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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.288
ASEAN3兄弟の最新経済動向を探る
最近の海外ニュースはトルコ一色。
リスクオフに備えてやるべきことは?
今世界の中で、
最もホットな話題を提供しているのは
間違いなく「トルコ」でしょう。


あまり良いニュースではないですけど、ね汗


日本でも
連日このニュースが取り上げられ、
普段あまり海外に興味もない人でも
否応なしに耳に入っているはずです。


8月13日、トルコリラが、
1ドルあたり7リラ台にまで急落し、
年初から考えると約半値にまで下落。


このリラ急落で、
他の新興国通貨まで波及し、
アルゼンチンペソやインドルピーは最安値を、
ロシアのルーブル、南アフリカのランド、
インドネシアのルピアも2年超の安値となり、


また新興国通貨安にとどまらず
欧州、米国、アジアの株式市場も全面安と、
まさに「トルコショック」が世界中に伝播しました。


格付機関であるS&P及びムーディーズは、
同国の通貨安とインフレ急加速、
経常収支赤字を主な理由として、


S&Pはトルコの外貨建て格付けを、
アルゼンチン、ギリシャ、フィジーと並ぶ
「B+」に引き下げ、


ムーディーズは同国格付けを
「Ba2」から「Ba3」に下げました。
現在もなお、
トランプ大統領とエルドアン大統領との間で
お互いのプライドをかけた泥仕合、、、
(おっと失礼・・・)


2国間の対立が続いており、
その動向次第では世界的に大きなリセッション、
世界経済のメルトダウンが囁かれています。


海外での資産運用を推進、
あるいは実践している我々としても、
今後の動きにより注意が必要ですし、


場合によってはリスクオフの環境下における
資産防衛の動きを速やかにとるべきかもしれません。


自分は普段日本に住み、
日本で資産運用しているから関係ない!


という声も聞かれそうですが、
リーマンショック級のショックが起きれば
必ずあなたにもその影響が来ます。


情報のアンテナだけは常に高く、
そして日頃からメンテナンスされることを
心がけてくださいね。
資産運用・投資の世界で勝つためには?
情報を分析し、先を読む力が大事!
さて、そんな先行き不透明な中でも、
別に全てがネガティブになる必要もなく、
常に冷静に、自らの軸足をぶらすことなく、
将来のゴールに向けて歩みを進めていく必要があります。


資産運用、投資の世界で勝つには、
新鮮かつ正確な情報を入手することが大切ですが、


それと同時に様々なデータを、
自らの力で読み込み、内容を分析し、
さらにその先の動きを予測して
素早くアクションを起こしていくこと。


これに尽きるのです。


ですからこのメルマガでは、
一般的に公表されているデータや資料を使い、
そこに自分達なりの意見や解説を加えたり、


さらにはこれまで実践してきた経験を絡ませ、
物事をどういう視点で見ているのかも
一緒に学んでもらえたらと思っています。



さて、我々は以前から、
今後ますます経済が成長し、
国として発展していくASEAN諸国に目を向け、
各国での不動産投資を軸にご紹介してきました。


その中でも、
特にASEAN諸国でのトップリーダでもある
「マレーシア」「タイ」「フィリピン」での動きは、
必ず様々な角度から注意して見るようにしています。


今週はその3カ国における
最新の経済動向についてのレポートが、
シンクタンクから出ていましたので、
それを参考に一緒に見ていきましょう。
93歳のマハティール首相を迎えた
マレーシアは国内外から高い評価
まず最初に、マレーシアです。


+++++【マレーシア・基本情報】+++++

・人口:約3,205万人
・経済成長率:5.9%
・一人当たりの名目GDP:9,813米ドル
・インフレ率:3.8%
・ビッグマック価格:252円

(2017年データ)
++++++++++++++++++++++++++++



今年の5月に行われた総選挙にて
93歳のマハティール・モハマド元首相が率いる
野党連合「希望連盟」が過半数を獲得し、


1957年の独立以来
初めて政権交代が行われたニュースは、
瞬く間に世界中を駆け巡りました。


あれから約3ヶ月・・・


マレーシア国内は混乱が起きてないのか?
国民はどう思っているのか?


