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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.274
少しの【差】が将来大きな【差】に変わる事実
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの
両角です!


今週はカンボジア・プノンペンに
4日間滞在していました。


ちょうど国王の誕生日とかで
月曜・火曜と祝日だったこともあり
街はいつもより静か。


毎回移動の際にかなりの渋滞で
余計なストレスを感じていましたが
今回はそれもなく実りある滞在になりました。
さて、今週から
1100名を超える弊社専用LINE@
『暗号通貨コミュニティ』から参加された多くの方にも
こちらのGIA配信を配信させていただいております。


当メルマガは
最近ホットな暗号通貨の情報はもちろんのこと
全世界の投資情報についてフラットな視点でお伝えしているものです。


単に何が儲かる!とか
今これが熱い!とかのノリではなく


あくまで各々の資産形成に役立てる上で
必要なリテラシーをつけていただくための
情報マガジンです。


ですので時折アカデミックな内容もありますが
毎週定期的にお読みいただくことで
自然と必要なリテラシーが身につきます。


ぜひ最後までお楽しみください ^^
アメリカが圧倒的ナンバーワン!
日本の海外不動産投資の実情
世界最大の事業用不動産サービス
および投資顧問会社であり
法人向け不動産のトータル・ソリューション・
プロバイダーであるCBRE社が


「日本発のアウトバウンド不動産投資 2017年」
というレポートを発表しました。


アウトバウンドという、少し難しい
マーケティング用語を使っていますが


簡単に言えば
「日本人の海外不動産投資の実態」
とでもなりますかね笑


さて、このレポートによると
2017年に生じた海外不動産投資の総額は
27億ドル(約3000億円、前年比▲9.1%)で


これは投資額が増加した2011年以降
3番目に大きい規模となったようです。


投資先を見てみると
最も投資額が大きいのは23億ドルの米国で
全体に占める割合は前年とほぼ同じ85%でした。


好調なアメリカ経済の恩恵を受け
不動産価格も年々上昇をしている地域も多く


また土地価格と比べて
建物価格の比率が多くとれることから
減価償却を使った節税を目的として
不動産を購入している投資家が多いのも
アメリカ不動産の人気理由の一つでしょう。


一方、EMEA(欧州・中東・アフリカ)への
投資額は1億ドルで、前年から64.6%も減少しました。


欧州連合からのイギリスの脱退の決定により
欧州全体の動向への懸念が高まったことが
投資額の大幅な低下の原因と考えられます。
一方ここ最近、海外不動産投資といえば
大きな成長が期待できるASEAN諸国に
多くの日本人投資家が関心を寄せているかと思いますが


伸び率では前年比+52.3%となっているものの
投資額自体はアメリカのたった13%程度の
3億ドルしかないのは少し驚きでした。


年々どの国も成長しているとはいえ
まだまだ物価の安い国ですから
不動産価格自体が安いことが
影響しているかもしれません。


ただ、2017年に発表された
海外の不動産開発プロジェクトは
事業費合計(公表ベース)で50億ドルで


そのうち8割(件数ベース)が
アジア太平洋地域が対象となっていて
その6割を住宅が占めています。


やはり今後の経済成長や
中間所得者層の増加が見込める
新興国での開発が中心となっているようですね。
後塵を拝する日本の海外不動産投資
その興味深い理由とは?
一方で、また興味深い数字もあります。


先日Bloomberg社が出した記事によると
2017年において日本が海外で行った
不動産投資の金額は世界で14位に
とどまっていることがわかりました。
▲出典)Bloomberg


確かに各国のGDPの規模から考えると
日本の投資額は他の国々に比べて
かなり少ないように感じますよね・・汗


その要因として
ドイチェ・アセット・マネジメントの
ディレクターは以下2点の理由を挙げています。


1)機関投資家の間で
 「不動産投資の専門家」がまだ少ない

2)バブル期の「トラウマ」が影響している



確かに海外での不動産投資は
当然ながら国が違えば文化も商慣習も違いますし
そもそも言語が違うので日本人にとっては
参加するだけでもハードルが高いです。


しかも不動産投資は
物件を買っておしまいではなく
そのあとのリーシング(賃貸)や物件管理
さらにはメンテナンスなどを含めた
プロパティマネジメントが必要です。


残念なことに
日本で当たり前と思っている
そういう仕組みが諸外国では不十分だったり
未整備であることが大きな障害かもしれません。


また、バブル期の失敗が
日本人投資家のトラウマになっている
という分析はなかなか面白いコメントですね。


確かに機関投資家などは
巨額な不動産投資をしていると思いますので
その当時は相当痛い思いをしたはずですし


「こんなことだったら投資は二度とやらん!」
みたいなことを言っている会社経営者や
個人投資家の方もいるかもしれませんね・・・
もちろん誰しも失敗は嫌ですし
汗水垂らして頑張って働いて貯めたお金を
何らかの投資活動で溶かしてしまっては
元も子もありません。


