vol.33「中東の混乱とアメリカの介入のなぜ?」

vol.33「中東の混乱とアメリカの介入のなぜ?」

みなさん、こんにちは。

グローバルインベストメントアカデミーの
両角崇(もろずみたかし)です。

私は現在この仕事に就く前
日本である外資系企業に勤めていました。

ということは
いわゆる転職・起業組の一人なんです ^^

実は、その在職していた会社というのは
売上高、利益金額ともに
世界の中でも1,2を争う大きな会社で

アメリカ系石油メジャーといえば
お分かりになるかも知れませんね。

「なんでそんな企業を辞めて
 転職・海外移住なんかしたんだ?」

まあ、その辺の事情はまたいつか
お話させて頂くとして・・・笑

退職後の今もなお
石油産業の動向や原油価格の動きは
常に気になるところです。

みなさんもご存知の通り
現在の原油価格というのは
需給のバランスで決まるのではなく

投機的なマネーの動きで
価格が乱高下することがあります。

つまり
中東をはじめとする原油産出国で
何か衝突なり問題が起きた時には

たとえ世界的に
原油の非需要期であったとしても
先のマーケットを見据えて
価格が急上昇することがあります。

今回中東のシリアやエジプトでの混乱で
原油価格が高騰したのはその理由ですね。

そして現在アメリカが
シリアに対して軍事介入するかどうか
世界中から注目を浴びています。

一見このことは
我々に直接関係がないようなことですが

海外投資家を目指す身としては
ここでの背景を知っておくと

今後何か起こった時に
自分に有利なアクションを取る事が
できるようになります。

ということで、今回のテーマは
「中東の混乱とアメリカの介入のなぜ?」
について迫っていきます。

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  アメリカが軍事介入に消極的な
   もう1つの理由とは?
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さて、現在原油価格は
1バーレル当たり103$辺りで
推移していますが

常に上値をうかがっている
非常に緊迫した状況であります。

ただ、マーケットの評価としては
原油は今後しばらく高止まりすると
言われておりますが、

その理由は一体何でしょうか?

そこにはシリアやエジプトでの
混乱が大きく関係しています。

シリアの問題が何も解決せず
中東の情勢が不安定な状態であれば

原油の価格は引き続き
高止まりするでしょう。

最近、アメリカがシリアに
軍事介入するという話がありましたが
アメリカはそれを渋りはじめています。

一体なぜか?

1つには
多額の軍事費用がかかるからです。

軍事介入、つまり戦争をするには
多額のお金がかかってきます。

2003年に行ったイラクに対する
制裁として軍事介入した時にも

3兆ドルにものぼる国防費が使われた
と試算されている。

それが国の財政をさらに悪化させ
国の経済回復を遅らせた理由の1つと
言われております。

ですから、議会としては
これ以上そんな費用を捻出できない

ということで、軍事介入に対して
一斉に反対の姿勢を取ったのです。

ただ、ここでは語られていない
アメリカが介入に慎重になった
もう1つの別の理由があるのです。

それは意外にも

「シェールガスバブル」
^^^^^^^^^^^^

が大きく関係しているのです。

はて、シェールガスと軍事介入。。
一体どういうことでしょうか?

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  アメリカが介入に消極的なのは
  ○○○○○大国になったからだ!
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そもそもシェールガスとは
岩(シェール)から採取される天然ガス
のことであり

原油に代わる重要な資源として
今世界中から注目を集めています。

そしてそのシェールガスは
アメリカ本土に100年分のエネルギーが
埋蔵しているとも言われています。

その結果
今アメリカ、特にテキサス州を中心に
多くの企業や人が流れ込むことで

いわゆる「シェールガスバブル」
が発生しているわけです。

このことは
今まで多くのエネルギーを輸入に
頼ってきたアメリカ経済にとっては
プラスの影響を及ぼすものです。

また、もともとアメリカという国は
非常にずる賢くといいますか

「エネルギーを持つ国が世界を制する」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

と考える国ですので
自国の原油を掘らず
(自国の原油は残したままで)
主に中東から原油を輸入していました。

要するに
いざ中東が不安定になったり
世界的に原油が不足した時に

アメリカはここぞとばかりに
国内の原油を掘ってそれを輸出し

世界での地位を安定的なものにしようと
画策していたわけです。

しかし
シェールガス革命によって
100年分相当のエネルギーを
確保できたことがわかったので

自国のエネルギーの枯渇を
心配する必要がなくなりました。

そこで
アメリカ国内の原油採掘の制限をやめ
今はどんどん掘り始めました。

さて、こうなってくると
アメリカというか石油メジャーとしては

既に自国でエネルギーをまかなえるので
世界の原油価格が高くなってくれた方が
都合がよいわけです。

ですから
多額の軍事費用をかけてシリアに介入し
中東を安定させるより

ある意味ここは傍観して
中東が不安定なままで原油の価格が
高止まりしてくれた方がいい・・

アメリカがシリア介入に消極的なのも
エネルギー大国になることが見えている
そういう理由からだと考えられます。

原油価格の上昇は
普段生活をする上では
物価上昇に繋がるものとして
悪影響を及ぼすものですが

私自身、ある特別なスキームを活用し
通常数千万円単位でないと参加できない
原油の採掘事業へ参画していますので

実は原油の価格があがれば
私もそこからの配当が上がるという訳で

アメリカの介入には否定的なスタンスを
持っている一人でもあります ^^;

あ、別にドンパチ戦争をやれ〜
と言っている訳ではないですよぉ。。

以上、今回も最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございました!

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それでは、次回のアカデミー通信で
またお会いしましょう!

両角 崇