題名は勇ましいが、内容は「中国の不動産上昇は危ない」
ということを前半で説明。後半はちょっとずれて
民衆暴動と軍事台頭につきページを割いている一冊。
証券化を中心とする米国サブプライムローン問題とは
本書の展開はまるで関係なく、単に価格が上がるから
みんな貸し込んでいます、という論理。
普通の中国危機煽り本だが、著者が中国の方だけあって
現地紙等のナマ報道情報は興味深い。
Kindle 価格: | ¥760 (税込) |
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【中国版】サブプライム・ローンの恐怖 (幻冬舎新書) Kindle版
リーマン・ショック後に約48兆円の財政出動をした中国は、その副作用でまさにバブル崩壊寸前。中国のヤバすぎる経済実態を暴く。
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2011/9/29
- ファイルサイズ315 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
中国問題評論家。1962年、中国四川省成都に生まれる。北京大学哲学部を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2007年に日本国籍に帰化。2008年より拓殖大学客員教授に就任。著書は『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)、『私はなぜ「中国」を捨てたのか』(ワック)、『中国の経済専門家たちが語るほんとうに危ない! 中国経済』(海竜社)など多数。中国や日中関係の問題について精力的にテレビ出演、講演、執筆活動を展開する。
登録情報
- ASIN : B009CU14X6
- 出版社 : 幻冬舎 (2011/9/29)
- 発売日 : 2011/9/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 315 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 17ページ
- ページ番号ソース ISBN : 4344982347
- Amazon 売れ筋ランキング: - 589,600位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,189位幻冬舎新書
- - 74,124位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年12月8日に日本でレビュー済み
生産性は増えている。ただ、輸出が低下し生産過剰で引き受け手がいない。個人消費率は低下傾向で貧富の差も激しい。財政出動が巨額。投機目的の不動産購入が多い。等が書いてあります。
1つ1つのデータの説明はありますが、データを基に想像する未来などを期待した分、著者の今後の未来予測がなかった事にがっかりしました。
今後中国はどうなるの?って逆に疑問が湧いてしまう本のような気がします。最後に外れてもいいから未来を予想してほしかったです。ただ、中国経済について考えるきっかけにはなると思います。
1つ1つのデータの説明はありますが、データを基に想像する未来などを期待した分、著者の今後の未来予測がなかった事にがっかりしました。
今後中国はどうなるの?って逆に疑問が湧いてしまう本のような気がします。最後に外れてもいいから未来を予想してほしかったです。ただ、中国経済について考えるきっかけにはなると思います。
2012年4月1日に日本でレビュー済み
この本は、大きく前半(125ページまで)と後半(126ページ以降209ページまで)に分かれています。前半は中国経済の危うさについて、後半は多発する民衆暴動と軍事大国化する中国について書かれています。
前半部分については、主に次のようなことが書かれています。
(a) 中国はインフレが高じており民衆(特に貧困層)の生活を圧迫しており不満は暴発寸前の状態にある。
(b) 以前から中国経済は、過剰なマネーサプライ環境のもとで、内需が弱く外需と投資に頼っていた歪な経済構造があった。最近の物価高を抑制するために金融引き締めが行われたことで、中小企業の多くは続々と廃業に追い込まれている。製造業は衰退している。
(c) もともと不動産への投機体質があったところに、リーマンショック後の著しい金融緩和と投資は不動産等への投機を呼び起こしており、バブルがはじける危険性が極めて高い。
このような指摘は以前からあることで、特段目新しい部分は少ないですが、中国経済の危うさを再認識する意義は大いにあるでしょう。
