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みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。
これまで様々な空港を利用してきて、
入国・出国する際のパスポートコントロール
(パスポートを見せてスタンプ押してもらうところ)では
実に様々なトラブルを経験していますが、
今回タイ・バンコクのドンムアン空港にて、
新たな発見というか、進化を発見しました。
続きは【編集後記】にて
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負のインフレスパイラルに落ちている トルコは利上げしない限り無理!? |
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最近トルコに注目している理由の一つとして、
不動産投資をする上で追い風に働きそうな
インフレ率の上昇ということがあります。
不動産購入時に、
さらに円高トルコリラ安になっていれば、
現地不動産を安く買えるチャンスが来るからです。
卵が先か鶏が先かの話にもなるのですが、
自国通貨が下がれば輸入コストが上がり、
それによって生活物資が上昇します。
物価が上昇=インフレとなり、
現金の価値が相対的に落ちますので、
これでさらに自国通貨が安くなります。
絵にするとこのようなサイクルに
入ってしまう訳ですね・・・
一般的に通貨安を食い止めるには、
金利を引き上げることが定石ですが、
イスラム教を信仰しているエルドアン首相は、
「金利が全ての悪の根源だ!」
という考え方から利上げには消極的であり、
その姿勢に対して市場から大量の失望売りが続いています。
直近7月のトルコ国内の消費者物価指数は
前月比で+0.6%、前年比で+15.85%となり、
年初から二桁の伸び率でインフレが進行中。
米国牧師解放を巡る外交・政治問題を発端に、
8月以降、さらにトルコリラが下落しましたが、
この通貨安が物価に反映されてくるのは
まだ先になるでしょうから、
数ヶ月後には前年比で+20%近くまで
物価が上昇することも十分に考えられます。
年間20%の物価上昇って
正直国民としてはかなりしんどいですよね、、涙
理屈や計算上は理解できるとしても、
ここ十数年デフレ経済に慣れてしまった
我々日本人にはなかなか想像に容易くありません。
ただ、そんなレベルでない
それこそ「半端ない!」インフレが
ある国で現在進行形として起こっていること、
みなさんならご存知ですよね?
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年率100万パーセントのインフレって?? 国家破綻の危機に近づくベネズエラ |
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舞台は「ベネズエラ」
南米北部の海岸に面し
自然の宝庫として、さらには
中南米最大の産油国として有名です。
社会主義国のベネズエラは
数々の愚かしい経済政策の失敗や
ここ近年産業の中心であった原油の
価格低迷などにより経済が急激に悪化し
今や国家破綻の危機に陥っています。
そもそもインフレとは
モノの価値に対して紙幣の価値が
目減りすることを言います。
そしてそのインフレが
程度を超えてハイパーインフレになると
人々は稼いだお金でモノが買えなくなり
働いても意味がないと勤労意欲を失います。
結果としてGDPは急激に縮小し
財政の安定が回復しない限り
減少の一途をたどるのです。
今日本ではベネズエラのことを
あまり多く報道されていませんが
かなり深刻な人道的危機の真っ只中にあり
国民の8割が満足に食事もできず
飢えに直面しているそうです。
街も至る所で強奪・暴行などの犯罪がおき
首都のカラカスは、世界でもっとも殺人が多い
都市ランキング50の第1位となっています。
政府としては
景気回復策の一つとして
大量の紙幣を刷ってばら撒いたようですが
その無秩序なやり方が結果的に
ある悲劇を引き起こしました。
こちらのチャートは
Bloombergが独自に作成したもので
ベネズエラでの1杯のコーヒー価格の推移を
インデックスとして表したものです。
2018年に入ってからの上がり方、、、
マジで半端じゃないっす。汗
先日IMFが発表したところによると
ベネズエラのインフレ率は
年末までに100万%に達すると予想しています。
IMFの西半球責任者は
「経済活動の崩壊とハイパーインフレ、
公共の物資と補助金付きの食料の不足が
大規模な海外移住につながっており、
近隣諸国への影響を大きくしている」
と述べて、
政府の財政状況に好転する兆しが見えない中、
今後も食料品や日用品を含むあらゆる
物資の不足が続くと説明しました。
正直このハンパーインフレが
どうやったら収束するのかわかりませんが、
このままいくと2000年代の終わりに
ジンバブエが経験したデフォルトが
現実味を帯びてきた感じのような気もします。
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1000万円がある日を境に100円に! 5桁も削られたベネズエラのデノミ |
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その国家破綻も噂されるベネズエラが
8月20日、ついにデノミを実行しました!
