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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.290
新興国総コケの中で密かに復活を遂げている国とは?
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。


今週末は会員制投資コミュニティ向けに
定期的に開催しているセミナーのために
昨日は大阪、今日は東京に来ていますが


テレビから流れてくる映像に
目が釘付けで、ぞっとしています。。


続きは【編集後記】にて
多くの新興国が先行き不透明な中で
劇的に改善している国がある!?
アメリカの断続的な利上げに始まり、
米中・米露間の貿易戦争が続き、
さらにはトルコショックも加わって
新興国から一気に資金が引き上げられる
可能性が高まりを見せています。


特にもともと財務体質が弱く、
海外からの投資・資本に依存していた
ブラジル、インド、インドネシア、
トルコ、南アフリカの「フラジャイル5」
通貨が年初から軒並み下落。


アルゼンチンの中央銀行は、
30日に緊急利上げで政策金利を
年率60%引き上げたものの、
アルゼンチン通貨のペソ安は止まらず、
対ドルに対して過去最安値を更新。


近いうちに債務不履行(デフォルト)に
陥るのではないかという懸念が高まっています。


またフィリピンやベトナムなど
比較的経済が好調であった国々も、
インフレ率が上昇していることにより
通貨防衛策としての利上げを余儀なくされ、


新興国にはリスクオフという別種の
逆風が吹き荒れようとしています。


では、新興国が全てダメであるか?
といえばそうではありません。


2018年に入ってから、
深刻な経常赤字から黒字に転換させ、
外国からの直接投資金額も大幅に増やし、
劇的に改善を見せている国があるのです。


それは、我々も2016年当初から注目をし、
会員制の投資コミュニティ内で会員には
先行して案件のご紹介や現地視察・勉強会も実施した


「モンゴル」なのです。
資源大国・モンゴル
資源価値の総額は3兆ドルと推測!
モンゴルと聞いて、
あなたは何を想像しますか?


広大な大草原に放牧されている
牛や馬の姿が目に浮かびますか?


白鵬や朝青龍に代表されるように
大相撲あるいはモンゴル相撲でしょうか?


あるいはかつてモンゴル帝国を作り上げた
世界最強を誇った英雄、チンギスハーンでしょうか?


正直モンゴルの情報って
日本ではなかなか入ってこないですし、
ネットで検索しても古いものばかりで、
欲しい情報がなかなか手に入りませんよね。。
モンゴルの魅力といえば
なんといっても天然資源!


石炭、石油、金、銅、鉄鉱石、
レアメタル、ウラニウムなどの
天然資源が非常に豊富であり、
その資源価値は3兆ドルと推測されています。


中でもモンゴル南部の
ゴビ砂漠の中にあるオユトルゴイ鉱山は、
世界で最も大きな鉱床の一つであり、


この鉱山の埋蔵量は銅が1億トン、
金が3000トンと見込まれています。


アメリカ合衆国全体の埋蔵量は、
銅が3億5000万トン、金が3000トンですから、
このオユトルゴイ鉱山が持つ資源が
どれだけ大きいものかがわかりますね!


この豊富な資源があることから、
モンゴルは中長期的に裕福な国になると
世界中から期待を寄せられているのです。



私がモンゴルの首都、ウランバートルに
初めて訪れたのは2016年の夏。


モンゴルの自国通貨であるトゥグルグが
過去10年で最も安くなったということで、
不動産投資のチャンスはないものかと、
早速現地に飛びました。
その視察時の様子も含めて
後日モンゴルに特化したセミナーを
会員に対してのみ行ったのですが、
こちらはその時使用した資料の一部です。
言葉での説明がないので
少々わかりづらいかもしれませんが、
モンゴルに行ったことがない方でも
十分現地の雰囲気が伝わるかと思います。
(最後の2ページはおまけです笑)
外国直接投資と経済成長率に
高い相関関係が見られるモンゴル
モンゴルの経済は
鉱業と外国直接投資(FDI)の
動きによって大きく左右されます。


特にこの国では
外国直接投資が特に重要であり、
GDP成長率と大きな相関関係が見られます。
2009年のリーマンショックによる
世界的な金融危機の時でさえ、
外国直接投資の金額はあまり低下しなかったので、


GDP成長率はかなり早くに回復し、
2011年には17.3%のピークに達しました。


この高い経済成長の背景には
2つの要素が関係しています。


1つは石炭を始めとする
コモディティ価格の上昇がありました。
(出典:Trading Economics)


2つ目には
英豪系鉱業大手リオ・ティント社が
約60億ドルもの大金をはたいて
オユトルゴイ鉱山を開発するという
ニュースが流れたことによって、
海外から多くの投資資金が入って来ました。


またその当時モンゴルは
「マインゴリア」だとか
「ウルフエコノミー」などと
言われ始めたのがそこ頃からですね。


しかし、、、


どこの新興国でも経験しているように、
大きなブームの後には大きな停滞なり
破綻といったものが必ず起こります。


このモンゴルも同様に
2012年に入るとこれまでの状況が一変。


オユトルゴイ鉱山を運営する
リオ・ティント社が政府との間で
税金の支払いをめぐるトラブルもあり、
開発事業を中断せざるを得ませんでした。


また、新しい政府が、
外国投資のための政府の承認を
必要とする外国投資法を可決したことで、
海外からのモンゴルの投資を妨害し始め、


外国人投資家はモンゴルから資金を
一斉に引き下げてしまいました。


さらに追い討ちをかけるように、
コモディティの価格が一斉に下落。


また、これまで経済の後ろ盾であった
中国の景気も少し悪くなってきたこともあり、
モンゴルのGDP経済成長率も低下。


フロンティア市場資金の向かい先として
モンゴルと同様に人気の高かった
ミャンマーやカンボジアなどと比べて
経済が悪化したのはよくわかります。
モンゴルの経済について
もっと学んでみたいという人には
こちらもプレゼントしちゃいます!