後半は、盤石にみえる中国共産党の施政が意外に危うく、民衆のエネルギーを制御できなくなりつつあることがよくわかる内容となっています。また、軍事大国化する中国の軍部が独断で動いており、文民がコントロールしきれていない危うさも記述されています。
私は、特にこの後半部分をとても興味をもって読みました。
著者の石平氏はもともと中国人で日本に留学、その後日本国籍を取得した人であり、現在の中国のあり方に極めて辛口な論陣を張っている人です。なので、この本に書かれていることはやや「中国に辛口」な論評なのかも知れませんが、このような視点は貴重なものと言えます。
「中国は元気がよい。経済も好調。」というような安直な認識を改めさせてくれる良書と思います。
前半部分については、主に次のようなことが書かれています。
(a) 中国はインフレが高じており民衆(特に貧困層)の生活を圧迫しており不満は暴発寸前の状態にある。
(b) 以前から中国経済は、過剰なマネーサプライ環境のもとで、内需が弱く外需と投資に頼っていた歪な経済構造があった。最近の物価高を抑制するために金融引き締めが行われたことで、中小企業の多くは続々と廃業に追い込まれている。製造業は衰退している。
(c) もともと不動産への投機体質があったところに、リーマンショック後の著しい金融緩和と投資は不動産等への投機を呼び起こしており、バブルがはじける危険性が極めて高い。
このような指摘は以前からあることで、特段目新しい部分は少ないですが、中国経済の危うさを再認識する意義は大いにあるでしょう。
後半は、盤石にみえる中国共産党の施政が意外に危うく、民衆のエネルギーを制御できなくなりつつあることがよくわかる内容となっています。また、軍事大国化する中国の軍部が独断で動いており、文民がコントロールしきれていない危うさも記述されています。
私は、特にこの後半部分をとても興味をもって読みました。
著者の石平氏はもともと中国人で日本に留学、その後日本国籍を取得した人であり、現在の中国のあり方に極めて辛口な論陣を張っている人です。なので、この本に書かれていることはやや「中国に辛口」な論評なのかも知れませんが、このような視点は貴重なものと言えます。
「中国は元気がよい。経済も好調。」というような安直な認識を改めさせてくれる良書と思います。
2011年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国の怖さを余す所無く伝えている書です。
何で中国は「こうなのか?」と思う事暫しでしたが、彼らのカルチャーと共産主義体制の恐ろしさとその暴走が良く分かった。
民主党の小澤氏が、政権交代すぐに、新参の議員を引き連れて中国詣をした等や、尖閣問題への菅政権の対応を見ると、
共産中国を勢いづかせた事だろうな、と今更ながら思うと同時に、さて自民党政権だったらそうした対応が上手に行っただろうか?
と考えると、そうは行かなかったろうなぁ、と暗澹たる気持ちになります。
どの党の国会議員も、中国人及び中国共産党の知識が殆ど無いまま、政治をしていると言う感がします。
国会議員は元より、小生の様な政治に関係のない者も中国人と中国共産主義の真実を知る事のために、
本書を是非読むべきと思います。
何で中国は「こうなのか?」と思う事暫しでしたが、彼らのカルチャーと共産主義体制の恐ろしさとその暴走が良く分かった。
民主党の小澤氏が、政権交代すぐに、新参の議員を引き連れて中国詣をした等や、尖閣問題への菅政権の対応を見ると、
共産中国を勢いづかせた事だろうな、と今更ながら思うと同時に、さて自民党政権だったらそうした対応が上手に行っただろうか?
と考えると、そうは行かなかったろうなぁ、と暗澹たる気持ちになります。
どの党の国会議員も、中国人及び中国共産党の知識が殆ど無いまま、政治をしていると言う感がします。
国会議員は元より、小生の様な政治に関係のない者も中国人と中国共産主義の真実を知る事のために、
本書を是非読むべきと思います。
2011年9月29日に日本でレビュー済み
これまで、色々中国の情報は、耳から聴いたり
本を見たりしていましたが、
同書は、中国を知り尽くした人物が
中国の現状を、しっかりと伝えており、
日本にいるだけではわからない日本の姿を
克明に伝えています。
中国不動産バブルが崩壊すると一体どうなるのか?
そういったことを考えたい方や
これから中国進出を検討している方は
必読の1冊です。
本を見たりしていましたが、
同書は、中国を知り尽くした人物が
中国の現状を、しっかりと伝えており、
日本にいるだけではわからない日本の姿を
克明に伝えています。
中国不動産バブルが崩壊すると一体どうなるのか?