そんな不安感にも近い思いがありましたが
どうやら今のところ心配なさそうです。



マレーシア経済は、
世界経済の回復や原油価格の
上昇を受けてこれまで堅調に拡大し、


2017年の経済成長率は+5.9%と
3年ぶりに高い水準を記録したものの、
今年は景気減速が続いています。
(出典:ニッセイ基礎研究所)



4-6月期の実質GDP成長率は、
前年同期比4.5%成長と、
鉱業と農業部門のマイナス成長を受けて、
1-3月期から比べて▲0.9%低下。


鉱業部門は、
大型LNGパイプラインの
破損に伴う供給の混乱や、
日本向けLNG輸出の契約更改によって減少、


農業部門は、悪天候や
断食明けのハリラヤ休暇など背景に、
農産品の生産が落ち込んだことが影響した模様。


一方で、
民間消費は依然として良好な環境が続き、
雇用者数が前年同期比2.6%増と拡大。


民間給与(製造業・サービス業)も
同5.7%増と昨年から堅調な伸びが続いており、
雇用・所得環境の改善傾向が見られます。
(出典:ニッセイ基礎研究所)



また、政府系シンクタンクの
マレーシア経済研究所(MIER)が
四半期ごとに発表している消費者心理指数(CSI)は
1997年第2四半期以来、21年ぶりの高水準を記録しました。
(出典:JETRO)


この消費者心理指数が上昇した要因としては
マハティール政権の誕生により家計負担の軽減に
期待が高まったことが第一として考えられます。


具体的には、物品・サービス税(GST)の廃止、
売上税およびサービス税(総称してSST)の
9月の再導入まで期間があることなどが
プラスに働いたと言えます。


またインドネシアやフィリピンなど
近隣諸国ではインフレ(物価上昇)が
大きな問題になりつつありますが、
この国ではほとんど起きていないようです。


マレーシア統計局によると、
6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、
前年同月比0.8%で、1.0%を切ったのは、
実に3年4カ月ぶり。


2018年上半期(1〜6月)のCPI上昇率も、
前年同期比1.6%で、2017年通年(3.7%)と
比べても落ち着いているように思えます。


原油価格が一時的にも70$/バーレルを超えるなど、
産油国であるマレーシアにとっては追い風ですし、


世界経済の堅調な動きも
ハイテク製品の輸出が好調に繋がり、
マレーシアは良いサイクルに入っている模様。


従って、マレーシア経済は、
昨年ほどの高成長は望めないまでも、
民間部門を中心とした安定した
成長軌道を当面維持していくと
大方のエコノミストは見ているようです。


93歳になるマハティール首相の
健康問題がこの国の生命線にもなりかねませんが
これまでの数ヶ月の国内外の評価を見ると
何とか引き続き頑張ってもらいたいと思いますね!
消費意欲がむっちゃ旺盛のタイ
まだ土地価格が上がってるけど・・?
お次はタイを見ていきましょう。


+++++【タイ・基本情報】+++++

・人口:約6,910万人
・経済成長率:3.9%
・一人当たりの名目GDP:6,591米ドル
・インフレ率:0.67%
・ビッグマック価格:412円

(2017年データ)
++++++++++++++++++++++++++++



タイの2018年4-6月期の実質GDP成長率は、
前年同期比4.6%増と、前期の同4.9%増から
小幅に低下しました。
(出典:ニッセイ基礎研究所)


前期から若干成長が鈍化したのは、
6月に開催されたサッカーロシアW杯により、
EUからの観光客が減少したことで、
訪タイ観光客数が3四半期ぶりに
一桁成長に止まったのが原因、とのこと。


うーん、、、
どれだけの人がEU諸国からタイへ
観光に来てるんだって思ってしまいました・・苦笑


ただ、タイ経済は、
輸出の拡大を通じて民間消費が持ち直し、
また回復が遅れていた投資も上向いてきており、
景気は堅調に拡大しているとの見方が多いようです。


私も3年半このバンコクで生活をしていて、
この国の消費力の強さ、需要の高さを
肌で感じていますし、本当に驚かされます。


オシャレなお店は
若いローカルの子達でいつも繁盛しているし、
日本人の感覚からしてもお高い感じのレストランも
いつもタイ人で埋め尽くされています。


まあ、タイでもフィリピンでも、
昔から「宵越しの金は持たない」
っていう風にも言われてますけどね、、、苦笑


また気になる不動産についても
この傾向は顕著に表されているようです。


タイの不動産情報センター
(REIC)のデータによると、
同国の首都バンコクの平均土地価格は、
2018年第2四半期(以下、同半期)に
32.3%上昇したというから驚き・・・