数字は2年前のものなので
多少アップデートが必要ですが
大きなストーリーは変わりありません。


会員制のコミュニティの中では、
単に投資関連の情報発信だけでなく、
このように結構ガッツリ勉強してるのですよー笑
好景気と不景気の波は循環する
底を打ってからV字回復なるか!?
しばらく停滞期を過ごしたモンゴルでしたが、
2017年にIMFから550万ドルの融資を受け、
新しい中央銀行法を制定し、金融システムの
安定性を高めることに成功。


下のグラフにあるように
国の財政赤字も2016年以降急激に改善され、
今年に入ってからは黒字に転換しています。
また、政府とリオ・ティント社は
一連の税金問題を解決し、
オランダのFMOやベルギーのBIOなどの
国際開発機関はモンゴルへの投資を再開。


民間の海外からの投資も戻り始めています。


その証拠に、2017年には
モンゴルへの直接投資は136%増加し、
モンゴルのGDP成長率は、5.1%に達しました。


経済成長と外国直接投資の相関から、
外国直接投資が増加することにより、
モンゴル経済が上向くことは上述した通りです。


オユトルゴイ鉱山が
プロジェクトの第2フェーズを準備する中、
モンゴルの経済成長は、GDPとFDIの両方で
2011年のピークに似る可能性があると
エコノミストの中では言われ始めてきています。
高金利 x 為替差益 x 複利運用を狙う!
しかも放置プレーで手間なし
もちろん、
国の成長と為替相場は
単純にリンクはしませんが、
相関関係が高いことは間違いありません。


モンゴルトゥグルグ(MNT)は
2011年以降、毎年その価値を落としており、
現在では1米ドル当たり2,500MNTとなっています。


もしコモディティ価格が
現在の高い水準のまま推移し、
外国直接投資の金額も安定、増加してくれば、


為替水準も2011年頃の1米ドル約1,250MNTまで
戻ってくる可能性は十分あるでしょうし、
結構今が底値に近いような気がしています。
モンゴルは現時点で
ビザを保有していない外国人であっても、
銀行口座を開設できる珍しい国の一つです。


ただ、以前と比べると、
提出書類が多くなったりと、
徐々にハードルが高くなっているのも事実です。


モンゴル国内の銀行での
現地通貨建ての預金金利は、
1年ものの定期預金で14%と
未だに高い金利が付与されます。


私はすでに2016年7月に、
ある大手銀行において口座開設をして、
定期預金を組みましたが、
その当時は15.1%でしたので
2年以上高い金利で運用ができています。
(対日本円で為替はほぼ一定)


ネットバンキングもとても使いやすく、
自動更新機能が付いていますし


さらに満期になれば、金利を元本に加えて
運用を続けることが可能ですので、
複利効果もしっかりと期待できます。


しかも、定期預金ですから、
基本何もすることがありません。


預けたことを忘れないようにだけ
気をつけましょう!苦笑



「高金利 x 為替差益 x 複利運用」
という、トリプルゲインを狙える
可能性の高いモンゴルでの定期預金。


不動産投資も
5年間○%の利回り保証や、
買取保証などをうたっている物件もあるので、
ある程度リスクを抑えた形での投資は可能かと。


ただ、どちらかというと
「ハイリスク・ハイリターン型」
に分類されることでしょうから
その他の投資商品とのリバランスは重要です。


しかし、現地の環境を知り、
経済の動き・お金の流れをよく学び、
適切なタイミングでマーケットに参入できれば、
投資対象としては大変面白い国かと思います。


みんなが良い良いと言っている時は
投資のタイミングとしてベストではなく、
実はもう遅かった・・ということが少なくありません。


あとは自分で
どれだけリスクを取れるか。
そこは千差万別ですから、
ご自身の置かれている立場、
目指すべきゴールをしっかりと考えて、
冷静に投資判断をしていくように心掛けましょう。



最後に、こちらの資料も
プレゼントさせていただきます。
モンゴルでの金融・銀行関連の情報ですね。
投資案件としては
現在みなさんにご紹介するものはないですが、
やはり今後も注目すべき国の一つではあるので、
引き続き注意深く見ていきます。


今週のメルマガと
プレゼントしたセミナー資料を見れば
モンゴルについてはかなり理解できるはずです。


今週のGIA通信を読んだ方は
とてもラッキーでしたね!www
編集後記
台風21号の影響により
関西国際空港が水没し、
タンカーが衝突して500名以上が
空港に取り残され、缶詰になったり、、、


北海道で起きた
震度7の大地震で
多くの尊い命が失われたり、、、


普段地震や台風がない
タイ・バンコクを生活の拠点とし、
平和ボケしつつある私としては
改めて自然災害の怖さを知らされました。


自然災害については
自分自身でコントロールできませんが、


こういうことが起きないように願いつつも、
自分がそういう場面に直面しても
頭が真っ白になって困らないよう、


今からそれに対する備えをしっかりと
行うように気をつけましょう。
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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