初とされています。
(小文字のsは複数国をさす)


※また最近では、
 南アフリカ共和国を入れた5カ国を
 『BRICS』と呼ぶケースもあるようです。
BRICs4カ国に共通するのは、
国土がそれぞれ広大で、
4カ国を合わせると、
世界の約30%を占めること。


そしてそこには、
豊富な天然資源が眠っています。


4カ国が抱える人口も多く、
合計で約28億5千万人にも達し、
これは世界人口の約4割を占めています。


たった4カ国で・・・
世界の約4割の人口が持つって、


どれだけすごいねん!


と突っ込みたくなります、、、汗


しかも、高齢化問題に苦慮する
日本などの先進国とは異なり、
若年層が多くを占めているのが特徴です。


この結果、単価が低い
豊富な労働力を保持することで、
低コストで製品を作ることが可能になり、
厳しい国際価格競争にも耐えることができます。


さらに、人口が多いことで、
市場としても大きな可能性を秘めています。


つまり、
広大な国土に豊富な天然資源、
さらに人口が多いため若年労働者に
恵まれるとともに巨大な消費地でもあるのです。


共通項をもう少し詳しく見ると、
BRICsの4カ国は二つのタイプに
分類することができます。


中国は
安い労働力を武器に、
日本やアメリカなどの
先進国の工業生産を請け負い、
「世界の工場」とも呼ばれています。
(ちょっと今となっては古いですが、、、)


また、広大な国土、
人口世界一の中国は、
マーケットとしても
限りない可能性を秘めているため、
日本はもとより世界中の企業が進出しています。


中国の13億人に次ぐ、
約12億人の人口を有するインドも、
中国にやや遅れるものの、
中国と同様に安価な労働力と
広大な市場を武器に高度成長を続けています。


一方、ロシアとブラジルは、
この2カ国とは少し異なる
スタイルで経済成長を続けています。


ロシアは、
エネルギーの中心をなす原油
(埋蔵量世界8位)や天然ガス(世界1位)
といった天然資源に恵まれ、
その生産高は世界一を誇っています。


この天然資源の輸出が
この国の経済成長を支えています。


ブラジルも、
鉄鉱石やボーキサイトなどの
鉱物資源が豊富にあり、
鉄鉱石の輸出は世界一となっています。


ロシアとブラジルは、
豊富な天然資源の輸出を中心として
経済成長を続けています。


今から振り返ると、
ブラジルとロシアについては、
決して自国経済が好調とは言えず、


特に2010年以降、
著しい経済発展をしてきたか?
と言えば少し疑問は残りますが、、、、


何れにしても、このBRICsは、
今後中長期的にも世界における重要な
マーケットであることは間違いありません。
BRICSに続く大きなグループ
「VISTA」は課題もある
では、似たような問題で、


『VISTA』


とは、どこの国を指しますか?


・・・・・・


・・・・・・


少し考えてしまいましたね、、、


***************

・V : ベトナム(Vietnam)
・I : インドネシア(Indonesia)
・S : 南アフリカ(South Africa)
・T : トルコ(Turkey)
・A : アルゼンチン(Argentine)

***************



が正解です。


全問正解の方、
素晴らしいです!(パチパチ♪)


BRICsに続くグループとして、
2006年11月に提唱された造語で、


地理的なバランスと、
高成長のための条件、


すなわち、


・豊富な天然資源
・労働力の増加
・外資の導入
・政情の安定
・購買力のある中産階級の台頭



などを勘案して、
新興国からBRICs の次の
候補として上記の国々が選出されました。


ただ一方で、
政治情勢が不安定な国や、
民族問題、宗教問題、貧富の格差、
教育問題、未整備なインフラなど、
途上国共通の問題も抱えています。


せっかくなので
それぞれの国の特徴を
さらっと見てみましょう。


▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽


【ベトナム】


1954年から進められた
教育改革によって、
識字率90%以上など高い民度を誇っています。


加えて30歳未満の
人口が約6割にも達し、
低賃金で高品質の生産活動が可能なため、
生産拠点を中国から移行させる企業が増えています。


実際に足元の経済は非常に好調で、
今年1-9月の実質GDP成長率は、
前年比+6.98%と、2011年以来
7年ぶりの高い伸びとなる見込み。
▲ベトナム実質GDP経済成長率の推移



【インドネシア】


世界で4番目となる
約2億4千万人もの人口を有し、
若年労働者に恵まれています。


さらに、
石油・石炭・天然ガスなど
豊富な資源を保持し、
堅調な内需が続いていることや
通貨安を追い風にした輸出拡大などにより、
年間5%を超える高い経済成長率を示しています。


しかし、足元では、
経常赤字と財政赤字の
『双子の赤字』に悩まされており、


夏場以降の国際金融市場の
動揺に伴う資金流出圧力を受けて、
通貨ルピアの対ドル相場が、
一時約20年ぶりの安値となるなど、
極めて厳しい状況に直面しています。
▲ルピア相場(対ドル)の推移