特にバンコクの中心部を走る、
高架鉄道のBTSスカイトレイン付近では、
同半期に平均26.8%の地価上昇を記録した模様。
ただ、正直なところ、
不動産投資という視点で見た場合、
今のバンコク首都圏のマーケットで、
部屋を賃貸に出しても回しても
グロスの利回りが5%行くかどうかで、


さらにネットに直すと、
多くの物件が1〜2%まで落ちますから、
資産運用に適した国とは言い難いです。。


タイ不動産の
主な購入者である中国人は、
完全なキャピタルゲイン狙いと、
資産を海外へ出すことが目的で
この国の不動産を積極的に購入しているので、
そもそも我々と不動産を見る目が違うのです。


今でも日本では
タイ不動産投資のお話が盛んですが、
国として堅調に成長しているからといって、
細かいところを無視して容易に手を出すと、
痛い目にあうかもしれませんのでお気をつけくださいね。
人口ボーナス期が2050年まで続く
フィリピンは伸びしろがたくさん!
最後になりましたが、
フィリピンを見ていきましょう。


+++++【フィリピン・基本情報】+++++

・人口:約10,530万人
・経済成長率:6.7%
・一人当たりの名目GDP:2,976米ドル
・インフレ率:3.18%
・ビッグマック価格:293円

(2017年データ)
++++++++++++++++++++++++++++



フィリピン経済は、
概ね6%台後半の高成長を続けてきましたが、
2018年4-6月期は3年ぶりに6%成長まで鈍化しました。
(出典:ニッセイ基礎研究所)


政府は4月に、
環境破壊を背景に国内有数の観光地である
ボラカイ島を半年間閉鎖したことから、
サービス輸出が伸び悩んだほか、


インフラ投資を背景とする
資本財輸入の増加により純輸出が
悪化したことが成長鈍化に繋がったと分析。


民間消費は、
海外出稼ぎ労働者からの送金額の拡大を背景に、
引き続き底堅い伸びを維持していますが、
足元の物価上昇や就業者数の減少が
消費減速に繋がった模様。


7月の消費者物価上昇率は、
前年同月比5.7%増と昨年末から
+2.8%ポイント上昇して
5年ぶりの高水準を記録しており、
市民の生活にジワジワ響いてきています。
(出典:ニッセイ基礎研究所)


インフレを抑制しようと
早速政府も早速政策金利を
3.5%→4.0%と引き上げて、
3会合連続の利上げを行いました。


今後も米国金利の上昇が続くと、
新興国からの資金の引き上げが見込まれ
通貨ペソ安は進行していくでしょうから、
この辺の舵取りはなかなか難しいところでしょう。


ただ、フィリピンは
もともと人口が豊富な国であることに加え、
経済成長に欠かせない人口ボーナス期が
2050年まで続くと見込まれていますから、


まだまだ貧しい国とはいえ
将来的にASEANの中でも主役になっていく、
そんな大きな期待を持てる国なのは間違いありません。





以上、今回は先日リリースされた
シンクタンクからのレポートを参考に、
主要ASEAN3カ国の最新経済環境を見てきました。


何か一つでも
学びに繋がることがあればいいのですが、
一番はやはりご自身の目でこれらの国を見て、
実際に肌で感じることが大切でしょう。


普段の生活環境にはない世界に、
あえて自らの身を置くことって、
今後の人生で間違いなくプラスになると思います。


今回紹介した3カ国は、
日本から遠くても6時間程度もあれば着きますし、
LCCを使えば往復で3万円程度しかかかりません。


もう夏休みも終わりに近づいていますが、
ぜひ今のうちに見ておいて
決して損はないと思いますよ!
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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