デノミと言っても
なかなか聞きなれない言葉ですが、
デノミネーション(denomination)の略で、
簡単に言えば、通貨単位の切り下げです。
急激なインフレが進行した際に、
通貨の表記が大きくなってしまった場合、
計算が面倒になってしまうので
表記を小さくしたいと思って
実行するものです。
今回ベネズエラで行われたデノミは
なんと!桁が5桁も削られる形となりました。。涙
1000万円の貯金を持っていても、
100円に強制的に変えられてしまった、
ということなります。
一体今まで何のために汗をかいて働き、
せっせと所得を貯金してきたことでしょうか・・
現金資産リスクの恐ろしい例ですね。。
下の写真はデノミ前にベネズエラで、
トイレットペーパーを購入するのに必要な額です。
1つのトイレットペーパーを買うのに、
なんと260万ボリバル(=44円)が必要でした。
これだけ紙幣の価値が落ちたのであれば、
あえてトイレットペーパーを買わずに
紙幣でそのまま拭いちゃった方が・・・
(ゴニョゴニョ・・・)
1万円札を刷るのにかかる原価は
20円と言われています。
100米ドルを刷るのにも
20セントと言われています。
原価があってないようなものに
我々の信用が乗って、今世の中で使われている
紙幣の金額、価値になっています。
今回のベネズエラの通貨ボリバル・フエルテは、
世界で最も価値を低下させた法定通貨の一つ
となるだろうと言われています。
デノミを実施してから1週間が過ぎましたが、
この間、新通貨ボリバルソベラノ(Bs)の
市中レートは対ドルで29%下落するなど、
通貨急落とハイパーインフレに歯止めがかかりません。
また、マドゥロ大統領が
野党の弾圧で独裁体制を確立しつつあることから、
状況が改善される見込みが薄くなったとして
国民の流出は後を絶たず、少なくとも
230万人に上ると試算しています。
お隣のペルーでは、
難民の流入に非常事態宣言を発令するなど
周辺国を巻き込む混乱は収束の兆しが見えません。
平和な日本にいると
このような国で起きていることで
直接的な影響がないばかりか
ニュースさえ入って来ないのですが
世界では色々と
解決困難でとても難しい問題に
今この瞬間も直面している国が多いことに
改めて驚かされます。
どうか少しでもこの悲劇が
収まることを願ってやみません。。。
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この日は、カンボジア・プノンペンまで
日帰りでの出張でした。
朝の6時半発の飛行機に乗り
夕方18時にはバンコクに戻ってくる
マゾにはたまらない出張プランです・・・汗
で、バンコク帰国時、
パスポートコントロールに並ぼうとした時、
新しい光景というか発見をしました。
日本の成田・羽田空港でもそうですが、
入国しようとする際に、
日本人専用ラインと
外国人専用ラインと分かれますよね?
タイ・バンコクは少し違っていて、
タイ人専用ラインと
外国人専用ラインの他に、
アセアン諸国専用ラインというのが
これまでありましたが、
今回びっくりしたのは
ついに◯◯人専用ラインができました!
あ、本当はパスポートコントロール内での
写真撮影は固く禁止されていますので、
良い子の皆さんは真似しちゃダメですよ・・・
確かにこのドンムアン空港は
本土の中国人が大量に渡航してくることから、
別名「中国国際空港バンコク派出所」とも言われますが、
さすがに第三国の人々のために
専用のラインを設けさせるとは、あっぱれです!
まあ、おかげで外国人専用ラインの
混雑が多少緩和されたことは言うまでもありません。。。
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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう! |
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