そういったことを考えたい方や
これから中国進出を検討している方は
必読の1冊です。
2011年11月7日に日本でレビュー済み
米国の住宅バブル崩壊が問題なのは、過剰債務に伴うバランスシート調整が長期的な景気低迷の一因となっている点である(日本の不動産バブル崩壊にも同様のことが言える)。しかし、信用市場がそれほど発達しておらず、ローン・トゥ・バリューが比較的低い中国においては、同種のバランスシート調整が生じる可能性は低いのではないだろうか。また、米国のサブプライムローンが問題になったのは、それを裏付けとした証券化商品の市場が麻痺したことが金融危機の引き金となったことであり、証券化商品の市場が未発達な中国では、同種の金融危機は起こるべくもないと考えられる。本書はタイトルとは裏腹に、こうした問いに対する回答を何一つ提供しない。本書にあるのは、「中国の住宅価格は物凄い勢いで上昇しており、銀行貸出も物凄い勢いで伸びているのでバブルに違いない。バブルなので、いずれ崩壊して米国のサブプライム問題のような大問題になる」という素朴なアイデアと、それをサポートするエピソードの羅列だけである(この説に対する反証となり得るようなエピソードは一つも出てこない)。中国は広いので、住宅市場の地域間格差も極めて大きいはずだが、その点に関する言及はない。また、低成長にあえぐ先進国と高成長を続ける中国では、住宅価格や融資の伸びの適正水準も当然大きく異なるはずであるが、これに関する記述もない(高成長と都市化を考慮すると、中国の住宅価格は国全体としてみればバブルとは言えないとの説も存在する)。そもそも、バブルを論じているにもかかわらず、バブルの定義すら明らかにしていないのである。議論の前提が曖昧なまま、「中国で起こっていることは米国のサブプライムローン問題と同様」だと主張されても、説得力に著しく欠けるのは止むを得ないであろう。もっとも、本書で紹介されているエピソードにはそれなりに興味深いものも幾つかあるので、それを拾い読みする分にはよいかもしれない。
2012年3月27日に日本でレビュー済み
いろいろと評価はわかれているようですが、私としては星5つとさせて頂きます。
分量が少ない新書サイズでありながら、チャイナ経済の実像と危険性を十分に語っています。
前半では、チャイナの経済発展が過度の通貨供給や不動産投資に頼っている様子を分かりやすく解説しています。リーマンショックやサブプライムローンから始まった金融恐慌への対応は、そうせざるを得なかったとは言え、酷い状況です。
デフレが続く日本も大変だよ、という気持ちもありましたが、経済的に打撃を受けたチャイナのほうが影響は深刻かもしれません。
後半では、社会不安が広まった場合の暴動や言論活動、進むスタグフレーション、国内の不満を逸らすための体外強硬姿勢などなど、目が離せない状況を示しています。
一気に読めて、おもしろいです。
分量が少ない新書サイズでありながら、チャイナ経済の実像と危険性を十分に語っています。
前半では、チャイナの経済発展が過度の通貨供給や不動産投資に頼っている様子を分かりやすく解説しています。リーマンショックやサブプライムローンから始まった金融恐慌への対応は、そうせざるを得なかったとは言え、酷い状況です。
デフレが続く日本も大変だよ、という気持ちもありましたが、経済的に打撃を受けたチャイナのほうが影響は深刻かもしれません。
後半では、社会不安が広まった場合の暴動や言論活動、進むスタグフレーション、国内の不満を逸らすための体外強硬姿勢などなど、目が離せない状況を示しています。
一気に読めて、おもしろいです。
2011年10月25日に日本でレビュー済み
2011年10月24日の中国国内新聞が報じたところによると、北京市朝陽区内の一部不動産物件は
10月に入ってから価格が2割も急落し、上海市内でも価格が三分の一に暴落する物件があった。10月
3日の新華通信社記事が「年内に全国の不動産価格の暴落」を予言している。要するに中国の不動産バブルの
崩壊が既に目の前に迫ってきているが、今から一年前に「2011年に中国バブル崩壊」と予測した日本国内
の唯一の評論家は、すなわちこの本の著者である石平氏だ。経済の専門家でもない彼がどうしてこれほどの予測が
出来るのかといえば、本書を読めばよく分かると思う。中国の国内事情に精通する彼は、実は経済の専門家も
顔負けの実証的手法を使って中国の経済問題に深く切り込んでいるのである。中国経済の抱える根本的矛盾を
突いた鋭い一冊である。
10月に入ってから価格が2割も急落し、上海市内でも価格が三分の一に暴落する物件があった。10月
3日の新華通信社記事が「年内に全国の不動産価格の暴落」を予言している。要するに中国の不動産バブルの
崩壊が既に目の前に迫ってきているが、今から一年前に「2011年に中国バブル崩壊」と予測した日本国内
の唯一の評論家は、すなわちこの本の著者である石平氏だ。経済の専門家でもない彼がどうしてこれほどの予測が
出来るのかといえば、本書を読めばよく分かると思う。中国の国内事情に精通する彼は、実は経済の専門家も
顔負けの実証的手法を使って中国の経済問題に深く切り込んでいるのである。中国経済の抱える根本的矛盾を
突いた鋭い一冊である。