【南アフリカ】


現在の国際的な定義上では、
BRICSの中に含めても良いかもしれません。


金やダイヤモンド、
さらにクロム、バナジウム、白金などの
レアメタルを多く産出されます。


2010年のサッカーW杯で、
インフラもかなり整備されましたが、
アパルトヘイトが撤廃されたものの、
依然として貧富の差が激しく、
治安面でも不安を抱えています。



【トルコ】


石油や天然ガスの産出量は、
中東諸国に比べて少ないですが、


中東やカスピ海周辺諸国から
欧州に送るパイプラインが通り、
石油関連産業を中心に成長し続けています。


つい先日も、ロシアから
欧州に天然ガスを送るパイプライン
「トルコストリーム」が一部完成し、


天然ガスが安定的に、
しかも安く手に入るようになります。
※2020年の操業を予定


ただ、地理的にも
ヨーロッパとアジア、中東に
挟まれていることなどから、


宗教問題、経済格差、人種問題、
EU加盟問題、そして最近では
アメリカやロシアなどとの
政治・外交問題など、
難問が山積み、、、、


昨今のトルコの経済環境については
10月のトルコセミナーでも
詳しくお伝えしているので
今回は割愛しますね ^^


あ、見逃してしまった!
という方はこちらから
【アルゼンチン】


肥沃で広大な国土を持ち、
家畜や穀物生産が盛んに行われています。


さらに石油や
天然ガスなどの天然資源が豊富で、
食糧的にもエネルギー面でも
恵まれた環境にあります。


ただ、2001年の
債務不履行(デフォルト)の宣言後、
約15年間、国際金融市場から遠ざかりました。


今年もインフレが急速に進み、
一時期前年比で40%近くなり、
市民は相当厳しい生活を強いられています。


当面の課題は、
自国通貨「ペソ」
安定化をいかに図るかが
焦点となっていますね。


▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△


以上、

『BRICs』
『VISTA』について

ざっと見てみました。
たとえ経済規模が大きくても、
あるいは高い経済成長が続いていても、
問題がない国などいない訳ですし、


またそれぞれ、
景気の循環・サイクルとして
良い時期、悪い時期は必ず訪れます。


投資は、タイミングが命。


仕入れに利あり。


安い時に仕込んで、
高い時に売りさばく。


これは投資に限らず、
商売にも通じる当たり前のことですが、
なかなかどうして、、、、汗


本物の投資家は、
時の流れを読むのが長けてますし、


それができるのも、
常に最新の情報を入手し、
分析する処理能力が高いからです。


誰もがまだ動かない時に
人に目立たずささっと動き、
みんなが動いた時には、
もうその市場からいなくなってる。。


皆を出し抜く、
といえば何だか聞こえが悪いですが、


投資の世界で
全員が勝つことはありませんし、
誰かがババを引くから、
勝者になることができるのです。



これまで海外投資の世界では、
常に日本人がババを引いてしまう、
なんていう風に揶揄されていましたが、


これからは我々が、
世界の潮目を先読みし、


・適切なタイミングで
・適切なエリアに
・適切な商品を
・適切な価格で仕込む



これを目指していきましょう。



そして、
勝者になりたい人。


あるいは
少なくとも、
投資で失敗せずに、
これ以上資産を減らしたくない人は


2019年1月20日の午後。


今から調整つけて
開けておいて下さい。


人よりも
一歩も二歩も前に出れる、


より豊かな人生を家族と、
好きな人と一緒に送るために
必要な武器、リテラシーを身につけられる、


そんな特別なセミナーを
開催しますので・・・・。
編集後記
人によっては、
充実している日々を過ごしているから、
毎日があっという間に過ぎてしまい、
結果的に1年があっという間に終わってしまう・・・


という説もあれば、


毎日の生活からの刺激が足りず、
何となくボォーと過ごしているから、
気が付いた時には1日が終わっており、
結果的に1年があっという間に終わってしまう・・・


という、両方の説があるようですが、
あなたはどちらだと思いますか?


もちろん、私自身、
前者であると信じていますし、
毎日毎日必死で生きてきて、


間違っても少しでも後悔が残らないように、
全力でここまで生きてきたつもりです。


ただ、何でしょうね。。。


目の前のことに
フォーカスすることが多い一年でしたし、


本来であれば、もっと長期的に、
それこそ、5年10年のスパンで人生を考え、


だからこそ、
そのために、今何をすべきか・・・


こういう考え方をしていかないと、
来年も同じように忙しさに忙殺され、
365日後に、このような媒体で、
また同じようなことを言ってしまうのではないか、、、汗


正直焦りもありますが、
年末年始を迎えるにあたって、
来年、あるいは再来年・・・


いやいや、、、


5年先、10年先に
どういう自分でいたいのか、


どういう会社であるべきなのか、、、
さらにはどういう風に他者から見られたいのか、、、


そこをもっと深掘りして、
徹底的に考え抜いていく必要があるのだな。。。


そう、思った次第です。


今年もあと20日間。


忘年会もあれば
終業式、卒業式、家の大掃除と、、
何かとバタバタする、それが【師走】です。


暴飲暴食に気をつけて・・・
(それはお前だろ!というのは置いておき、、、)


気持ち良い2019年のスタートが切れるよう、
今からしっかりと準備していきましょーーー!
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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