ただ、やはり今の日本国内には
魅力的な投資商品は少ないですし
特にマイナス金利にもなっている今の現状では
お金はいつまでたっても増えません。


やはり本気で資産運用を考えるには
海外のマーケットを活用していくことが必須であり
そして少しでも早いうちから取り組むことをお勧めします。


それを裏付ける幾つかのデータをお示ししましょう。
金融資産が右肩上がりに増えてるけど
でも、、、「悔しいです!!」
こちらは日本の家計金融資産の推移を示したもので
2016年末には資産合計が1,815兆円まで増えています。


自らの状況に置き換えてみると
あまり実感がわかない方も多いかと思いますが
これをみる限り、日本はとても素晴らしいように見えますね。
(もちろん天文学的な借金・負債も同時にあるのですが、、、涙)


そして次のグラフは
米国・英国・日本それぞれの
家計金融資産の構成比を表したものです(2016年末)
これによると日本人は
現金や預金が全資産の51.7%を占めており
米国(13.8%)や英国(24.0%)と比べて
如何に保守的であるかがわかります。


それは国民性の違いやし、悪ないで!
(なぜか関西弁・・・苦笑)


みたいな声も出るかもしれませんが
この資産ポートフォリオの持ち方のせいで
次のグラフのような違いが生まれたとしても
まだそうした思いを持ちますか?
上記は米国・英国・日本の
それぞれの家計金融資産の推移です。


日本が1995年から2016年に至るまで
金融資産を1.54倍伸ばしたのに対して
英国は同資産を2.46倍も増やし
米国に至っては3.32倍も増加させているのです。


もちろんこの結果が先ほどの
資産ポートフォリオの違いだけで
説明がつく訳でもなく


当然ながら
それぞれの国の経済環境などが
大きく関わってくるのですが


それでもやはり日本人は
資産運用が他の先進国と比べて
上手ではないことを示すデータの一つです。


ちょっと、、、「悔しいです・・・!」
一つ一つの小さな【差】が
将来的に大きな【差】になる!
では、どうすれば良いのか?


海外で資産運用をすると言っても
上述したように様々な問題があり
資産を海外へ移せば良いということでもないです。


肝心なことはこうした現実を知り
自らが積極的に資産運用・投資について
学んでいく姿勢が大切なのです。


残念ながら
生きるために必要な【お金】の授業は
学校でも会社でも教えてくれません。


本来であれば
親から教えてもらうのが良いですが
多分みなさんの中でも
親からお金の教育を受けた人は
かなり少ないというか、いないのでは?


であるならば
もう自分で勉強するしかないのですね。


特に投資の世界は
知ってるか知らないかが大きいですし


知識の【差】
経験の【差】
行動の【差】
勇気の【差】
時間の【差】
努力の【差】
人脈の【差】
情報の【差】



今はそれぞれほんの少しの差かもしれませんが
今後の長い人生の中でそれらはものすごく
大きな【差】になって帰ってきます。
弊社グローバルインベストメントアカデミーは
日本人のファイナンシャルリテラシーを
少しでもグローバルスタンダードに合わせるべく
様々な側面から情報をお届けしています。


そして海外をベースに活動している利点を生かし
世界中のパートナーとWin-Winの関係性を築きながら
魅力的な投資案件の発掘とご紹介をしていきます。


単に一つの国だけではなく
単に一つの投資商品を扱うのではなく


横断的に比較検討しながら
様々な国の、様々な投資商品を吟味し
自らが実際に行動して経験したことを
このような媒体を通じてお伝えすることで
みなさんの資産形成・資産構築に役立てます。


海外では日本の常識なり経験値が
通じないこともあったりなかなか難しいですが
それでも日本国内にはない大きなチャンス
可能性に満ち溢れています。


ぜひそれらをみなさんにも知ってもらうべく
また今日も世界を飛び回って活動していますので
今後も楽しみに我々からの情報をお待ちくださいね!
▲今週カンボジアにてある極秘プロジェクトの説明を受ける投資家集団(日本人は私のみ・・涙)
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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