vol.36「属人主義と属地主義」

vol.36「属人主義と属地主義」

みなさん、こんにちは。

グローバルインベストメントアカデミーの
両角崇(もろずみたかし)です。

先日日本に行った際に
私が運営している会員制投資クラブの
方々に対して行ったセミナーでの出来事。

私は現在4カ国に法人を所有していますが
それぞれの国の法人における税金と
個人での所得税の支払いについて
実体験をもとにお話させて頂きました。

すると、
参加している会員の方から一同に

「へぇ〜、そいつはすごい!」
「そんなに違いが出て来るんだ・・・」

という声を頂きました。

別に私が偉いとかすごいのではなく
それぞれの国で定められている
税金のルールに基づいて支払った
結果だったのですが ^^;

ただ、その違いを
しっかりと理解しておくことは
今後の資産形成に大きな違いを
生む事になるのは間違いありません。

ということで、今回のテーマは
個人の所得税に関する問題

「属人主義と属地主義」
の違いについて触れていきます。

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  国によって納税の仕方が違う
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さて、そもそも
「属人主義」という言葉。

みなさん聞いたことがありますか?

所得税の課税の方法に関しては
各国そのルールが決められておりますが
大きく分けて

・属人主義

・属地主義

の2種類に大別されます。

属人主義は
アメリカやフィリピンで採用され

属地主義は
日本やマレーシアなどで
採用されています。

一体それぞれどのような
違いがあるのでしょうか?

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     「属人主義」
  どこにいようと自国に納税する
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属人主義は
その人が何処の国に住んでいようが
税金は自分の国籍の国に
支払う必要がある。という方式です。

ですから
オリジナルのアメリカ人というのは
日本に住んでいようが、中国にいようが
ヨーロッパにいようが
アメリカに納税をする義務を負います。

フィリピン人も同様です。

フィリピン人は英語が話せますので
フィリピン国外の英語圏の先進国へ
OFW(Oversea Filipino Worker)と呼ばれる
出稼ぎ労働者が多く存在します。

彼らは年収が高い先進国へ出稼きをして
そこで稼いだお金の一部を
母国フィリピンに仕送りしますが
その額の一部が国の税収となります。

どの国に行っても
納税する義務は変わらないので
フィリピン人が多く海外出稼ぎした方が
国の税収は増える仕組みになっています。

またアメリカの話ですが
所得税率が極めて低い国に行っても
アメリカ人にとっては関係がなく
母国アメリカに納税する必要があります。

ですから、一部の金持ちアメリカ人は
国籍を無くすことを考えます。

これは一定の金額を支払えば
国籍を無くすことができるので
多額の税金を支払いたくないために
この条件を満たそうと
お金を支払う人もいるようです。

つまり、まとめると
「属人主義」を取っている国では

どの国に住んでいようが
国籍を持っている限り
自国に納税する必要がある

ということなのです。

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     「属地主義」
   住んでいる場所で納税する
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さて、
フィリピンやアメリカが採用する
属人主義の考え方に対して
属地主義とはどういうことでしょうか?

「地」に属するわけですので

税制としても
そこに住んでいる国の税法に従って
住んでいる国に税金を支払いなさい。

という考え方です。

例えば、私のように
マレーシアに住む「日本国籍保有者」は

マレーシアに住んでいるので
日本の税制の範囲からはずれ
マレーシアの税制に従って
税金を納めます。

これが属地主義です。

フィリピンやアメリカの
「どの国に住んでいようが
 自国に税金を納めなさい」
とは反対の考え方です。

ということは?

これも書いてしまうと
たまに叩かれるので
本当は自粛したいのですが、、、

例えば、日本から離れて
タックス・ヘイブンの国に住めば
大きく節税ができるわけです。

その移住先の税制に従うわけですから。

日本ー>所得税50%(住民税10%含む)
マカオー>所得税10%

なんていう状態ですので
この「属地主義」を理解して
うまく個人の資産構築をする上で
節税することが可能です。

「脱税」は犯罪の1つであり
絶対にやってはいけないことですが

「節税」はルールに則って
支払うものは支払い
支払うべきでないものは支払わない。

このスタンスは間違っていないと
思っています。

こうして世界に目を向け
たくさんの知識をつけることによって
強く賢く生き抜く力を身につける。

是非みなさんにも
まずはその違いを理解して頂き

いずれ来るそのタイミングで
実践して頂きたいと思っています。

以上、今回も最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございました!

ご意見・ご感想・お問い合わせも
お待ちしておりますので
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それでは、次回のアカデミー通信で
またお会いしましょう!

両角 崇